Yuhiの読書日記+α

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アザゼルの刻印/欧州妖異譚1

2010年11月01日 00時56分40秒 | ライトノベル
篠原美季著「アザゼルの刻印/欧州妖異譚1」を読了しましたー!この話は「英国妖異譚」シリーズの続編にあたります。副題からして今シリーズでは、舞台を英国から欧州全域に広げるということなのかな??? でも、前シリーズでも英国どころかフランスやらイタリア、果ては日本にまで行ってましたよね~(汗)。

で、今回のシリーズは、実は購入するかどうか非常に迷いました。主人公が変わるというような話もあったので、これを機にやめようかな~と思ったり。もともと英国のパブリックスクールでの生活ぶりが面白いなと思ったのがこのシリーズにはまったキッカケだったし、パブリックスクールが舞台でなくなるなら、意味がないかなと思いまして。
でも結局、ユウリの生死とシモンやアシュレイのその後が気になって、やっぱり買っちゃいました。作者と出版社の戦略勝ちですね(苦笑)。これでまた、しばらくは買い続ける事になるんだろうなぁ・・・。

で、今回一番気になっていた主役交代の話ですが、主要メンバーはこれまでと変わらないようですー!良かった~!今回、ユウリはもちろんのこと、シモン、アシュレイ、アンリが登場。すでにセント・ラファエロは卒業して大学生になっているという設定なので、さすがに下級生組は出てきませんでしたが、いつものメンバーで謎を解いていく・・・という基本コンセプトは変わってなかったので、かなりホッとしましたよ~。
その他には、女の子のメンバーが2人追加されたようです。一人はシモンの従姉妹。もう一人はその友人。大学生になったので、さすがに周囲に女性がいないのは不自然ということかもしれませんが、ちょっと微妙ですね。正直、どちらもあまり好みのタイプじゃなかったし、単発でならいいけど、毎回登場されたらイヤかもな~。
特にシモンの従姉妹のナタリーは、高慢さが鼻につく!あんな従姉妹がいるなんて、シモンのイメージも下がってしまいそう!

ちなみに作者様によると、今回のシリーズは「欧州妖異譚」ではなく、「アザゼルの刻印」にしたかったそうです。ということは、今回登場した悪魔(?)が今シリーズのテーマになるのかな。謎の枢機卿も出てきましたし、なかなか楽しくなりそうです。

そうそう、次作がなんと今年中に発売されるそうです。急にペースが速くなってきたな~。今回のラストでユウリは日本へ向かったので、次作の舞台は日本の可能性あるかも。(←って、いきなり欧州の枠から外れるのもなんですが)隆聖さんの登場を期待したいです。
もしかして、ユウリの弟も生まれるかもね。でもこれも謎と言えば謎なんですよ。なぜ突然弟が生まれるなんて展開にしたのか。なくてもいいエピソードをあえて入れてきたっていう事は、何か思惑があるんでしょうねー。