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サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

AFC U-19女子大会

2017-10-17 18:49:14 | 日記
スポーツメデイアには一切出てこない注目度ゼロの大会が中国で10月15日から開催されている。8か国が2組に分かれて上位3カ国が来年の女子U-20WCに出場する。日本は2016年のU-20WCでは3位だった。優勝したのは北朝鮮で、U-17とU-20を制覇した。女子ユース年代は圧倒的に北朝鮮が強い。ところがフル代表になるとまったくだめである。たぶんユース以降にプレーのできる場所が限られてくるからだろう。

さて10月15には日本vベトナムが行われ、8-0で日本が圧勝した。日本の組はオーストラリアがいて次戦にあたる。2位通過だと別組の北朝鮮と準決勝であたるのでそれを避けるために1位通過が必要である。日本女子もユース年代は強いのでオーストラリアにも勝てるでしょう。

日本の10番はボランチの長野風花である。2016年のU-17WCで準優勝ながら大会MVPを受賞し、女子サッカーの未来を背負う逸材である。ボランチながら攻撃参加も多く、司令塔タイプである。危機管理、パスセンス、瞬時の判断力などスーパーなタレントで、きゃしゃなためかフィジカルが弱い印象でもある。

今年18才で、19才の2018年のU-20WCで活躍して,20才の2019年WCから先発に定着,21才の2020年東京オリンピックと活躍していくことでしょう。

ロシアワールドカップ組み分け

2017-10-16 19:51:42 | 日記
今月のFIFAランクに従ってロシアWCの1次リーグの組み分けポッドが決まると毎日のようにメデイアに出てくる。日本は第3ポッドか第4ポッドかという話である。最新のFIFAランクでは日本はアジアの中で3番目の44位となっているので、現在までの出場予定国の中では第4ポッドの可能性が高いらしい。

しかし、ちょっと待てよ。2014年も2010年もそういうポッド分けではなかった。32カ国で8か国ずつ4ののポッドに分ける。ヨーロッパを除き、同じ大陸の国は同じグループに入れない。第1ポッドはホスト国を含めたシード国。シード国はFIFAランクの上位7カ国プラスホスト国である。

ここまでは最近の報道と同じである。しかしアジアの入るポッドはアジア4.5枠と北中米3.5枠の8か国だった。アフリカは5カ国。これにブラジルとアルゼンチンを除いた南米3カ国で8か国。残りのポッドはシード国を除いたヨーロッパの残り。たしかこんな感じだ。そしてシード国ポッドでブラジルと当たれば、アフリカ+南米のポッドからは南米の他とは当たらない。かなり複雑なかつ作為的な抽選方式だった。

単純にランクだけでポッド分けをすると1次リーグから同じ大陸どうしの組み合わせができてしまうので、そんな方式はとらないはずである。サッカーを長年取材してきた人であれば、熟知すべき知識である。それともロシア大会から方式がら変わるのだろうか?

U-17 WC 日本vニューカレドニア

2017-10-15 17:08:41 | 日記
夕べのニューカレ戦はひどかった。前半15分くらいまではプレスがよかかかり、ボールもよく回っていた。中村君の技ありゴールも決まった。ここまではよかった。その後はチャンスはたくさんあったが、ことごとくはずしてそのうちにクールダウンしてしまった。

前半30分くらいからDFラインでボールを回しているだけになり、相手はべたっと引いて真ん中はガチガチに固められている。それならばサイドから崩すしかないが、サイドからのクロスが悪くて真ん中に入らない。

後半になり、中村君が足をつらせて交代するとさらに悪くなった。オフ ザ ボールの動きは皆無で突っ立っている選手でボールを回しているだけに見えた。パスミス、トラップミスも増えてみていてつまらない。そのうちにニューカレがCKから同点ゴールを決めて、日本は歴史に残る勝ち点を献上してしまった。

ニューカレが第1戦だったら5点差くらいつけて圧勝していたかも知れない。この試合は前の試合から先発メンバーを9人代えてほとんど連携のないメンバーだったらしい。それでもこの試合はひどすぎた。カルカッタの試合会場には4万人を超す観客が入った。たかだか高校生年代の大会に4万人である。その人々にこんなしょうもない試合を見せたことを恥じるべきだ。

