トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

トルコ系諸国は今年も春の祭ネヴルスを祝った

2017年03月20日 | 国際
月21日 春の祭ネヴルスは、近年、PKKが政治的な決起大会に利用していますが、本来ネヴルスは長い歴史を持つ、春を迎える祭です。

 Sabah

今年も、国際トルコ文化協会(TURKDOY)はトルコ系諸国の多くの組織とともにネヴルスを祝いました。寒い暗い季節が終わり、春の到来を歓迎する祭がネヴルスです。3月21日が春の始まる日とされ、バルカンから中央アジアまでの人々がネヴルス祭を祝っています。

祭の起源については諸説ありますが、ペルシャ語で“新しい日”を意味するネヴルス(Nevruz)は、イスラム以前の、ペルシャ帝国のゾロアスター教がオリジンと言われます。ゾロアスター教では、3月21日を世界のできた日、1年の最初の日と考えられています。

春の到来を最初に祝ったのは中央アジアの人々といわれ、また、トルコの伝承によれば、ネヴルスの基本的な意味は独立を祝うことにあるとも言われます。ネヴルスはトルコ人が長年捕らわれていたエルゲネコンから、灰色の狼アセナに導かれて、自由へ向かって出発した日と言われます。それ以来、トルコ系諸国では、ネヴルスは新しい年の始まりとして賑やかに祝わっています。

Sabah

オリジンはともかく、今日、何百万の人々が自然の目覚めとともに、ネヴルスを祝っています。国連総会はネヴルスを、ユネスコの無形文化財のリストに正式に登録し、3月21日を“国際ネヴルス・デー”としました。アナトリアでは、ネヴルスは、“スルタニ・ネヴルス”“ネヴルス・スルタン”“3月9日”“3月の収穫”のような、さまざまな名で呼ばれています。

ネヴルスは3月21日に、ひろく祝われていますが、地域によって、3月20日、22日、23日に祝うところもあります。ネヴルスの祭では、火が焚かれ、人々はその上を、願い事をしながら3回飛び越えます。


少なくとも4000人の外国人がトルコの刑務所にいる

公的データによると、少なくとも4000人の外国人犯罪者がトルコの刑務所にいます。外国人犯罪者は売春、強盗、ハイジャック、偽札製造と使用、ドラグ密輸、人間運び屋などの罪で有罪判決を受けています。

 Hurriyet

刑務所・留置場管理局のデータによると、刑務所内には少なくとも19万7000人がいて、その中の4000人が外国人だそうです。外国人犯罪者の大半は、現在トルコに300万人住んでいるシリア人です。最も犯罪が多い県はイスタンブルで、次がブルサ、アンタリヤ、イズミル、コジャエリ、サカリヤ、アンカラの順です。

元・警察学校の研究者トゥルグト・ギョクス氏は、犯罪のタイプは、犯罪者の社会経済的階層と、彼らの国籍によるネットワークと関係していることが多いと言っています。「社会経済的に低い階層の人々が犯すある種の犯罪があります。それは“公的秩序犯罪”と言うことができます。これら犯罪に関わるトルコ在住の外国人は、社会経済的に低い階層にいると指摘できます」とギョクス氏は言いました。

同じく元・警察学校の研究者エルカン・コジャ氏は、これを憂慮すべき状況と言っています。「トルコ国内で外国人が犯罪を犯すと、人々はトルコ市民が犯罪を犯したときより不安を感じるのです」


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「EUは“不当に”トルコを批判している」ハンガリー首相

2017年03月19日 | 国際
3月20日 ハンガリーのヴィクトル・オルバン首相が、トルコはEUに“不当に”批判されていると言いました。

 Hurriyet

「EUはトルコと仲好くやっていく必要がある。われわれは安全保障をトルコ人に押しつけておきながら、彼らを批判し、攻撃し、非難している。これは賢い政策ではない」と、オルバン首相は、3月17日ラジオ・コシュートで語りました。

セルビアとの南の国境の第2のフェンス建設に関して、オルバン首相は「まえにも言ったように、トルコの合意を得てから、フェンスをつくるべきだ」と言いました。「オーストリアやドイツの人々は、ハンガリーがヨーロッパの国境を守っているから、枕を高くして眠れるのだ」

ハンガリーは難民対策の一環として、チェコ、ポーランド、スロヴァキアのヴィシェグラード・グループの支援で、兵隊と警察で国境警備を強化しています。2015年、ハンガリーは難民の流入を止めるために、セルビアとクロアチアの国境に有刺鉄線を設置しました。ハンガリーはまた、国境地域に非常事態を発令し、不法入国に対する罪も重くしました。


トルコはPKKのデモを許可したドイツを非難

非合法組織クルド労働者党(PKK)の支持者たちに、フランクフルトでのデモ行進を許可したドイツを、トルコ外務省が非難しました。

 Hurriyet
フランクフルトで行われたPKK支持者のデモ


PKKをテロリスト集団と認定しているドイツが、PKKのシンパに、収監中のPKK党首アブドゥラ・オジャランのポスターやPKKのシンボルを掲げて行進するのを許可したことは、思想を的扇動だと、トルコ外務省は言っています。「われわれはこの誠意のない態度を非難する」と外務省は言いました。「われわれは駐アンカラ・ドイツ大使に、この件に関する不快感を通告した」

