癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

組織強化の妙案は?

2014年10月03日 | 日常生活・つぶやき

トラック勝負へもつれ込んだ男子マラソン。
日本の松村選手と川内選手は善戦及ばず、ちょっとの差で銀と銅メダルだった。

 朝から雨の1日、午前中はTVでアジア大会の男子マラソンを観た以外は、ずっとPCの前に座っての作業に勤しんだ。

 午前中は、HPのこれまでの山行記録の中に入れていた「歩き旅・フットパス・旧山道紀行」を独立したジャンルに分けて、独立させた目次ページを作った。今後、このジャンルへの挑戦と記録も充実させていきたいと考えているからだ。ここまでは楽しかった。 
 http://sakag.web.fc2.com/aruki.htm

 しかし、午後からは、退職組織の北海道本部の50周年記念誌の原稿書きに苦しんだ。与えられた題名は「組織強化の取り組み」だった。

 最近は時代の流れなのか、自分が関わっているスキー指導員会も、この退職組織も、組織離れが進み、最近急激に会員が減って来ているのが悩みの種だ。どちらも個人加入の親睦団体のような組織なので、退会しますと言われれば、そうですかと言わざるを得ない。

 スキー指導員会の退会の理由は、スキー人口の減少に伴って、指導の場が少なくなってきていること、その上に、資格維持のために登録費用や年会費が結構高いので、資格を返上する会員が増えてきているからだ。これは、仕方ないことだと思っている。

 しかし、退職組織の方は、昨年までは新会員加入率が8割を切ったことがないのに、今年は5割近くまで落ち込んだ。理由は、①今年から退職しても年金がすぐに出ないので余裕がない。②第2の仕事をしなければならないので、退職したという感じがない。③メリットが感じられないなどである。

 退会者の理由は、健康上の理由が多いを上げる人が多いが、本音の部分では、徐々に減ってくる年金、消費税や物価の上昇などの経済的な理由のようだ。年4300円の会費とそれに見合うメリットを問われると、説得力のある答えは見つからない。若い会員(といっても60歳以上だが)は、活動が目に見える函館支部の会費に比べて、北海道本部の会費の高いことを理由に上げる人が多い。これらの多くは「支部にだけなら残りたい」と本音を漏らす。

 これまでも、先輩たちがいろいろ魅力ある活動や事業を展開し、魅力ある情報提供等の工夫に努めてきた。にも関わらずの現象である。昔は、先輩・後輩の関係や義理と人情で人の繋がりが強化され、このような組織が維持されてきた。しかし、最近は、「義理がすたればこの世は闇だ~」ではないが、人の繋がりが薄れてきていることは否めない。そこへ来て、最近の経済的な圧迫感である。余計な支出や付き合いは控えたいと思うのは大いに理解できる。

 そんな中で組織強化の妙案があれば、とっくに行使して、その流れを食い止めている。それができないから悩んでいるのだ。そんな中で「組織強化の取り組み」・・・何とかページは埋めたが、あくまでも今後の展望といった内容の抽象論でしかなく、「書き終えた!」という満足感はまったくなし・・・。 

 好きな山の記録や紀行文はいくらでも楽しく書けるが、この手の原稿は本当に嫌だ!