拙筆による北海道新聞(札幌圏版)隔週金曜日朝刊連載の『ほっかいどう山楽紀行』だが、記録を見たら、第1回が2012年6月2日の「空沼岳」だった。すでに、4年目に突入していた。早いものである。明日が77回目の「伏美岳~ピパイロ岳」の掲載日である。
いつまでという見通しや約束はなかったので、漠然としたまま引き受けて今日を迎えている。ただ、「終わったら本にしましょう」と言ってくださったので、であれば、本としては最低200ページは必要だろう。1回分を見開き2ページに掲載しても100回分は必要だろうと考えて、そのことは伝えてある。
ここへ来て、困っていることが一つある。それは、積雪期(12月~5月上旬)の約半年間の記事である。これまでは、なるべく旬な山ということにこだわり、自分が登った山の中から掲載時期に合わせた内容の山を選んできた。したがって、積雪期は一般的に夏も登れて冬も登れる山を選んできた。掲載写真も雪山を使い、内容も冬山登山の様子も記述してきた。それは始めたころの担当編集委員の要望だったからだ。
しかし、ここへ来て、夏も登れて冬も登れる山が少なくなってきた。あってもマイナーな山が多い。100回にこだわると、あと23回分だが、まだ書きたいメジャーな山がたくさん残っている。しかし、積雪期にはアプローチが難しく、一般的でない山が多い。
ちなみに、積雪期にこだわらなければ、今後ぜひ掲載したい比較的メジャーな山は下記である。
遊楽部岳、乙部岳、カルルス山~来馬岳、手稲山、神威岳(札幌)、オプタテシケ山、忠別岳、愛別岳、石垣山、三国岳、音更山~石狩岳、ウペペサンケ山、平山、楽古岳、神威岳(日高)、チロロ岳、イドンナップ岳、エサオマントッタベツ岳、野塚岳、横山中岳、豊似岳、羅臼岳、武佐岳、知床岳、天塩岳、利尻山など。
ただし、冬期間でも、夏山だけの内容で、旬な山という要望には応えることができない。
このほかに、逆に、夏は一般的でないが、積雪期なら登れる割と人気の高い山で、書きたい山は下記である。
群別岳、浜益岳、ピリカヌプリ、海別岳、函岳、チトカニウシ山など。
この辺りを、現在の担当編集委員と相談した上で、今後の予定を決めようと考えている。
★これまでの76回分の記事は、すべて下記で読むことができます。
http://sakag.web.fc2.com/sangaku.htm