ドイツ当局は、3月18日、フランクフルトで春の祭ネヴロスを祝う行進を許可しましたが、トルコ当局は、行進に参加する人々はPKKの支持者たちだと明言しました。トルコの大臣たちが、ドイツに住むトルコ人有権者にスピーチすることを禁じられた数日後、このデモ行進が行われました。

Sabah

約9000人の人々がPKKのポスターや旗を掲げて、フランクフルトの街を行進しました。3月2日、トルコ内務省は、オジャランの肖像など、禁じられているPKKのシンボルのリストを更新したばかりですが、デモ参加者はポスターや旗を掲げ、反トルコのスローガンを叫んでいました。

トルコ大統領府のイブラヒム・カルン報道官は、フランクフルトでのネヴロスの行進を許可したドイツ当局を強く非難しました。「トルコの選ばれた代表である大臣と市民との集会を、ドイツ当局が危険だ主張し禁じるのはあり得べからざることだ」

「フランクフルトのデモ行進を許可したことから考えると、ヨーロッパのある国々は、4月16日にトルコで行われる国民投票を妨害しようとしているとしか思えない」とカルン報道官は言いました。「われわれはもう1度、ヨーロッパ諸国に言いたい。ヨーロッパがトルコ国民の意志を左右することはできない」


「シリアのモスクへの空爆は戦争犯罪だ」トルコの副首相

3月17日、ヌマン・クルトゥルムシュ副首相は、北部シリアのモスクへの空爆は“戦争犯罪”だと非難しました。3月16日の夜、アレッポーの西のアルジーナ村のモスクが空爆を受け、38人が死亡しました。

 Hurriyet

「これは人類に対する犯罪だ。戦争犯罪だ」と、クルトゥルムシュ副首相はチャナッカレで記者団に語りました。「モスクにいる市民とモスクを爆撃するなど、とても受け入れがたい」この空爆の責任はどこにあるのか、まだ明らかになっていません。シリアとロシアの戦闘機が飛行していました。アメリカ軍は「3月16日、イドリブで、、アルカイーダ関係の戦闘員を空爆したが、モスクは攻撃していない」と言っています。

民間防衛隊のヤフヤ・ジャヴァドさんは、この攻撃でアレッポーのアルエタリプでは何十人もの負傷者も出ていると言いました。「ロシアのジェット機と思われる飛行機が、アレッポーのアルエタリプ地区に近いアルジーナ村のモスクを、礼拝の時間に空爆した」と彼は言っています。

ジャヴァドさんは、民間防衛隊はモスクの瓦礫の中から人々を救出していると言いました。「空爆されたとき、モスクには200~300人がいました。死者はまだ増えるでしょう。モスクをジェット機が攻撃するなど受け入れられない」

紛争が始まって6周年に、首都ダマスカスへの自爆攻撃があり、30人が死亡しましたが、その翌日、今回の空爆がありました。


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「子供は5人持て」とエルドアン大統領がEU在住トルコ人に

2017年03月18日 | 国内
3月19日 エルドアン大統領が、ヨーロッパに住むトルコ市民に、「ヨーロッパ大陸での存在を増して“ヨーロッパの未来”になるために、子供は5人持ちなさい」と呼びかけました。(大統領は本国に住むトルコ人には「子供は3人は持て」と言っています)。

 Hurriyet

「ヨーロッパに住む、わが国の市民に言います。子供は3人では足りない。5人です」と、エルドアン大統領は3月17日、エスキシェヒル県の集会で言いました。

「あなたが住み、働いている場所は、あなたの故国であり、新しい母国です。権利を主張しなさい。ビジネスをひろげ、子どもたちをよい学校に入れなさい。家族をよい場所に住まわせ、よい車に乗りなさい。りっぱな家に住みなさい」と大統領は言いました。「そして、あなたがヨーロッパの未来になるのです。それが、あなた方に対する悪口や、敵意や、非公正への最善の回答になります」

3月11日、トルコの大臣たちが、ヨーロッパに住むトルコ人たちとの集会に出ようとして拒否され、また、欧州司法裁判所は、雇用主が従業員にスカーフなど宗教的シンボルを身につけるのを禁じることを許可しました。そのために起こった緊張の中で、大統領は上記の発言をしました。

「彼らはスカーフを禁止にした。もう、うんざりだ。宗教の自由はどこへ行ったのか?彼らはキッパ(ユダヤ教徒が被る丸い帽子)も禁じられるのか?」と、大統領はスカーフ禁止を非難して言いました。

エルドアン大統領はまた、ヨーロッパのトルコに対する敵意の台頭のほんとうの原因は、トルコが経済力と世界での立ち位置を持った独立国になったことが、ヨーロッパは気に入らないのだと主張しました。「彼らがあらまほしいトルコは、彼らがこき使える従属国です」と大統領は言いました。「彼らはトルコ人が工場労働者でいれば満足ですが、トルコ人が工場のオーナーや技術者やマネジャーになることには、がまんがならないのです」

・・・子どもをたくさん生んでヨーロッパを乗っとっちゃえというエルドアンの発想、オモシロイですね。


ダーダネルズ海峡の橋の着工式が行われた

「チャナッカレ1915橋」の着工式が、チャナッカレ戦争102周年の3月18日に行われました。トルコは3月18日を「チャナッカレ戦争」(英語では「ガリポリの戦い」として知られる)の記念日としています。1915年、オスマン軍は第1次世界大戦中、ダーダネルズ海峡で連合軍を撃退しました。エルドアン大統領とビナル・ユルドゥルム首相も、着工式に出席し、スピーチしました。

