出版のきっかけは、東京法令出版社からの打診です。一年半ほど前、「田原市の学校統廃合の動きが全国に注目されている。スピードがあったし規模も小さくない。先行事例として出版し全国発信してはどうか」との電話です。
自分としても教育長2年間の田原市の学校改革の足あとは、しっかり記録としておきたい。しかも全国の自治体への参考となればとも思い、渡りに舟と受けました。田原の学校統廃合の折に、汗を流してくれた地域の人たちへの感謝の思いもありました。
学校「統廃合」の後に来るのは「廃校活用」です。全国各地で大問題です。しかし廃校活用は先行する他の自治体から学べば良い。そう考え、併せて廃校活用の先例として佐渡、四国、東三河山間部など全国30か所ほどの現場も訪れ、それらも載録しました。
廃校活用例で学んだことは、100の地域には100の工夫があるということです。その地域の風土にあった住民と役所の工夫する姿勢がとても新鮮でした。採録例は全国の「生の話を、生の言葉で聞いたもの」であり、確実に参考になるものと思っています。
A5版。230頁。定価2000円(税抜き)。このブログを見た人でもし買わない人がいたら、必ず祟りがあります。心して下さい(笑)。