るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

久しぶりに歌った日本歌曲

2011-08-19 00:14:00 | 声楽(レッスン)
今日はL先生のレッスンだった。
R.シュトラウスの「万霊節(Allerseelen)」は2回目。だいぶ良くなった、と言われ、今回は細かいフレージングや強弱について勉強した。R.シュトラウスは、どんどんレパートリーを増やすと良いだろう、ということだった。
前回、マノン・レスコーが終ったので、久しぶりに日本歌曲をやりたいと思い、山田耕筰の「曼珠沙華」を持っていった。9月か10月あたりに本番をやるなら季節的にも丁度良い。山田耕筰を歌うのは初めて。
イタリア語やドイツ語のように西洋の音楽では、nのような子音で終わる言葉は珍しくない。そういう場合、一番最後のその子音を発音することになる。なので、その歌い方だと、「ゴォ~ン、シャーン、ゴォ~ン、シャーン」と歌いそうになるのだが、この曲は日本語の歌なので、「ゴンー、シャンー、ゴンー、シャンー」と、nの音を伸ばすように歌いなさい、とのこと。この音を伸ばすのって、結構、難しい。
「フィガロの結婚」の伯爵夫人の「愛の神よ照覧あれ(Porgi, amor)」については、短い曲だがモーツァルトの器楽的な難しさにまだ取組み続けている。

終わりの時、L先生が、次はどんなアリアをやりたいか、と聞いてきた。元々、「フィガロの結婚」の伯爵夫人を続けてやりたいと思って、「楽しい日々はどこへ(Dove sono)」を譜読みしていたが、レチタティーボはあるし、曲は長いし、難しいし、で、今の状態でレッスンに持っていくにはもったいない感じ。もっと譜読みをしてからにしたいと思っていた。
「何が良いと思われますか?」と聞いたら、「プッチーニはリズムが難しい。ヴェルディをやってリズムに乗るということを覚えた方が良いと思う」ということで、「運命の力」の「神よ、平安を与えたまえ(Pace, pace mio Dio)」の譜読みをやっておくようにと言われたのだった。

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