Hurriyet

「この大規模なプロジェクトで、われわれはトルコの力を、チャナッカレから世界に示すのです」と、ユルドゥルム首相は語り、建設工事はキックオフされました。着工式はチャナッカレ県のラプセキ地区で行われました。

第一次世界大戦中のトルコの歴史的勝利を記念して名づけられた「チャナッカレ1915橋」は、トルコ北西部のラプセキとゲリボル(ガリポリ)間の2000メートルを結びます。橋は、トルコ共和国建国100周年の2023年に開通する予定です。1915年の戦いはガリポリ半島のチャナッカレ(ダーダネルズ)海峡で起こりました。

ヌマン・クルトゥルムシュ副首相、アフメト・アルスラン運輸相、韓国のホ・イン・カン国土・インフラ・運輸相も出席しました。韓国はこの橋の建設と運営に参加しています。ユルドゥルム首相はこの橋を“過去と未来を結ぶ橋”と呼びました。「今日、われわれは歴史をつくっています。やがて、皆さんは、お孫さんたちに“あの日、私はあそこにいたんだよ”と話すでしょう」

Hurriyet

橋の建設費はおよそ103億5000万リラ(28億ドル)になるでしょう。この橋は、世界最長の橋、日本の神戸と淡路島の間の明石海峡橋より32メートル長くなるでしょう。1月26日、韓国の会社 ー ダエリム、SKE&C、リマクと、トルコのヤピ・メルケジOGGの借款団が、橋の入札で、ライバルの日本のIHIや中国のCRBC、トルコのジェンギス&コリンに勝ちました。

橋はトルコ経済の中心イスタンブルの南およそ200メートルに位置します。


全国的作戦でPKK容疑者740人を拘束

この3日間の同時作戦で、非合法組織クルド労働者党(PKK)の容疑者740人が拘束されたと、3月18日、内務省ソースが語りました。今回の手入れは、PKKの攻撃を阻止すると同時に、彼らの関係と通信テクを明らかにするのが目的だったと、内務省職員が匿名で語りました。

 Hurriyet


容疑者の住居の捜査で、カラシニコフ1丁、無免許の短銃4丁、散弾銃14丁、花火246発とともに、機器や書類も押収されました。2月の8日から15日の対PKKとKCKの作戦では、259人の容疑者が拘束され、39人が再拘留されました。


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「トルコに登録されたシリア人がほぼ300万人になった」内務省

2017年03月17日 | 文化
3月18日 内務省の移民管理総局の発表によると、トルコに登録されたシリア人がほぼ300万人に達しました。

 Hurriyet

管理総局はツイッターで、シリア人の人数、保護申請、捕まった不法移民、滞在を許可された外国人などの統計を添えて、295万7454人のシリア人が、現在、トルコに登録されていると発表しました。

トルコにいるシリア人の総数のうち、男性は158万866人、女性は136万7588人です。トルにいるシリア男性は19歳から24歳が圧倒的に多く、24万6439人。女性に関しては、5歳から9歳が最も多い年齢層で、20万5821人です。90歳以上のシリア人の数は1297人で、男性は578人、女性は719人。

一時的保護の下にトルコに住むシリア人の人数は、シリアで戦争が始まった2011年から着実に増えつづけています。2012年、一時的保護下にあるシリア人の人数は1万4237人でしたが、2017年にはほぼ300万人にまで増えました。

2005年以来、28万2518人がトルコに国際保護を申請しました。2005年に国際保護を申請した人は2935人でしたが、2016年にはその数は6万6167人に増えました。国際保護申請の急激な増加は2014年から2015年に起こりました。治安部隊は過去19年間で、合計128万1969人の移民を逮捕しました。

1998年に捕まった移民は、2万9426人でしたが、2016年には17万4466人に達しました。捕まった不法移民の数は、2014年から2015年にとくに増加しました。2014年には、治安部隊は5万8647人の移民を捕えましたが翌年にはその数は14万6485人に急増しました。

2005年から2016年には、325万8207人がトルコの居住許可を得ました。昨年この許可を得た人は46万1217人でした。


「トルコを訪れるイスラエル人ツーリストが急増」観光関係者

エーゲ海地方ムーラ県のツアー会社カーン・ヤルダジュラル社長が、「わが社は3月4月、イスラエル人ツーリスト2500人を迎える計画でしたが、予約はすでに4000人を超えています」と、3月15日、アナドル通信に語りました。

 Hurriyet

「2016年、わが社は6500人のお客さまをマルマリスにお連れしました。今年は2倍か3倍になるでしょう」と、ヤルダジュラル氏は言い、トルコを訪れるイスラエル人の変化にも触れました。「過去2年間、イスラエルからのツーリストはムスリムのアラブ系市民でしたが、今年マルマリスを訪れる第1回、第2回グループともイスラエル人です」

「2017年は昨年よりずっとよくなるでしょう」とヤルダジュラル氏は言っています。ガザに向かっていたトルコの人道支援船マーヴィ・マルマラ号がイスラエルの攻撃を受けてから6年、トルコとイスラエルは緊張関係にありましたが、2016年6月、両国は関係を新たにしました。


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スカーフに関して、トルコは欧州在住のトルコ市民を法的に支援する

