宇佐美がガンバ大阪復帰へ

やっぱり宇佐美がガンバに戻ってくるようだ。使いない選手の代名詞になってしまった宇佐美だが、２度のドイツ挑戦はいづれも失敗。宇佐美はバイエルンミュンヘン、ホッフェンハイム、アウグスブルク、デュッセルドルフに在籍したわけだが、リーグ戦でのゴールはホッフェンハイム時代に２ゴール、2部のデュッセルドルフで８ゴール。６シーズンもいて１０ゴールである。


ガンバではコンスタントに活躍できていたのにどうしてドイツではだめなのか。レベルの差といえばそれまでだが、一貫して言えることは２トップのセカンドストライカーならば活躍できるが、１トップか左右のウイングでは使えないということだ。


ブンデスならば２トップのクラブは少なく、１トップに左右のウイングというフォーメーションが多い。１トップはポストもできて空中戦にも強くてボールをもらえば何でもできるというタイプが求められる。イメージとしてはマンジュキッチのようなタイプだろう。


ウイングは足が速くてドリブル突破ができることが必須。宇佐美はここまではいいが、サッカーＩＱが高くて守備もできるウイングが求められる。守備が完璧にできるウイングなんてあまりいないが、相手の攻撃を遅らせるためにいいポジショニングを取り、パスコースを常に消す動きができる選手が喜ばれる。


宇佐美はそんな芸当はできない。ドリブルで突っかけるだけの選手が宇佐美のイメージである。だからドイツに６シーズンもいて評価できなかった。いきなりバイエルンミュンヘンに行き、ほとんどプレー機会をもらえなかったのも影響した。


宇佐美がガンバに復帰すればどこまで貢献できるのか分からないが、宇佐美は守備を免除してセカンドストライカーとして前線に置いておけばそれなりに活躍できるかも知れない。