るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

洋菓子店コンサート、終わりました

2018-07-15 20:04:00 | 声楽(レッスン)
同業者コンサートのメンバーは、普段アマオケで活動している人が多いということもあり、一緒に、といえばすぐにアンサンブルをやりたがるのか困った所だった。
いちいち新しい曲用意しなくちゃいけないじゃない。しかも「パート譜くれたら、その通りに弾きますけど?」というスタンスでどこかやらされ感があるし。けど、お互いアマチュアだし、触ったことのない楽器のことにケチつけるなんてとてもできない。彼らには彼らなりのプライドもあると思うし。
アマチュアがアマチュアの上に立とうとすることが一番嫌いだ。せいぜい中高生の部活で、教育者でもプロ演奏家でもない同じ生徒の先輩が後輩に指導するかのように。

けどせめて、下手でも周りを押しのけて「オレのソロ聞いてくれ~」なんて前に出てきて無伴奏ソロをやってくれる人たちの方がよっぽど負担は軽い。
そんなわけで、洋菓子店コンサートはフルートの個人レッスンを受けて2年目くらいの人とピアニストをシェアすることにした。
管楽器・弦楽器のアマチュアは自信がついてきたらオケに行きたがる人が多い中、発表会などでやった曲のおさらい、ということで組む方がよっぽどやりやすいのだ。

私がやった曲は
●木下牧子『六つの浪漫』より 風を見た人
●ヴォルフ『メーリケ歌曲集』より 隠棲
●プッチーニ『トスカ』より 歌に生き恋に生き
●サティ ジュ・テ・ヴ

ヴォルフはL先生に習い始めた頃にやったもので本当に久しぶりだったのだが、もしもあの時、イタリアオペラのアリアではなくて、ドイツリート一筋になっていたら、もっと歌が上手くなっていたのではないのだろうか?と思ってしまうのだ。
イタリアオペラのアリアは、張り上げて、難易度を上げて、譜読みも十分でない段階で「はい。難しい曲、歌えるようになって良かったわね。』でおしまい。
けどヴォルフは・・・そんなのではない。
そもそも、L先生に習おうと思ったのだって、それまでの先生がヴォルフというと「経験がない」と嫌がっていたのに、L先生にとってはおなじみの曲だったからなのに。
けど、L先生自身は「アマチュアは分不相応でも良いから難しい大曲のアリアにチャレンジするべき」という方針だった。
ご自身が大学で勉強したのはドイツリート、普段の演奏活動は日本歌曲、アマチュアの生徒に教えたがるのはイタリアオペラのアリアになっているし・・・。



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