2017年03月17日 | 国際
3月17日 欧州司法裁判所(ECJ)は、ヨーロッパの会社は従業員に、イスラムのスカーフを含む宗教的・政治的シンボルを身につけることを禁じることができると決めました。

 Hurriyet

トルコの外務省と法務省は、海外のトルコ市民に、このルールについて通告し、必要なときには法的支援を提供すると約束しました。もしへッドスカーフのために解雇されることがあったら、無料で弁護士を提供すると、16日、法務省ソースがHurriyet 紙に語りました。問題が起こったら、トルコ市民は領事館を通じて法的支援を受けられるということです。

トルコ政府は、アメリカ、フランス、ドイツ、オランダなどの外国に暮らす市民のために、大使館・領事館を通じて、法にのっとって行動します。3月14日、欧州司法裁判所は、「会社が政治的、思想的、宗教的シンボルを身につけることを禁じる内規を設けても、“直接的差別”を構成しない」と決めました。

ベキル・ボズダー法相は、裁判所の決定は恥ずべきものだと言っています。「欧州司法裁判所が行った決定は、あらゆる人権協定、EUの価値観、世界の法を無視するものだ」


ドイツ在住トルコ女性が不法追放に関してオランダ当局を告訴

ドイツに住む2人のトルコ女性が、“不法に”ドイツに返されたことに関して、オランダ当局を訴えると言っています。2人は11日、トルコのファトゥマ・ベテュル・サヤン・カヤ家族相との集会に参加するため、ロッテルダムに行こうとしてオランダ警察に阻止されました。

 Sabah
3月16日、ドイツ・ケルンでアナドル通信に語る、トルコ国籍のギュレセル・トプスさん(左)とアイシェ・アストさん。


ケルンに住むビジネスウーマン、ギュレセル・トプスさんは、なんの正当な理由もなしに、ロッテルダムへ行くことを禁じたオランダ警察を非難し、告訴すると言っています。EUは移動の自由を保証しているはずです。

11日、トプスさんと、欧州トルコ民主連合(UETD)の友人たちは、ヴァンで走行中、ロッテルダム近くのガソリンスタンドで止められました。「私たちは1時間半待たされたあげく、追放されました。私たちは2度とオランダに入国できないと言われました。こんなこと承服できません」とトプスさんは言いました。

UETDの女性部長アイシェ・アストさんは、トルコとドイツの二重国籍者ですが、この追放は人権とEUの法を侵害していると言いました。「EU市民である私を、理由もなくオランダから追放したことは、明らかに人権とEU法を侵害しています。私たちはこの不正に対して、あらゆる法的手段をとります。私たちは正義のために、これを忘れません」


警察がISのアジトを手入れ。イスタンブルのテロ攻撃を阻止した

3月16日、警察がイスタンブル・キャウトハーネ地区を手入れし、IS容疑者2人を拘束しました彼らは市内でのテロを準備中でした。

Hurriyet

容疑者たちは、元旦にイスタンブルのナイトクラブ「レイナ」を襲撃して39人を殺したアブドゥルカディル・マシャリポフと同じISのアジトにいました。2人はテロ攻撃を行うためにイスタンルブ入りしたところでした。500発の弾丸と2丁のカラシニコフ・ライフルが押収されました。

2人の容疑者はキャウトハーネのアジトで拘束され、取り調べのため警察署へ連行されました。


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トルコの家族相が“野蛮に自由を侵害したオランダ”を告発

2017年03月16日 | 国際
3月16日 ファトゥマ・ベテュル・サヤン・カヤ家族・社会政策相が、3月15日、国連総会で、彼女の代表団の表現、集会、行動の自由を“野蛮に”侵害したオランダを告発したと、ドーアンニュースが報じました。

 Hurriyet

カヤ家族相は、3月11日、トルコの国民投票の政治キャンペーンを行うためにオランダに入国することを禁じられ、オランダ警察によって、ロッテルダムのトルコ領事館に入ることを拒否されました。結局、カヤ家族相は3月12日朝、オランダ警察によってドイツに追い出されました。オランダ当局に暴力の使用を認められた特殊作戦部隊が、彼女の車を取り囲み、彼女を歓迎するために待っていたトルコ市民は、警察犬と馬による攻撃を受けたと、彼女は言いました。

「わが国民とすべての女性を代表して、私はこの偏った、人種差別主義と外国人嫌悪の人々による扱いを強く非難します」と彼女は言い、世界はオランダ政府の行為に黙っているべきではないと付け加えました。「私は外交上の協定に違反する、オランダ政府の“非人間的な扱い”に耐えた」と、彼女は言いました。

「オランダは、外交官特権を持つ女性大臣の言論と行動の自由を規制して、ヨーロッパと国連の条約に違反しました」と、カヤ家族相は、女性のステータスに関するセッションで語りました。カヤ家族相はまた、就労の場でヘッドスカーフを禁じたEUの司法裁判所の決定も非難しました。

「この決定は明らかに過激主義によるものです」と、彼女は言いました。ムスリムの女性たちが信仰かキャリアを選ぶことを強いられたら、この禁止令によって、ムスリムの女性たちは社会や仕事の場で活躍することが困難になると、彼女は付け加えました。

トルコの代表団が国連事務総長に宛てた覚書には、「警官は、カヤ家族相と彼女のチームが所有する外交官旅券を押収し、家族相を乗せたトルコの外交官用車両に介入した」と書かれています。「その後、警官は彼女を警察署に90分拘束し、ドイツ国境へ行くよう強制した」と、覚書は言っています。覚書によると、カヤ家族相はその間、トルコの外交当局に連絡することも阻止されました。

