福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

小説すばる12月号

2017年11月22日 | お知らせ(個展・ワークショップ他)



集英社さん発行の

「小説すばる」12月号が発売されました。





今号は創刊30周年記念ということで

おめでとうございまーす!






創刊30周年感謝特大号らしく
いつもに増して、たくさんの小説が掲載されています。




私は、直木賞作家の木内昇さんの

「光華」


というお話で、表紙絵と挿画を担当させていただきました。







木内さんの作品との出会いは、
かれこれ8年くらい前かと思われます。

その時から、こちらの小説すばるさんで
木内さんの書いた幕末短編小説の挿絵を担当させていただいています。

何年か空けながらもシリーズもので続けていたのですが、今回で最後となるようです。






最初に、木内さんのお話をいただいて読ませていただいた時の衝撃は忘れられません。


読んでいて、
私が小説の中に入っていてその現場にいる感覚に陥ったのです。

つまり幕末の世にワープ?っていうのでしょうか、
話し合いをしているその部屋に自分が座っていて、
その情景をその場で主人公の目を通して見ている感覚なのです。

さらに、一番最初のお話はネタバレで申し訳ないのですが
(もう8年前に掲載されてますが)
主人公が切られるのですが、
私も切られた(感覚に陥った)のです!

リアルな夢見た!といった感じでした。


読み終わった時、しばらく放心でした・・・(笑)。


すごい作家さんなんだな〜

と思っていたら、3作目くらいでしょうか
短編シリーズをご一緒させていただいた後

直木賞を受賞され、
一気に時の人となり

「やっぱりね〜。」

と思ったものです。
(当時のマネジャー増賀さんは幕末の歴女でしたので、共に「やっぱりね〜」でした。笑)



その頃、お忙しくなられて
ちょっと短編シリーズの間が空きましたが、

その後、忙しい中再び再開。


今回まで来ました!


さすがです!!!


どんなに忙しくても、
絶対に期日までに上げてくる姿勢に
毎度私も背筋を正して、真摯に取り組ませていただいております。


そして、小説の中に出てくる人物や時代背景が知りたくなり
毎度にわかに詳しくなっていっていました(笑)。


いやいや幕末面白いですね!

学生時代にその面白さに気づきたかったな〜(笑)。



今号も、ある有名な幕末の偉人周りの人のお話ですので
ご興味のある方、是非に〜!


小説すばるのサイト


http://syousetsu-subaru.shueisha.co.jp