サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

相撲協会は伝統としきたりを放棄してしまった

2019-05-27 09:45:29 | 日記
昨日のトランプの相撲観戦をユーチューブで見たが、何だあれはという感じである。おもてなしもいいがやりすぎである。筆者がおかしいと感じたことを挙げてみよう。


①皇族でさえ2階の貴賓席に座るのに升席に座らせたこと。
トランプがリクエストするわけではないから安倍首相の指示だろう。天皇陛下が貴賓席に座るのは、警備が大げさになり一般客に迷惑がかかるからである。升席にイスを持ち込んだのにトランプは喜んでいるようには見えなかった。そもそも相撲に興味はないだろう。


②取り組みと取り組みの間に入場して次の取り組みを待たせたこと。
天皇陛下が入場する時は中入りの休憩時間である。そうしなければ取り組みの邪魔になるからだ。競技の進行に迷惑がかからないように観戦するのが最低のマナーである。主役はあくまでも力士である。


③トランプカップの授与のタイミング
伝統として表彰式は賜杯、優勝旗、内閣総理大臣杯で一区切りをつけて、土俵上にいる親方たちが退場。そしてNHKアナウンサーによる優勝力士インタビューである。この順番が変わった場所を見たことがない。たまに目立つがりの首相本人が出てくることがあるが、内閣総理大臣杯を授与した後は退場する。


昨日の安倍首相は自分の順番が終わったあとも図々しくも土俵に残ってトランプの太鼓持ちをしていた。トランプカップはいいが、授与は力士のインタビューが終わったあとだろう。そうでなければ長年優勝力士を表彰してきた各国に失礼である。各国の大使が出てきても授与の順番は同じである。


④トランプ用の土俵に上がるための階段
あれはどうみてもおかしい。これまで誰が出てきてもこんなことはしなかった。トランプはゴルフはできるのだから足は悪くないはずだ。


伝統ある大相撲を政治利用するな。相撲協会に無理難題を強要した安倍晋三にも腹が立つが、それを受け入れた相撲協会にも腹が立つ。