トルコの代理大使、総領事、2人の外務職員が拘束され、彼らの所持品も押収されました。「これらの行為は外交官に対する礼儀にも、国際的慣習法の基本的原則にも違反する」と、トルコの代表団は覚書に書いています。


法相がEUのスカーフに関する規定を非難

 EUの最高裁判所である欧州司法裁判所が、“会社が従業員に宗教的シンボルを身につけることを禁じる”ことを許可しました。つまり、ヨーロッパの会社は従業員のイスラム女性に「スカーフを被るな」と強制してよろしいということです。

 Hurriyet

トルコのベキル・ダー法相はEUのこの決定を非難しました。「欧州司法裁判所の決定は、人権、労働の自由、宗教と道義の自由に関する国際的ルールにも、EUの価値観にも違反するものである」と、ボズダー法相は15日、中央アナトリアのヨズガト県で語りました。

「人々に信仰か仕事かの選択を迫ることは、権威ある民主的法治国家にふさわしくない。これはまったく基本的な考えかたの問題で、時代遅れの行為である。裁判所が21世紀に、中世の考えを復活させるとは・・・」と法相は言いました。欧州裁判所は他の“宗教的・政治的シンボルも禁じる”と言っていますが、ターゲットはイスラムのヘッドスカーフであることは言うまでもありません。

人種差別、外国人嫌悪、イスラム嫌悪がヨーロッパ諸国で台頭しているとボズダー法相は言いました。「欧州裁判所がこのような過激な考えを支持し、さらに極端な決定によって、法と正義を破壊することは受け入れられない。裁判所の主要な役割は、人権と法と正義を守ることではないか」と法相は言いました。「この決定によって、ヨーロッパの民主主義、人権、法の優先性は、他人の信仰の自由を尊重しない過激派や、イスラム嫌い、人種差別主義者の考えと同じになってしまった」

・・・会社が従業員に「スカーフ被るな」と強制する法的権利を持つのは、どう考えてもヘンですね。スカーフ被っても、周囲に迷惑かからないし・・・。


外交危機で、トルコはオランダ牛を追い返した

トルコの「赤肉(牛肉・羊肉)協会」は、オランダ牛をオランダへ返送することにし、オランダ=トルコの外交危機のため、もうオランダ牛を飼う気はないと言いました。

Hurriyet
牛さんに罪はないけれど・・・


「トルコ赤肉生産者協会」のビュレント・トゥンチ会長は、40頭のホルスタイン牛は、オランダに返送するため、すでに船積みされたと、メディアに語りました。「オランダのホルスタイン牛は、わが国で非常に一般的になっていますが、この牛が厳しい問題の原因になろうとしています」と会長はアナドルニュースに語りました。今後は、トルコの牛の飼育に焦点を絞ると会長は言いました。「トルコにも上質な牛はいます」

トゥンチ会長はHurriyet 紙に「40頭の牛はチャナッカレのビガ乳製品製造所からオランダへ返却するため、船積みされたと言いました。「もしオランダが受け取らず、送り返して来たら、われわれは屠って、肉を分配します」


イスタンブルがロッテルダムとの姉妹都市協定を終結

イスタンブル市協議会は3月15日、オランダの港湾都市ロッテルダムとの姉妹都市協定を満場一致で終結しました。エルドアン大統領がユルドゥルム首相に、ロッテルダムとの姉妹都市協定を終結するよう命じた後、市はこの決議をしました。

 Hurriyet

「私は昨夜、首相に話した。われわれはあのような人々と姉妹都市でいることはできない。すぐにイスタンブル市長に連絡し、姉妹都市協定を終結したいと伝えるよう言った」と大統領は、遊説先のアフィヨンで言いました。

イスタンブルは2005年6月24日、ロッテルダムとの姉妹都市協定に調印し、2011年にはロッテルダムのアフメド・アブタレブ市長がイスタンブルを初訪問しています。イスタンブルはオランダのロッテルダムを含め、4大陸の40都市と姉妹都市協定を結んでいます。

両国の外交的対立は、3月11日、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外相が集会のためにオランダへ飛ぶことをオランダが中止させたことから始まりました。同じ日、トルコのファトゥマ・ベテュル・サヤン・カヤ家族相はロッテルダムのトルコ領事館に入ることを拒否され、その後、オランダ警察によって、ドイツに送還されました。


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「トルコはオランダに経済制裁を課す」クルトゥルムシュ副首相

2017年03月15日 | 国際
3月15日 トルコとオランダ間の緊張がつづいていますが、14日、ヌマン・クルトゥルムシュ副首相が「トルコはオランダに経済制裁を課す」と言いました。

 Hurriyet

「オランダに対する圧力は、オランダが己がしたことを償うまでつづく。わが国は今後、政治的制裁と経済的制裁を課すだろう」と副首相はCNNトルコのインタビューで語りました。

副首相はこの危機を引き起こしたのはオランダ側だと言い、オランダのやりかたは“野蛮”で“荒っぽい”と言いました。クルトゥルムシュ副首相はまた、駐オランダ・トルコ大使を召還することにしたと言いました。「われわれはオランダの今後の出かたを待っている」


