サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

メルボルン遠征 オーストラリアv日本

2016-10-12 20:34:59 | 日記
疲れたあ。やっとさきほど帰宅した。ジェットスターは往復とも1時間以上遅れるし、メルボルンはとにかく寒い。日中はまだしも夜なんてシドニーの真冬のような寒さ。さて試合はご存知のように1-1のドロー。かもめさんたちは、ボールと見間違うくらいに邪魔でした。

前半はほぼ日本ペースで原口の先制点のときは飛び上がって喜んでしまい、周囲のオージーからひんしゅくをかっていた。本田のGKの真正面をついたシュートが決まっていれば勝てていたことだろう。しかし毎度のように本田と香川のシュートは入らない。

後半になると日本は守っているだけになった。PKでオーストラリアが同点に追いつても日本のベンチは動かない。本田の足が止まりだしたのがよくわかったし、日本は本田を含めて全員が自陣に守っているだけ。それでもオーストラリアは日本のDFを崩せない。退屈な試合だ。エアーフェアー、ホテル代、120豪ドルのチケットなどなど多額の費用をかけてわざわざメルボルンまで遠征したので、この試合内容は許せない。

小林のヘッドが決まるかに見えたが、GKにはじかれてしまった。なんという落胆。溜息しかでない。1-1で終わり、これはNot bad or Not goodか。

隣の席にオージーの紳士とその20才くらいの息子がいて、やたらと日本のサッカーにも詳しい。日本の8番の選手(原口のこと)はどんな選手かと聞かれたのでヘルタ・ベルリンでプレーしていると説明すると彼は本当にいい選手だとほめていた。この親子は2010年の南アWCと前回のユーロも見に行ったそうで、たぶん紳士はイタリア人だろう。普通サッカー観戦にくるオージーの親父は、ビールを飲みながらGood Dayと笑い飛ばしているタイプは多いのだが、このようなサッカー碩学の紳士もいることに感嘆してしまった。

さてサウジがUAEに勝ったのでサウジが10、オーストラリアが8、日本が7、UAEが6となった。残り6試合であるが日本はかなり苦しい。オーストラリアは予想どうりの強さだが、サウジが強すぎる。そしてサウジは負けない。この調子で日本は苦戦していると2位以内に入れず良くても3位プレーオフになってしまう。

日本の残り6試合のうちホームでサウジ、オーストラリア、タイと3試合。アウエーでUAE,イラク、サウジの3試合。ホームを全部勝って勝ち点9、アウエーでドローとして勝ち点3。これがいいところだろう。これさえ厳しいかもしれない。これで勝ち点が最大19。

サウジはアウエーで日本とオーストラリアに負けたとしてホームでの日本戦をドローとしても、他の試合、アウエーでタイ、UAE,ホームでイラクの3試合。タイには負けないだろうしイラクにはアウエーでも勝っているし、UAEはホームで3-0と快勝している。予想として日本との2試合、オーストラリア戦以外の3試合は全部勝ってそれだけで勝ち点19とできる。日本と最終節をドローにできれば勝ち点20。

オーストラリアはホームでUAE,サウジ、タイの3試合。アウエーでタイ、イラク、日本の3試合。ホームでは3試合とも勝つだろうし、アウエーでは日本以外はタイとイラクだから勝つでしょう。すると残りの6試合で5勝の勝ち点15。最大勝ち点23にもなる。

このように星勘定をしていくと日本はホームでの3勝、アウエーの3試合で勝ち点5以上が必須である。これで最大勝ち点21である。1試合でも負けたら予選敗退である。

普通のWC予選はホームで勝ち点3、アウエーで勝ち点1を確実に守れば最低2位以内には入れるし、他の国が星のつぶしあいをするのでさらにハードルは下がるものだ。しかし今回はサウジもオーストラリアも負けない。これは予想外の事態である。

厳しい、実に厳しい。