福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

アート探訪

2010年06月16日 | 過去のBLOG記事

とある天気のよい日、アート探訪な一日を過ごしました。

この日は、市ヶ谷に移転したミズマアートギャラリーで
会田誠さんの「絵バカ」展が最終日だったので、
まず午前中にこちらから向かいました。

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「絵バカ」展ビジュアル。

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お察しの通り、平井堅のアルバム「歌バカ」のパクリだそうです。

今回の展覧会名には「ここからしてバカ」と
「日本の美術大学、しかも油絵科出身という”負の出身”を
自ら背負い込む覚悟」を込めているそうです。

半年間北京に滞在し制作してきた「灰色の山」は素晴らしいです。
折り重なるサラリーマンやOA機器の山々が透明感があって、美しいです。
抜け感が気持ちいいですね。

「笑撃作」ビデオもあり、常に多方面からのアートへの
アプローチがあっておもしろいです。


午後は清澄白河へ移動。東京都現代美術館での
「フセイン・チャラヤンーファッションにはじまり、
そしてファッションへ戻る旅」を観ました。

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私が学生の頃、この方が大学の卒業制作に
シルクのドレスを土に埋めてその様子を発表という
衝撃的な作品でデビューしたのを覚えています。

世界のファッション界の話題の人で、日本でこういった
大々的な展示をすると思いませんでした。

生まれ故郷のキプロスでの原体験や
国の歴史的背景が作品の着想になっていて、
どの作品にも物語性があって素晴らしかったです。

ビデオ作品も多く制作されていて、
衣服というところからここまで発想できるのかと驚きます。

15年間の活動作品が一堂に見れてよかったです。

フセイン・チャラヤン展は展示会場が暗めだったせいか、
ランチ後お腹が満たされた感もあって、
娘はほとんどを寝てすごしました。

最後の広い明るい空間に出てきた所でやっと目覚めました。

おかげでゆっくりじっくり見れました(笑)。

この日は、漫画家の井上雅彦さんの
墨のドローイング作品も展示もしていました。
巨大な作品もあり、とっても上手で美しいです。

そして、さすが東京都現代美術館。
授乳室の壁がマイケル・リン作品です。

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素敵!
お隣の多目的室も青のタイルで美しかったです。


その後は清澄白河の小山登美夫ギャラリーへ。

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主人が「奈良(奈良美智)さんやっているかもー。」
なんて言っていたのですが、本当にやっていました。
(主人の美大予備校時代の講師だったようです。)

「奈良美智 セラミック・ワークス」展です。
結構久しぶりな展示だと思います。
近年奈良さんは陶器に凝っているらしく、
いつもの絵の女の子などが巨大な陶器になっていました。

とってもよかったです。
特に目のあたりのまつげがぽってりしている感じがよかったです。

そして、下の階のタカイシイギャラリーへ行ったら、
アラーキーこと荒木 経惟さんの「古希ノ写真」をやっていました。
70歳なんですねー。
本当にエネルギッシュです。
作品もとってもかっこよくって素敵でした。


と、気づくと、巨匠だらけのアート探訪でした。
いやあ、いい物がみれるといい一日でしたねー。

みなさん、着実に堅実にいい作品を生み出していて素晴らしいです。
自分の励みにもなります。
よい一日でした。


作家さんの作品は載せる事ができないので、
こちらのなごみのお写真をどうぞー。


近所の公園で、毎年恒例のカルガモ親子。

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ス~イスイ。

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カーブ!でス~イスイ!

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ふかふかの産毛でかわいかったです。


こちらは娘。

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私の机の上をガシャガシャやることに熱中しているのですが、
良く見ると私の足の上に乗っています(笑)。


そして、私事ですが・・・

あの、文具メーカーの「ぺんてる」さんの
WEBの取材をしていただきましたー。
ご連絡が遅くなりまして、すみません。

ぺんてるさんの文具は小学校の時から確実に使っていますよね。
メーカーとかは覚えていませんが、
幼稚園の時にも使っていたかもしれないです。

現在も筆ぺんなどでお世話になっています。
文具メーカーの取材って嬉しいですよね。
是非、御覧になってください。
http://www.pentel.co.jp/pentelcity/

   


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