癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

土方歳三の歩いた道を調査研究しているも~さんに感動!

2006年05月23日 | 日常生活・つぶやき
 先日、福島町に現存する「殿様街道」を歩いたのは、箱館戦争時代の土方歳三の歩いた道を探索しながら調査研究をしている「も~さんの日記」がきっかけであった。今日の午後、彼の調査研究と「殿様街道」についてもっと詳しく聞きたくて、本日市内の喫茶店で再会した。

 も~さんとは同じ年齢で若い頃からのスキー指導員仲間である。しかし、彼が仕事の関係で函館を離れていたこともり、長い間親交は途絶えていた。それが、復活したのは、一昨年、私の四国遍路が新聞に掲載され、それを目にした彼からメールをいただいたときである。彼は59歳のときに自転車で日本一周をして、そのときに四国遍路も自転車でやり遂げていたのである。

 それをきっかけにお互いのアウトドア指向のHPを時折見合う仲となった。そして、彼が2年前から箱館戦争時代の土方歳三の歩いた旧道(今は埋もれてしまっている)を追いかけて、調査・研究を続けているのを知った。

 彼の持参した研究・調査資料を拝見してまず驚いた。話を聞いて、予想を遙かに超える取り組みに心底驚いてしまった。興味本位などという半端なものではなく、立派な研究である。もう少しで終わるというが、すばらしい研究論文として十分耐え得る貴重な歴史資料が完成するはずである。

 膨大な関係市町の郷土史資料、関係図書、新聞や各地の関係パンフなどのコピー、道立図書館まで何度も足を運んで収集した明治時代や大正時代の地図のコピーやネット上での航空写真・・・などを手がかりにしての藪をこぎ分けての探索、地元の老人からの聞き取り・・・それらしいところを見つけるととにかく入って行ってみて探って見る・・・その痕跡を地図に落としての整理・・・まさに感動、感激そのものであった。よく2年間であそこまで・・・伏して脱帽、立って敬礼ものである。

 箱館戦争時代の土方歳三の歩いた道・・・私が知っているだけでも、函館~松前間の「殿様街道」「白神山道」「吉岡山道」、彼が上陸した森町鷲ノ木~函館間の「川汲山道」、江差~大野間の「江差山道」など、資料としては残っているが、それらの道はすでに山野に埋もれてしまっているのである。それを自分の足で全て探し出そうとしているのである。

 彼の探し出した旧道の痕跡をぜひとも歩いてみたいものであるが、それを整備保存するのは彼ではない。それぞれの地元の方々である。そのためにも、一日も早く彼の調査研究のまとめが発刊され、日の目を浴びて欲しいものである。今度、探索の機会にぜひ同行させていただくことを依頼して彼と別れた。

 彼のサイト「自遊旅 男、ひとり旅のススメ」には、残念ながら「土方歳三の歩いた道」関係のコンテンツはない。あまりにも膨大な資料で、どのように整理してよいのか分からないのだそうである。今後、ぜひ何らかの形でサイト上にも公開して欲しいものである。