ツーリズム促進のため、ウクライナと旅券なし旅行協定に調印

トルコとウクライナはツーリズムを盛りあげるため、互いの国の市民が身分証明だけで旅行できる協定に調印しました。ウクライナのヴォロディーミル・フロイスマン首相がトルコを訪れ、トルコのユルドゥルム首相の招待を受けた3月14日、協定は調印されました。

 Hurriyet
ウクライナのフロイスマン首相(左)を迎えるトルコのユルドゥルム首相


「われわれは両国の市民が身分証明書だけで旅行できる協定に調印しました。この協定はビザ免除でもあります」とユルドゥルム首相は、ウクライナ首相との共同記者会見で言いました。トルコはヨーロッパ諸国からのツーリストの減少を補うため、ウクライナとロシアのツーリストを呼び込もうとしています。

その他、両国間でいくつかの協定が、ユルドゥルム首相とフロイスマン首相の間で調印されました。ユルドゥルム首相は、両首脳は経済と貿易関係をさらに多様化することで意見を交換したと言い、ビザ免除で、ウクライナからのツーリストがさらに増えることを期待すると付け加えました。

「わが国はクリミア・タタールの問題を解決するためにも、ウクライナと緊密な関係を保っていく。今日の会談で、軍事分野とNATOの枠内で、両国の協力がさらに強くなっていくことを確信する」と、ユルドゥルム首相は言いました。

トルコとウクライナの関係25周年
ウクライナのフロイスマン首相はまた、両国の自由貿易協定を賞賛しました。「この訪問はちょうど、トルコとウクライナの関係の25周年になります。今度の協定によって、両国市民は互いに旅行がしやすくなり、貿易も増加するでしょう」


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トルコ全土でオランダへの抗議の声上がる

2017年03月14日 | 国際
3月14日 トルコの大臣がロッテルダムの集会でスピーチするのを禁じられたため、両国の争いがエスカレートしていますが、トルコの多くの団体が、この2日間、オランダに対する抗議行動を行っています。

 Hurriyet
オランダ国王や首相を地方裁判所に告訴した商店主オズテュルクさん。アドヤマン県キャフタの裁判所前で


首都アンカラのあるグループは、オランダ大使館の前に黒い花輪を置き、黒海岸サムスン県では、オランダ国旗に火が放たれました。各地でNGOの代表たちが広場に集まり、プレス発表をしました。12日、ファトゥマ・ベテュル・サヤン・カヤ家族相がオランダから排除されたことに抗議して、オランダ大使館前に集まった人々の中には、「国際平和友好協会」のメンバーもいました。

12日と13日の2日間は、オランダ大使館の前の通りを行進し、抗議の声を上げる小さなグループが絶えませんでした。オランダ大使館は“オランダ通り”にありますが、通りの名を変えろと言う者や、通りの看板にトルコ国旗を立てる者もいました。

オランダ王を告訴
南東部アドヤマン県の商店主メフメト・オズテュルクさんは、オランダのウイレム・アレクサンダー王、マルク・ルッテ首相、オランダの内相と外相、ロッテルダム市長を、トルコの大臣たちへの処遇に関して、県のキャフタ地区の裁判所に告訴しました。

7都市でデモ行進や集会
ガジアンテプ、バトマン、マルディン、シャンルウルファ、サカルヤ、カフラマンマラシュ、ビトリスの諸県では、さまざまなNGOが集会を開き、オランダへの憤激を表明する声明を出しました。

ガジアンテプの身体障害者協会のメンバーたちも、プラカードを持って公園に集まり、「オランダをぶっつぶせ」「ファトゥマ・ベテュル・サヤン・カヤは一人ではない」と叫びました。


オランダがトルコ在住オランダ市民に警告

14日、オランダはトルコ在住のオランダ市民に、両国が厳しい政治的対立にあるとして注意を促しました。「3月11日以来、トルコとオランダの間に外交上の緊張がつづいている。トルコでは、集会や人混みには出ないこと。どこにいても警戒するよう」オランダ外務省が警告しました。

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エルドアン大統領は、4月16日の国民投票への支持を呼びかける集会で、トルコの2人の大臣がスピーチするのを阻んだことに、オランダは代価を払うことになるだろうと言いました。オランダ外務省は、トルコ旅行は危険があるから、出発前に外務省に届けるよう市民に呼びかけています。

トルコのサヤン・カヤ家族相がロッテルダムで、親トルコ政府のデモに出席することを禁じられ、結局オランダから追い出されたことに抗議し、11日、何百人もの人々がイスタンブルのオランダ領事館前でデモを行いました。ロッテルダムでも、オランダ政府のやりかたに怒った人々が街へ出て、トルコ国旗を振って抗議しましたが、オランダ警察は犬や馬や水砲を使ってデモ隊を解散させました。

・・・オランダはデモ参加者に犬を咬みつかせる国です。15日の総選挙で反イスラム、反移民の極右・自由党のウイルダーズが勝ったら、いよいよ野蛮な国になるでしょう。


トルコはオランダに制裁を課し、国際的に行動をとる

トルコは、政治的・外交的分野を中心にした、オランダに対する最初の制裁を発表し、また、トルコの大臣に対するオランダの行為に関して、オランダ政府が1961年のウイーン協定に違反したことを根拠に、国際機関に告発しました。

