福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

静岡県立美術館W.S

2015年08月29日 | お知らせ(個展・ワークショップ他)


静岡県立美術館の実技室にてワークショップを行います。


9月の20日、21日とシルバーウィークに開催させていただきます。



今回は静岡県立美術館の企画展が
世界遺産登録記念「富士山 ー信仰と芸術ー」というものが開催されます。

こちらが県美のHPになります。


http://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/


一昨年は世界遺産登録後
常設展の方で県美が所有する富士山の絵画などを紹介した展示があり
そこでも富士山にまつわるワークショップをさせていただきました。



参加された方覚えてらっしゃるでしょうか?

おもしろかったですね~。

私個人的にも好きなワークショップでした。


あれももう一度やりたかったのですが
今回は富士山の「信仰」や「芸術」面に掘り下げた企画展ということで
私も何かそれにまつわることできないかなと考えまして、
このようになりました。


◆実技講座「富士山と縁起物の切り透かし」
http://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/education_lecture/jitsugi/2015/01_3.php



◆わくわくアトリエ「めで鯛!富士山のオカザリをつくろう」
http://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/education_lecture/jitsugi/2015/02_2.php




「切り透かし」は
主に東北地方に残っている切り紙の文化で、宮崎県高千穂にも残る文化です。
正月祝いの飾りだったり、神事の際の結界のような役目もするようです。


「オカザリ」の方は
御幣として全国の神社仏閣でよくみる、あの白い紙のことなのですが
やはり東北地方にはもっと装飾的で複雑な「綱飾り」と言われるものが残っていて
大変興味深いのです。


しかも、こちらどうやら修験道と関係があるみたく
多くが山伏の末裔の方が制作されているようなのです。


富士山もやはり修験道の山として有名でした。
(しかし、静岡にはこの切り紙文化は残っていないのですが・・・。)


そんな点から、今回は切り絵の原点に返りつつ
富士山信仰や縁起物などを絵柄に反映させてオリジナルの「切り透かし」や「オカザリ」を
作ってみようかと思います。


ちなみにサンプルは


「切り透かし」



「オカザリ」



こんな感じで松井さん(ワークショップアシスタント)と作ってみました。



参加者の皆様がどんな絵柄のものを作るのか楽しみです。


そして、講座室に一堂に飾ってみたいです!

でひ、多くの参加をお待ちしております~。





県美のFacebookはこちらです。


https://www.facebook.com/shizuokakenbi




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