写真:「国会議事堂」
総選挙の投票日が目前です。そんななか、友人知人の候補者のことが気になり、それぞれの選挙事務所に足を運びました。
一人は東京19区の松本洋平(自民)。銀行勤めをやめ、30代の初めに一人品川の駅前で政治改革を訴え続けていたところを自民党の目に留まりました。衆院議員に当選。しかし先の選挙では民主党ブームをまともに受け落選。その間も一貫して空手形のマニュフェストを難じ、「責任ある政治」の大切さを訴え続けています。39歳。
花小金井駅近くの選挙事務所は、スタッフたちの大きな声が行き交い、明らかに勢いがありました。下積みの丁寧な地元活動と民主党の大失態で、間違いなくいい風が吹くものとの期待が漂っていました。
もう一人は東京1区の加藤義隆(維新)。一橋大院卒。日銀をやめ、今回の石原・橋本の「豊かな日本を」との心意気に動じたのです。数ヶ月前に、私の友人でもある父親を亡くしました。しかし消沈する暇もなく、新しい活動の場を求めたのです。38歳。
東京1区は9人の候補者が立つ、日本一の混戦区です。しかも海江田万里などの強力な存在が立ちはだかっています。しかし世直しをしようとの気概に、事務所には若い緊張感があふれていました。
そういえば先週町田市の自由民権資料館を訪れました。明治初めの改革を推進した武相の運動家たち。その若い眼光鋭い表情には、強烈な世直しの気概が溢れていました。そしてそれと同様の気概を、この39歳と38歳と精鋭から感じ取ったと云うものです。