癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

今シーズンもXCスキーレースを楽しむ

2018年12月11日 | スキー・クロカン

これまでに届いた2月中4週連続のレースの案内要項

 今年もまた例年通りXCスキーのレースを楽しみたい。加齢とともに徐々にタイムや順位は下降気味ではあるが、長距離運転が大儀でなく、完走できているうちは、その大会の最長距離の部に出場し続けたいと思っている。

 現在のエントリー予定は下記の6レースである。(1~2月のレースはエントリー済み)
 1/20(日)HBCハウス歩くスキー大会 15km
 2/3 (日)札幌国際スキーマラソン 50km
 2/10(日)おおたき国際スキーマラソン 15km
 2/17(日)恵庭クロスカントリースキー大会 30km
 2/24(日)湧別原野オホーツククロスカントリースキー大会 80km
 3/3 (日)十勝大平原クロスカントリースキー大会 42km?


先頭は、10年以上前の自分

1、XC(クロスカントリー)スキーとは
 
 そもそもは、XCスキーは、スキーを履いて自由に野山を歩き回ることである・・・したがって、山スキーもそうだし、歩くスキーもその範疇に入る。「バックカントリースキー」も同じような意味合いであろう。

 ここで言う狭義のXCスキーは、距離スキーとかスキーマラソンに分類されものである。テクニック的には、スケーティング走法とクラシカル走法があるが、一般的な愛好者は、圧倒的にスケーティング走法が多い。

 歩くスキーとの違いは、用具も全て滑走性を重視した作りになっていて、滑りやスピードが全然違う。競技性が強く、「走るスキー」と言った方が解りやすいかも知れない。滑走性を高めるための雪質に合わせたワックスの選定とワックステクニックも必要だ。

 ただし、ある程度幅広(最低2m)に整備されたコースでなければできないのが難点である。札幌などの道央には常設のコースが多く、気軽に楽しめるが、雪の少ないこの道南には、今はもう皆無になってしまった。もっとジョギングを楽しむように日常的にできる環境がほしい。

2、XCスキーを始めたのは

 自分がXCスキーにのめり込んだのは、50歳頃だった。長年取り組んできたアルペンスキーでは汗を掻くことはない。そこで、冬でも楽しみながら汗が掻けるスポーツを探していた。そのころ、たまたまワールドカップやオリンピックで大活躍していた複合の荻原健司選手のお陰で、距離スキーがTVでも放映されることが多くなった。一般スキーのスケーティング操作がそのまま応用できそうなので、自分もできそうと思ったのがきっかけである。

3、XCスキーの魅力

 自分にとってのXCスキーの魅力は、「心地よい滑走性と全身運動」と「自分のペースで味わえる大きな達成感・満足感」にあると言える。

◎「心地よい滑走性と全身運動」
 登りは非常に辛いが、そのあとに待っている下りや平地での滑走感と爽快感が堪らない。人生と同じようなもので、辛いときもあれば楽しいときもある。

 また、両腕での推進とそのための上体の筋力、交互の足で蹴っては乗り込んで滑らせる脚部の動き・・・まさに全身運動だ。ちょっとした上り坂などでは、あっという間に心拍数が上がり、心肺機能も高まるし、汗を掻くことができる。一般スキーと違って転倒しても怪我の心配がほとんどないのも魅力だ。
 
◎ゴールの達成感や満足感
 これが、遠くまで出掛けても参加したくなるレースの一番の魅力である。マラソンでもそれは感じられるが、XCスキーに比べて、単調でただ苦しいだけで、せいぜいハーフマラソンが精いっぱいである。ところが、このXCスキーは50kmでも80kmでも走れてしまうのが不思議だ。
 
 マラソンに比べて、コースに変化があり、登りは辛いが、下りでは休むことができて、すぐに元気が取り戻せることや、一歩一歩の距離がランよりはかなり長くて、膝への負荷が少ないことなどが自分好みなのかも知れない。

 レースでも、自分のレベルでは、他人と競争することは全くと言っていいほどない。ひたすら自分のペースを楽しみ、自分の辛さとの闘いだけである。天候や雪質や雪音、ワックスの選択などによって、同じコースでも、タイムや順位がその度に違うことも面白い。
 いずれにしても、この年齢で挑戦できるものがあり、達成感や満足感を味わるだけでもうれしい。

◎国内最長の「2018湧別原野オホーツククロカンスキー大会」のyoutube映像をどうぞ!
(プロがドローンも駆使して撮影している素晴らしい映像。2分52秒後に自分が左端に登場します)
https://www.youtube.com/watch?v=AJRqqg2GRqY&feature=youtu.be