福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

「ミュンヘン市内観光編1」

2012年10月22日 | 過去のBLOG記事

ミュンヘン滞在で憩いの空間だったのは、近所にあった英国庭園です。

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ギャラリーでのオープニング・パーティがあった日の午前中は
ドーナツを買って、ここで食べました。

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川も流れていて、馬もいて、
犬もノーリードで遊んでいて広大な敷地でした。

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(雲行きがあやしくて寒くなってきた。)

広すぎて、端っこの方しか行けませんでしたが、十分です。

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時折、レンタサイクルの集団が通り過ぎて行きました。
自転車が無ければ回れません。

道路には自転車道路があって、びゅんびゅん通り過ぎていました。
そして、素敵自転車がたくさんありました。
市内観光では、セグウェイの貸し出しもあるようで、
公道で集団で走っているのとか見ました。
建物は古いのに、乗り物は近未来で不思議でした。

ミュンヘンの中心都市、
マリエンプラッツにて新市庁舎のからくり時計も見ました。 

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大きさは等身大のようです。

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100年以上前に作られたと言うから驚きです。



ドイツ狩猟漁猟博物館に行きました。

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もと教会の建物が博物館に。
素敵な建物でした。


剥製展示の見せ方がデザイン的でした。

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ジオラマが手描きなのですが、なんかオシャレなのです。
意図してそうなのか、日本人から見てそう思うのか?

海がないので淡水魚たちの展示です。

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娘の前のガラスケースの展示。
魚のエラから先部分を立たせているのが斬新な展示です(笑)。

釣り道具なども紹介してあります。

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上のナマズが大きい!

古くて色あせてますが、そういうのも好きです。

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触れるコーナー。

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いらっしゃ~い。

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お魚コーナーの入り口は、川のインスタレーション。

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下は映像ですが、魚も泳ぎ、水の音が聞こえています。
歩くと水に入った音、波紋もできます。


ソリ達。

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豪華だわ~。

銃やナイフも豪華絢爛で、つくづく「狩り」とは
お金持ちの快楽趣味でもあったのだと感じました。

展示されている動物達が「狩猟されたのか~」
と思うと複雑な気にもなりましたが、
もと教会で展示することで、鎮魂の意味もあるでしょうね。

途中、剥製の色々な部分を組み合わせて
「新たな動物を作る」みたいな、
奇妙奇天烈な展示もあり、不気味感も漂っていました。

しかし、ドイツの動物の生態系が見れて満足しました。



ドイツ博物館にも行きました。(博物館好きなので)       

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ドイツ博物館は、世界最大級の自然科学と工業技術の博物館だそうで
ちょっとここでは紹介しきれない大きさでした。

その筋の方にはたまらない模型の数々。

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こちらは魚雷を積んだ潜水艦。

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戦争時のものです。

ドイツで最初のUボートとかもありました。

ドイツ語が読めないので、あまり詳しい事はわからず。
でも長くて大きくて、すごかったです。(←なに?この稚拙な表現・・・。)


飛行機系も充実。   

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飛行機の断面(左)。
なるほど~、こうなっているわけですね~。

所狭しと置かれる飛行機達。 

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空飛ぶことを夢見ちゃった、元祖鳥人間達。

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コウモリっぽく作ってみたり、鳥の羽根使ったり、
馬に走らせて飛ぼうとしたり、気球編もありました。
みんな空への純粋な憧れ感がたまらなくおもしろかったです。

彼らがいなければ今はなかったのです。


あーおもしろかった。

地下の炭坑&ドイツの十八番でもある車の展示まで到達出来ず、
心残りのまま閉館時間を迎えたのです・・・。
次回は絶対みるぞ!


美術館は、
まずはアルテ・ピナコテークから。

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偶然にも、主人の大学の同級生で宣教師のお友達、
内村さんがミラノから来ていたのは、
このアルテ・ピナコテークで、在日の方々に宗教画の見方などを
トークしながら一緒に巡る企画のためでした。

私たちも同行させていただきました。

キリスト教などバックボーンがない日本人にはわからないことだらけで、
こうして説明してもらうと、多分何倍も面白く見れると思います。

しかも、内村さんは主人と同じ油画科を出ているので
宗教画に使われるテンペラ画や作家にも詳しく、納得の説明です。

宗教画には、赤ちゃんや動物が多く登場するので
娘の気を引くことができましたが、
次の予定もあり、まあ娘の限界値もあったので途中で早退しました。
こちらも、もっとじっくり見たかった・・・。

ノイエ・ピナコテークにも行きました。

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アルテが「古い」という意味に対し、
ノイエが「新しい」という意味らしいです。

アルテは15~18世紀のヨーロッパ絵画、
ノイエには19~20世紀初めの絵画ということで
ゴーギャンやクリムト、ゴッホなどもありました。


そして、ドイツが一番力を入れている
モダン・ピナコテークにも行きました。

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こちら、椅子でも薬缶でも、排水溝の蓋でも
ドイツがデザインした物はすべて作品として展示されています。 

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もちろん車も。

クラフトだけでなく、絵画もあり見応えがありました。

おもしろかった~。

基本的に無機質でシンプルなものが多く、かっこ良かったです。

エレベーターなどは、ほとんど表示が無く壁と一体化。
乗っても中にもほとんど表示は無く、
日本に戻ってきて、注意書きの多い事に
改めて気付かされました。

本当はお城なども行きたかったのですが、
子連れは思った以上に行動に制限があり、
知らない土地での娘の歩かない率が高く、
寝られてしまうと本当に重くて、毎日グッタリでした。

でも余裕を持ちつつ、いろいろ見れた方だと思います。

つづく・・・・。