とある天気のよい日、アート探訪な一日を過ごしました。
この日は、市ヶ谷に移転したミズマアートギャラリーで
会田誠さんの「絵バカ」展が最終日だったので、
まず午前中にこちらから向かいました。
「絵バカ」展ビジュアル。
お察しの通り、平井堅のアルバム「歌バカ」のパクリだそうです。
今回の展覧会名には「ここからしてバカ」と
「日本の美術大学、しかも油絵科出身という”負の出身”を
自ら背負い込む覚悟」を込めているそうです。
半年間北京に滞在し制作してきた「灰色の山」は素晴らしいです。
折り重なるサラリーマンやOA機器の山々が透明感があって、美しいです。
抜け感が気持ちいいですね。
「笑撃作」ビデオもあり、常に多方面からのアートへの
アプローチがあっておもしろいです。
午後は清澄白河へ移動。東京都現代美術館での
「フセイン・チャラヤンーファッションにはじまり、
そしてファッションへ戻る旅」を観ました。
私が学生の頃、この方が大学の卒業制作に
シルクのドレスを土に埋めてその様子を発表という
衝撃的な作品でデビューしたのを覚えています。
世界のファッション界の話題の人で、日本でこういった
大々的な展示をすると思いませんでした。
生まれ故郷のキプロスでの原体験や
国の歴史的背景が作品の着想になっていて、
どの作品にも物語性があって素晴らしかったです。
ビデオ作品も多く制作されていて、
衣服というところからここまで発想できるのかと驚きます。
15年間の活動作品が一堂に見れてよかったです。
フセイン・チャラヤン展は展示会場が暗めだったせいか、
ランチ後お腹が満たされた感もあって、
娘はほとんどを寝てすごしました。
最後の広い明るい空間に出てきた所でやっと目覚めました。
おかげでゆっくりじっくり見れました(笑)。
この日は、漫画家の井上雅彦さんの
墨のドローイング作品も展示もしていました。
巨大な作品もあり、とっても上手で美しいです。
そして、さすが東京都現代美術館。
授乳室の壁がマイケル・リン作品です。
素敵!
お隣の多目的室も青のタイルで美しかったです。
その後は清澄白河の小山登美夫ギャラリーへ。
主人が「奈良(奈良美智)さんやっているかもー。」
なんて言っていたのですが、本当にやっていました。
(主人の美大予備校時代の講師だったようです。)
「奈良美智 セラミック・ワークス」展です。
結構久しぶりな展示だと思います。
近年奈良さんは陶器に凝っているらしく、
いつもの絵の女の子などが巨大な陶器になっていました。
とってもよかったです。
特に目のあたりのまつげがぽってりしている感じがよかったです。
そして、下の階のタカイシイギャラリーへ行ったら、
アラーキーこと荒木 経惟さんの「古希ノ写真」をやっていました。
70歳なんですねー。
本当にエネルギッシュです。
作品もとってもかっこよくって素敵でした。
と、気づくと、巨匠だらけのアート探訪でした。
いやあ、いい物がみれるといい一日でしたねー。
みなさん、着実に堅実にいい作品を生み出していて素晴らしいです。
自分の励みにもなります。
よい一日でした。
作家さんの作品は載せる事ができないので、
こちらのなごみのお写真をどうぞー。
近所の公園で、毎年恒例のカルガモ親子。
ス~イスイ。
カーブ!でス~イスイ!
ふかふかの産毛でかわいかったです。
こちらは娘。
私の机の上をガシャガシャやることに熱中しているのですが、
良く見ると私の足の上に乗っています(笑)。
そして、私事ですが・・・
あの、文具メーカーの「ぺんてる」さんの
WEBの取材をしていただきましたー。
ご連絡が遅くなりまして、すみません。
ぺんてるさんの文具は小学校の時から確実に使っていますよね。
メーカーとかは覚えていませんが、
幼稚園の時にも使っていたかもしれないです。
現在も筆ぺんなどでお世話になっています。
文具メーカーの取材って嬉しいですよね。
是非、御覧になってください。
http://www.pentel.co.jp/pentelcity/
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