エアコンを設置する場所が無いけどエアコンを設置したいというお客様。
部屋の壁面が全て埋まってます。 棚と窓が壁に並んでエアコン室内機を設置する場所がありません。
何回かお客様と協議をし現地調査をしてようやくここならという場所で施工する事ができました。 でも少し特殊な工事だったので記録として残しておきます。
今回の設置場所は天袋です。あまり使わないという事でこの面に取り付けます。これは良くある事です。ハウジングエアコンからのれ替えでこの位置に壁掛けエアコンを設置するのでこの場所は珍しくありません。
この天袋が建物の角にあり特殊な位置?にあります。台形の天袋内からこの
位置が特殊だという事を想像してください。
配管を通す穴を開けました。何でこんな真ん中に?端の方が良いのでは?
そう思われるかもしれません。そのワケは、この裏が隣の部屋の押し入れだからです。
この穴より上は開けられません、この穴より下も開けられません。 もう少し奥に開けても良いのですがなるべく勾配も持たせたかったのです。
穴を開けたら配管を通していきます。この天袋はもう開ける事が出来なくなるので今後の事を考えて配管を通しました。
左が外壁です。この外壁の配管を通す穴も微妙でこれ以上下げると室外機を置くところで支障が出ます。何とか勾配を持たせて押し入れの中を配管しました。
室内機の背板を固定。これでもうこの天袋は開かずの扉です。
完成。
この室内機の裏側は様々な工夫が施されているのです。
以前からお客様はこの部屋にエアコンが欲しかったそうです。
ようやく実現出来てお客様に喜んでいただきました。
ご依頼ありがとうございました。