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上砂理佳のうぐいす日記

阪神百貨店の女流版画家5人展無事終了。多くの方にご高覧いただきました。ありがとうございました★

未来日記

2006-04-01 | 05-06 コンペとショー
2006年5月14日(日)、フィギュアスケートの世界3地域対抗戦「ジャパン・オープン」が開催されました。本日はその模様をお届けします。実況は仮家アナウンサー、解説は四十嵐文男氏でどうぞ。
                ★
仮屋「四十嵐さん、この大会はルールを変更したんですよね」
四十嵐「“日本チーム”でなく“アジアチーム”になったんですよね。そしてチーム人数が無制限になりました。つまり、男子は4分半のFSを一人で滑るんではなく、何人かが交代で滑ります」
仮「アジアチームのオーダーは、中国からチェンジャン・リー、ミン・ジャン、ソン・ガオ、日本から本田、高橋、織田、小塚…」
四「控えのベンチにパトリック・チャンの姿が見えますが」
仮「あ、彼は北米チームなのに。ウッカリ君ですね」
四「北米チームはバトル、サンデュー、ソーヤー、メイビー、ウィアー、ライサチェク、ゲーブル、ワイス…と強豪がひしめいてるので、チャンの座る椅子がないのかも」
仮「北米は余り和気あいあいとしてませんね。仲が良くない?」
四「かもしれません」
                ★
仮「アジアチームの演技が始まりました。先発は予想通りチェンジャン・リー。曲は“愛の夢”です。衣装はベルばらですね。なんでも宝塚から寄贈されたとか。髪もオスカルになってるし、どうしたんでしょうか。リー、なんと5回転トゥ!跳んだ!素晴しい。5T-3T-3Lのジャンプです。さすがは“FS前半2分までは世界一”の異名をとるだけのことはあります」
四「でもスタミナの問題で、即ミン・ジャンに交代しましたね。ジャンは4Sー3T!見事ですねえ。こうなると北米チームも対抗して、サンデューに4回転サルコゥを跳んでもらわないと。でも望み薄ですねえ…」
仮「中国、久々に登場のソン・ガオに早くもバトンタッチ」
四「曲は“仮面の男”ですね。欧州チーム・ベンチのヤグディンが険しい表情で見つめています」
仮「自分と同じPGやんないでよ!って立腹してるのかもしれませんね。中国ガオ、また4T-3Tを跳んだ!」
四「中国選手は、一日に50本4回転を成功させないとおうちに帰れないそうです」
仮「アジアチームは前半2分までに大ジャンプを連発。あ、ここでまた曲が替わって“アランフェス”です。本田登場」
四「前半にジャンプ固め打ちで、中盤は哀愁のスローパートで魅せる作戦ですね。いい采配です。本田、素晴しいイーグル。ここで3アクセル!」
仮「ステップからの3フリップ、本田印も決まりましたね。衣装は本人いわく“ばっちいほうのアランフェス衣装”ですが」
四「五輪の時の赤い衣装のほうが良かったですね。アイロンがけが間に合わなかったようです」
仮「昔、本田の衣装はジェフリー・バトルのお母さんが全て面倒みていた、という逸話がありますが、もう今はアイロンあててくれないのでしょうか。本田、ベテランの表現力で会場をおおいに盛り上げました。ここで若い織田に交代しましたね。ワールド初出場4位の勢いをそのまま持ち込んで、3アクセル、レベル4のスピン連発です」
四「織田選手の衣装の背中に『風林火山』と墨字で書いてありますが」
仮「榊莫山センセイ直筆らしいです。それにしても『風林火山』は武田信玄では」
四「…ですよね。御先祖様を間違えているのかな」
仮「あ、でも胸にはちゃんと『鳴かぬなら、殺してしまえホーホケキョ』のロゴマークがありますよ」
四「ホーホケキョでなくホトトギスでは。ぶっそうですね。でも彼の勝利への執念が伝わってきますね」
仮「世界ジュニアで優勝したばかりの小塚選手にバトンタッチしました。小塚、3ループから素晴しいサーキュラーステップです。次代日本を背負って立つ男と言われてますが、リンクサイドで出番を待つ高橋は青ざめているような」
四「上からは押さえつけられ下からは突き上げられる…という、中間管理職の悲哀を、わずか20歳で味わっている彼ですから。おおいにその気持ちは共感できますよ」
仮「四十嵐さん、さすがは含蓄のあるお言葉ですね。高橋、リンクに出ました。3ルッツを決めた後は勢いのあるスピン。そして得意中の得意ワザ、ストレートライン・ステップへ」
四「またヤグディンが怖い顔で凝視してますねえ。さっき本田が滑っていた時は穏やかな笑顔だったのに」
仮「やはり、かつて自分のキーパーソンだったモロゾフの振付が気になるんでしょうか。高橋、怒涛の勢いです」
四「今日はレベル7までいくんじゃないでしょうか。ただ、髪が腰まで伸びているので“お岩さん”状態ですね」
仮「お岩さんが首をグルグル回しているので恐ろしいですね…。高橋、フィニッシュ!素晴しいです。観客は総立ち。アジアチーム全員が今リンクに駆け寄り、佐野監督を胴上げしています」
四「監督は佐野稔さんだったんですか。私のところにはオファーが無かったのに…」
仮「ま、まあ…(苦慮)。四十嵐さんは解説でお忙しいということで」
四「いいんですけどね。別に(スネる)」
仮「…えー。ということで今、キス&クライは大変な事になっています。7人の選手に加えて、佐藤コーチ御一家、長光コーチ、織田コーチ、リー・バーケル、ダグ・リー、ニコライ・モロゾフ…と椅子に座る人が多すぎて中国選手のコーチが座る椅子が足りません。この映像は中国にも生中継されているので、国際紛争に結びつかないといいのですが」
四「今、中国のコーチと選手には、熱いウーロン茶がふるまわれているみたいですよ。日中友好をアピールしなくては」
仮「点がでました!すごい!TESは90.50!」
四「この得点はプルシェンコをも上回っているのではないでしょうか。PCSは…これも90点台!やはり、本田君でかなり表現点を稼ぎましたね」
仮「アジアチームの総合得点は182.55です。いやすごい!ドリームチームの威力ですね。今、キス&クラでは全員がパンダのぬいぐるみを手にし、TVカメラに向かって振っています」
四「リー選手は、今大会で5回転を成功させたら、国から生涯年金が貰えるらしいですよ。すごいですねえ~。中国のジャンプ力と日本のスケート技術が結集すると無敵ですね」
仮「欧州チームのエース格、ヤグディンは顔面蒼白ですが…。今の欧州でこのアジアに対抗出来るのでしょうか。あ、急遽プルシェンコに携帯電話をかけていますね。すぐに応援に駆けつけろ!と説得してるのでしょう」
四「次の演技は北米チームだから間に合うかも。いや、大変なことになりましたね。北米チームの先発はゲーブルのようですが、盟友ジョニー・ウィアーが心配そうに見つめています。さて…」
                 ★
このあとは…どうなったんでしょうね。
エイプリルフールネタを思いつかなかったので、勝手に妄想日記♪
コメント (10)
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