 Hurriyet
オランダのマルク・ルッテ首相


「内閣で検討した後、手続きを進める」と、エルドアン大統領は、3月14日、「医師の日」の会合のスピーチで言いました。「謝罪はじゅうぶんになされないだろう。オランダは己がしたことの代価を払うことになる」と、大統領は言い、オランダ政府がロッテルダムのトルコ人に対して暴力をふるったことと、トルコの大臣がトルコ領事館に入ることを許されなかったことにも言及しました。

トルコは3月13日、外交覚書によって、オランダに公式の謝罪を要求しました。トルコ政府はオランダに対して、経済分野を含まない、一連の制裁を発表しました。制裁はまず、オランダ大使と外交上のフライトを禁じ、両国のハイレベルの政治会談を中止します。

「われわれは彼らがわれわれにしたことをする。わが国はオランダ外交官および特使が乗った航空機の着陸と空域使用を禁じる」と、ヌマン・クルトゥルムシュ副首相は、閣議後、語りました。「この危機を生み出した側に、これを修復する責任がある。両国間のハイレベルの政府間会談は、オランダがしでかした行為を償うまで中止される」


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オランダとトルコが外交上の大喧嘩。「鎮静を望む」とオランダ首相

2017年03月13日 | 国際
3月13日 オランダとトルコが大ゲンカしています。そもそもは3月11日、トルコが、オランダに住むトルコ人の国民投票を支持するデモを支援するために、トルコ外相をオランダに送ったことから始まりました。

 Hurriyet
きちんと謝罪しないオランダのマルク・ルッテ首相


トルコ人にデモをさせたくないオランダは、トルコ外相のオランダ入りを拒否し、外相の飛行機がオランダに着陸する許可を取り消しました。また、同じ日、トルコの家族相がドイツからオランダに来て、ロッテルダムで大群衆にスピーチしようとしたとき、オランダ警察がこれを阻止し、家族相を“好ましからざる人物”として、ドイツ国境に送り返しました。

トルコの大臣2人がロッテルダムでのスピーチを禁じられたことに対し、トルコは最も厳しい方法でオランダに報復すると言いました。オランダのマルク・ルッテ首相は12日、「トルコとの外交上の対立を鎮静するためならなんでもする。11日の2つの事件でオランダは近年最悪の事態を体験している」と言っています。

エルドアン首相はオランダに経済制裁を課すと言い、オランダ政府を“ナチの残党のファシスト”と呼びました。ルッテ首相も負けてはおらず、「わが国の処置は、トルコの大臣が公共の秩序への脅威を示したから
であり、オランダはトルコのデモを阻止する権利がある」と反論しています。オランダには約50万人のトルコ人移民とその子供たちがいます。


「オランダの謝罪はじゅうぶんではない」とトルコ外相

「トルコの大臣がロッテルダムのトルコ領事館に入ることを許可しなかったことに関して、オランダの謝罪は関係を正常化するにはじゅうぶんでない」と、12日、メヴリュト・チャヴシュオール外相は言いました。

 Hurriyet

「トルコ政府はオランダに書面での謝罪を要求する。謝罪はじゅうぶんではない。トルコはさらなる行動をとる」と外相は言いました。「駐土オランダ大使は再入国させない。われわれは対策を進めている。謝罪ながなければ、さらに進める」と、チャヴシュオール外相はフランスのメスで記者団に語りました。「私は、このファシストのような出来事に対するEUの批判を待っている」


「私はオランダで非人道的な扱いを受けた」サヤン・カヤ家族相

ファトゥマ・ベイテュル・サヤン・カヤ家族・社会政策相は、ロッテルダムのトルコ領事館に入ることを拒否され、ドイツへ送られた後、「私はオランダ当局から非人道的な扱いを受けた」と語りました。
Hurriyet

家族相はチームの5人のメンバーとともに拘束され、“最も基本的な必要なものさえ提供されなかった”と言いました。記者団は警察犬と馬で攻撃されたと、彼女は言いました。

「私はもう1度、オランダを非難します」とカヤ家族相は、イスタンブルのアタテュルク空港で、ベラト・アルバイラク・エネルギー相とともに、記者会見で言いました。アルバイラク・エネルギー相は、この事件を“ヨーロッパ民主主義の恥ずべき夜”と言いました。


オランダ警察はトルコ人プロテスターに警察犬を咬みつかせた

12日朝、トルコの家庭相がデモでスピーチするのを禁じたオランダ政府に、オランダ在住トルコ人たちが平和的に抗議するために集まりましたが、オランダの機動隊は力ずくで彼らを散会させました。

 Sabah

12日、オランダ・ロッテルダム市のトルコ領事館前に、何百人もの人々がトルコ国旗を持って集まり、トルコの家族相に会わせるよう要求しましたが、ロッテルダム警察は警察犬をけしかけ、騎馬隊までくりだして群衆を力ずくで散らしました。1人の警官がプロテスターの1人を棍棒で叩きのめし、地べたに倒れた男性に犬を咬みつかせている映像が、ビデオに撮られています。犬は男性の太腿に咬みつき、男性は悲鳴を上げています。オランダ警察は、大臣を取材していた、アナドル通信やTRTの記者たちまで暴力で追い払いました。

