サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

U-17ワールドカップ

2017-10-09 14:47:00 | 日記
インドで開催されているU-17WCの日本の試合が始まった。ワールドカップとネーミングされているが、所詮が高校生年代のジュニアユースの大会である。従って結果よりも参加することが意義があるわけで、育成が目標である。

さて第1戦はホンジュラス相手に6-1で大勝。こんなに点差が開くとは思わなかったが、第2戦がフランス、第3戦がニューカレだから、フランスに負けるとしても2位抜けは間違いない。ずいぶんイージーな組である。

スポーツメデイアは久保君が1ゴール2アシストで活躍と騒ぐが、もっと大活躍したのはハットの中村君である。もっと中村君を褒めてあげるべきだろう。各試合のマッチハイライトしか見ていないが、どの国もGKが未熟で守備がゆるいことが目立つ。マッチハイライトは得点シーンを集めたものだから、まあ当然そう見えるがそれにしても下手だなあというプレーが多い。これもU-17だから仕方がない。

24カ国出場して1次リーグでベスト16に絞り、そこから決勝Tとなる。日本はせめてベスト8までは勝ち残って欲しい。いくら育成中心といえどもせっかくのワールドカップなんだから最低5試合はしたい。

このU-17を終了すると次はU-20世代となるわけだが、どの選手もJクラブのユースにいる。ユースが終わるとトップチームに昇格できたとしても出番はほとんどない。よくいわれることだが、日本人選手は18才からプレーできる舞台が少なく、伸びることができる選手も中途半端に終わってしまう。

このためハンブルガーでトップデビューした伊藤選手のように18,19才でヨーロッパのクラブのユースにいくべきだという意見も多いが、それほど広く開かれたルートでもないだろうし、将来を考えて大学に進学したい選手もいるだろう。いくらU-17で活躍できても、このうち何人がフル代表に進める選手が出るのか疑問に思う。