癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

すべて最高!往復10時間強の飯豊山

2008年07月01日 | 登山・旅行
無数とも言える前衛峰といくつかの2000m級峰を擁し、東北では比類なきスケールの山塊を誇る飯豊連峰。その主峰が飯豊山である。古来より信仰で拓かれた山で、新潟県、山形県、福島県に跨がっているが、今日歩いた三国山から細々と稜線伝いに飯豊山を越えて福島県が入り込んでいるのが面白い。飯豊神社が福島県の管轄になっているかららしい。

この山塊は数日掛けて縦走したいところであるが、今回は福島県側の川入の御沢登山口から日帰りピストンに挑戦した。往復の距離27km、標高差1550m、今回の山旅の中でも最もハードな計画である。

まだ薄暗い4:00にスタートして、9:45頂上着(5時間45)、45分休んで、15:00下山(4時間30分)。平日にもかかわらず、30人以上の人と出会ったが日帰りは誰もいなかった。

天候に恵まれ、飯豊連峰の最高峰の大日岳(画像)はもちろん、連峰の山々はすべて見えた。それにしても、大日岳は存在感と風格のある山だ。あの山が三百名山の中に入っていないのが不思議なくらいである。遠望は雲海の上に2000m以上の山の頭だけが見えるだけだった。

また、三国岳の登りに掛かる1600m付近から種蒔の1800付近までの4kmほどは、まさにヒメサユリロードであった。さらに、1900m以上の稜線はお花畑である。花の種類は北海道と同じ花が多いが、ウスユキソウが一面に咲いているのには驚いた。

下山後はいいでの湯で疲れを抜いた。明日は天気予報の関係でNi君と一緒に登る約束をしていたえぶり差岳の予定。近くの道の駅胎内まで移動した。