・・・ビデオも添付しようかと思いましたが、胸が悪くなるのでやめました。オランダって、呆れた野蛮国ですね。


「大臣が領事館に入ることを禁じたオランダは代償を払うことになる」

「トルコの大臣が領事館に入ることを禁じたオランダは、その代償を払うことになるだろう」とエルドアン大統領は言いました。

 Hurriyet

「わが国はまだ必要なことをしていない」と、エルドアン大統領は、12日、出席していたある式典で語り、「西洋にはまだナチズムが生きている」と付け加えました。


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プーチン大統領とエルドアン大統領がモスクワで会談

2017年03月11日 | 国際
3月12日 エルドアン大統領は、10日、モスクワでのプーチン大統領との会談で、「ロシアがクルド労働者党(PKK)の分派である民主連合党(PYD)の活動を止めることを期待している」と言いました。

 Hurriyet
モスクワで会談したプーチン大統領(左)とエルドアン大統領


トルコ=ロシア・ハイレベル協力協議会(UDIK)の第6回サミットで会った両大統領は、シリア危機を中心に話し合いました。両国は戦乱のシリアで調停の努力を始め、軍の動きを調整しています。「テロとの戦いにおいて、トルコとロシアの緊密な協力は非常に重要だ」と、エルドアン大統領は、会談後、記者団に語り、イスラム国(IS)その他、シリアで活動するテロ組織に対して断固たる姿勢をとることを促しました。

「わが国は、とくにロシアに、PKKのシリア分隊であるPYDの活動を止めるよう期待する」と、エルドアン大統領は言いました。「プーチン大統領との1対1の会談では、シリアとテロとの戦いについて話し合った」

「われわれがなすべき重要な仕事は、早急にシリアを安定させ、流血を止めることだ」とエルドアン大統領は言いました。大統領はまた、フェトフラー・ギュレンのテロ組織FETOの抑制に関して、ロシアの協力を感謝しました。「私はロシア当局がFETOのメンバーに対して必要な処置をとることを期待している。FETOはセントペテルスベルグやモスクワでも活動している」

エルドアン大統領はさらに、ロシアに「アルメニアとアゼルバイジャン間を調停するミンスク・グループのメンバーであるロシアは、ナゴルノカラバフ紛争の解決策を見つけるのに、大きな役割を果たすことができる」と言いました。

Hurriyet

プーチンとの会談の初めに、エルドアン大統領は、「わが国は、最も急を要するシリア危機の解決のために努力している」と言いました。プーチン大統領は両国の関係が早々と修復されたことは喜ばしいと言いました。「多くの出来事があったが、いま、われわれは両国に相応しい関係を取り戻しつつある」

会談の初めに、エルドアン大統領は、経済、貿易、軍事、防衛産業が、今日の会談の主要な話題になるだろうと言いました。トルコの対テロ作戦に関して、大統領は「ユーフラテスの盾作戦はISに最大の打撃を与えた。トルコ軍と自由シリア軍(FSA)は、シリア北部の2200平方キロの領土から、ISのテロリストを一掃した」と言いました。

エルドアン大統領の発言に、プーチン大統領は「ロシアは基本的に、あらゆるテロ活動を非難する。わが国はまた、トルコとロシアの情報活動の協力を評価している」と言いました。その後、両大統領は1時間半の会談を行いました。


大学を襲った暴徒に無反応な大学当局に、学生たちが抗議

3月8日、イスタンブルのビルギ大学のキャンパスに、20人ほどの暴徒の群れが乱入し、「国際女性の日」を記念して設置されたブースをナイフで傷つけ、学生たちに暴力をふるい、けが人も出ました。学生たちや、ソシアルメディアのユーザーの間で、この事件に怒りがひろがっています。

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3月9日、大学の中央キャンパスの庭に、約100人の学生が集まり、この事件に無反応な大学当局に抗議し、声明文を出しました。攻撃で傷を負った学生イレム・エスメルさんも集会に参加しました。「暴徒の中にこの大学の学生もいた。この手の攻撃は今回だけではない。この2年間、彼らは脅迫と嫌がらせをつづけている」と学生たちは言いました。

「私たちをナイフで襲う男性グループに対して、私たちは自己防衛します。私たちは彼らの脅迫や嫌がらせを何回となく学長オフィスに報告しましたが、学校当局はあの連中に対してなんの行動も起こしません」と、学生の1人ラビア・デミルジオールさんは言いました。

ブースを設置した学生の1人ゼイネップ・サルカヤさんは、攻撃者の何人かを知っていると言いました。「学内に“愛国者思想クラブ”というグループがあるのです。過去2年間、彼らは、あるときはソシアルメディアで、あるときは面と向かって、私たちを脅してきました。私たちはこのグループへの苦情を学長オフィスに訴えてきました」とサルカヤさん。

「大学は思想を生む場所です。思想のかわりに暴力をふるう連中のいる場所は大学にはありません。私たちは犠牲者である学生の味方です」と研究者たちも言っています。声明を出した後、学生たちは学長オフィスに行き、エゲ・ヤズカン副学長と話し、苦情を訴え、調査の現状を尋ね、対策を要請しました。

ヤズカン副学長はこの事件についてHurriyet 紙に語りました。「大学当局は知事オフィスと警察から警告を受け、キャンパスのセキュリティ対策を強化しました。入口を回転扉式にしました。あの日、15~20人のグループが回転式扉を飛び越えたのですが、警備員は、新しいセキュリティ対策に抗議している学生たちだろうと思って、厳しく介入しなかったそうです」と、副学長は言い、「グループの中に2,3人の学生がいたかもしれない。防犯カメラの映像を調べている」と付け加えました。

女性の日の攻撃で警察に拘束された6人は、証言後、釈放されました。


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