サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

WCアジア予選 イラク戦、ロスタイムの勝ち越しでハリルの首はつながった

2016-10-06 23:38:50 | 日記
後半60分にイラクに追いつかれそこから日本は勝ち越しを目指して前掛かりになったので、さらなる失点をありえた。それをなんとかしのいでイラク選手の遅延行為もものともせず、後半ロスタイムに山口の難しいダイレクトシュートが嘘のように決まり、日本が勝ち越し。そしてなんとか2-1で勝ち点3をゲットできた。

さて勝ったことはよかったが失点する前に追加点をあげていればこんなに苦労はしなくてよかった。苦戦の原因は岡崎が全然機能していなかったこと、本田のシュートは入らないということからだ。本田は後半だけでも2回のビッグチャンスがあった。1回でも決めてほしかった。あれだけはずしていればミランでのベンチ暮らしは変化なしでしょう。

あと浅野は足は速くてもシュート態勢までいけない。勝ち越しを狙ってロングボールを放り込んだが、あのような戦術をとるのであればハーフナーは絶対に必要。最後の10分くらいはイラクのDFはロングボールの処理にてこずっていたので、ハーフナーがいればもっと簡単にゴールできたはず。

清武は後半は消えてしまっていたが、香川よりはマッチベターだった。原口は先制点、後半のドリブルでの仕掛けと八面六臂の大活躍である。1トップでボールが収まりポストになれるFWがいれば、もっと効果的だったはず。大迫がいればよかったのに。

なんとか勝ち点3を拾ったものの、今日の試合の内容ではとてもオーストラリアに勝てるとは思えない。120%の力をだしてなんとかドロー。オーストラリア戦は本田と岡崎をひっこめてほしい。とにかくこれで来週火曜日のメルボルン遠征のモチベーションができた。

WCアジア予選 イラク戦 前半 1-0

2016-10-06 22:24:32 | 日記
サポの願いが通じたのか香川はベンチで清武が先発。最初の20分くらいはイラクのプレスにかなり押し込まれて、日本はボールを取れなかった。しかし28分に清武の右サイドからのスーパーなクロスに原口がおしゃれなヒールシュートで先制。あのパスをトラップなりしていたらゴールできなかったので、ヘルタベルリンの監督さんも大喜びの見事なゴール。

このゴールを契機に日本のプレスが強くなり、セカンドボールも拾い始めてリズムがよくなった。しかし前半のうちに2,3回あったチャンスで追加点とれていれば試合は決まっただろう。

2015年のアジアカップでは日本が1-0でリードした後にイラクはほとんど攻めなくなった。アジアカップの1次リーグとWC予選ではまったく違うが、失点してからのイラクは守備が雑になってきたので後半は早い時間帯に追加点を取って試合を落ち着かせたい。

後半になると本田がばて始めるだろうから、早めに本田から斉藤に交代してほしい。原口を右に回せば斉藤を左で使える。イラクは二人目の追い越しとかスピードのあるドリブルに対処できないように見える。単純にサイドからクロスを放り込むだけではだめでしょう。

前半で1-0とリードしてこの試合に勝つには早めのベンチワークが必須。ハリルさんしっかりしてよ。

世代交代

2016-10-06 12:05:21 | 日記
日本代表の世代交代が遅れてかつての主力が衰えたために弱くなった。これがスポーツメデイアによく出ている意見である。もっとも香川はまだ27だから主力の中心であってほしいものだが、しっかりと衰えてしまった。

さてならば主力を取り換えるとしてもほかにだれを出せばいいのかというハリルの主張。これをオーストラリアに置き換えてみればかつての主力とはキュエル、ビツーカ、ブレッシアーノ、アロイーシ、ニールであった。彼らの衰えは日本よりも早く、キュエルの活躍はせいぜい2011年のアジアカップくらいまで。そのあとはトロイーシ、クルーズといった若手に交代していった。

現在のオーストラリアの主力でキュエルのようなビッグネームはいない。しかし2015年アジアカップでも優勝したしWC予選でも2連勝、日本がホームで負けたUAEにアウエーで勝っている。

日本とオーストラリアの世代交代の違いは選手そのものではなく、監督の選手起用と戦術の差だと思う。オーストラリアの監督のアンジーはAリーグクラブの監督をへて代表監督に就任。2014WCでは1次リーグ敗退も世代交代のきざしを見せた。

日本はザックの後はアギーレ、ハリルと監督が交代したが海外組のいつものメンバーに固定されている。日本だって主力が国内組の若手に交代しても監督の選手起用と戦術でさほど弱くはならないはずである。

今のハリルならばまだ手倉森さんのほうがましなようにも思える。もっとも藤春をリオ五輪に起用した手倉森にはかなり不安もあるが。今夜のイラク戦にはなんとしても勝ってほしい。そうでなければ来週火曜日のメルボルン遠征のモチベーションが下がってしまうというものだ。