カット:サントリーの一世を風靡した「アンクルトリス」
一か月後に迫った国立市長選挙に佐藤一夫さんが立候補すると昨日の新聞にありました。地の生まれの、団塊世代の元市役所マンです。
佐藤一夫さんは、国立に住んでいた作家山口瞳さんの『男性自身』に登場する「市役所のガマさん」に外なりません。嵐山光三郎、滝田ゆうといった面々の飲み友達で、したがって映画『居酒屋兆治』にも顔を出す人気者です。国立市役所の福祉部長を最後に退職し、今は社会福祉協議会の会長です。
その経歴から、きめ細かい地域の福祉行政が期待できるとともに、住基ネットについては「住民の利便性の確保の視点から接続したい」(読売新聞 3月17日)と明言しています。偏った国立市を改革する恰好の人物といえましょう。
インターネットで見ていたら、こんなプロフィールが紹介されていました。
「このガマさんというのは、谷保村の大地主の末裔の一人で、まことに愉快でピュアな人物で、市役所を退いたあと今も福祉関係の仕事で現役で頑張っている」(ふうてん老人日記2006年7月30日)。
そういえば一昨日、山口瞳さんの奥さんが亡くなられたと連絡がありました。国立から「山口組」(山口瞳を取り巻く国立在住の関係者をこういう)が少なくなることは淋しいものです。滝田ゆうさんも逝かれてもう10年です。佐藤一夫さんは葬儀の手伝いに奔走したようです。
ところで「山口組」のことを考えていると、当たり前のようにサントリーの「アンクルトリス」が思い出されます。したがって今日のカットは柳原良平としました。このカットは、明るく酒を飲む好漢、佐藤一夫さんにエールと期待を送る趣旨でもあります(笑)。