日本がラウンド16であたるイングランドはイラクを軽く蹴散らした。攻撃力はフランス以上だろう。とても日本が勝てるとは思えない。

ロドリン オタクの悲劇

2017-10-14 21:19:43 | 日記
どこの国でも女は強い。特に結婚すると途端に強くなるのは万国共通かも知れない。オーストラリアの女も格別に強い。それにまつわる小話を披露しよう。

こちらでは教会系の慈善団体が古着などを寄付で集めて、それを自前の小売ショップで安く販売している。古着だけでなく、靴、本、おもちゃなどなんでもいい。教会の前、ショッピングセンター内などにクロージング・ビンと呼ばれる高さ2メートル、幅1メートルくらいの大型の郵便ポストのような寄付箱が設置されていて、誰でもそこに直接放り込めるようになっている。

不心得の者は、これを古着のゴミ箱代わりに利用したりする。良心的な人々は教会のショップに直接いろいろなものを寄付に来る。筆者の知り合いがそのようなショップで働いていて、寄付で集まったものを仕分けて、売れるもの、売れずに廃棄するものなどに分別する。

売れるものは、値が張りそうなものはネットで小売り相場を調べてその半額で売る。教会の慈善事業であるから、利益は追及されない。まあ、当然である。最近そこにロード・オブ・リングスのフィギャアが箱付きで30箱くらい持ち込まれたそうだ。サイズも大きなものが多く、たぶん新品で買えば4000円から6000円はしそうな高級品ばかり。

このようなフィギュアを集めるのはかなりのロドリン好きのオタクである。たぶん何年もかけて集めて、それを専用ショーケースのようなスペースで飾っていただろう。そういう気持ちはよく分かる。筆者もロード・オブ・リングスとかゲーム・オブ・スローンズのようなファンタジー史劇が大好きである。ちなみにゲーム・オブ・スローンズでエダード・スターク役のショーン・ビーンはロード・オブ・リングスのパート1にもでていた。

さてここからが本題である。このフィギュア30箱を持ち込んですべて寄付したのは、新婚ほやほやの旦那のほうだった。どうしてこのようなお宝を寄付する気になったのか。それはお嫁さんからそれをすべて廃棄、または寄付すべしというのが、結婚の条件だったからだった。

ああ、なんという不条理、この世の悲劇だろうか。何年もかけて集めたフィギュアをいとも簡単に捨てさせるとは、なんという思い上がり。そしてそれに屈服してしまった男の不甲斐なさ。男が弱いのはやはり万国共通だろう。

ケーヒルのゴールパフォーマンス

2017-10-13 22:17:39 | 日記
10月10日のオーストラリアvシリアのプレーオフでのケーヒルのゴールパフォーマンスがFIFAの調査対象になっている。延長後半に中盤のモーイが左サイドにいたクルーズにパスを出し、そこからクルーズが真ん中にふわっとしたクロスをあげた。それを待ち構えていたケーヒルがシリアのCBとの空中戦に勝って、見事なヘッドゴールを決めた。これが決勝点となり、オーストラリアはホンジュラスとのプレーオフに進出。シリアとの2試合でもここまでもつれたのに、さらにまだ2試合もある。

さて問題はそのケーヒルのゴールの後のパフォーマンスだ。ケーヒルは個人スポンサーとしてTripADealを持ち、その頭文字のTを手で示した。ちょうどおそ松くんのイヤミのしぇーのような恰好になった。実に変なポーズだ。

このTrripADealは翌日ツイッターでケーヒルのTパフォーマンスを見たか?と発信。バレバレの発信をしてしまった。ケーヒルはこのパフォーマンスでスポンサー料を受け取っていると勘繰られている。たぶんもらっているのでしょう。スポンサー様からのリクエストだし。

このような商業目的のパフォーマンスはFIFAの倫理規定に違反する。直近の違反例では2012年にデンマーク代表のベントナーがスポンサー名の入ったシャツを見せて、8万ユーロの罰金を払わされた。他にも細かい例はあるのだろうが、Tポーズはこれから流行るかも知れない。

すなおにコーナーフラッグをボクシングポーズでボコボコにしていればよかったのに。