京都滞在中、観光は期待していなかったのですが、
思ったよりも時間がとれて観光ができました。
その様子です。
まず2日目のお昼に、近くに歌舞伎の南座があったので、
そこの隣の「松葉」さんで「にしん蕎麦」を食しました。
海苔のようにどんぶりの左側に出ているのがにしん。
蕎麦の下に入っちゃってます。
美味しかったー。お魚大好き。
京都に来たら、どうしても河井寛次郎記念館に行きたかったので、
調べてみるとSferaから徒歩圏内。
増賀さんとプラプラと京都の町並みをみながら、
歩いて向かう事にしました。
途中、恵美須神社を発見。個展の成功を祈願してきました。
他にも寄りたい所多数でしたが、時間が限られているため
目的地の河井寛次郎記念館を堪能するために心を鬼にして断念。
桶屋さんも。美しい。
ここの通りは畳屋さんなどもあり、
職人街という感じでした。
Sferaのある場所は骨董屋さんが多かったです。
わーい。目的地の河井寛次郎記念館。
思わず、増賀さんと交代交代に記念撮影。
入り口は何て事ない町家の並び風なのですが、
奥がすごい!素敵すぎて感激です。
噂の「登り窯」を堪能。来れてよかったー。
作業しやすいように工夫されたアトリエが
河井さんの徹底ぶりを物語っています。
私も、アトリエと言えるような空間がほしい所です。
私の実家近所に、同じく民藝のメンバーである
芹沢銈介さんの美術館と自宅の移築が一部だけあるのですが、
同じような物をコレクションしながら
やはり独自の世界観が表れていておもしろかったです。
私はこの後ギャラリーに戻っても、
「河井寛次郎記念館がよかった。」ばかり言っていました(笑)。
お次の観光は京都の3日目です。
泊まっているホテルに近かったのもあったのですが、
増賀さんが歴史好き(特に幕末)ということが判明し、
江戸時代から明治へという大政奉還を迎えた場
である「二条城」へ行く事にしました。
お寺系に興味はあったのですが、
二条城はノーマークでした。
しかし増賀さんの話を聞くと、
「歴史的な場所に立ち会わなければ!」と興奮(←単純)。
朝一で向かいました。
しかし、予備知識不足でした。
思った以上に敷地が大きくて、
外堀をみた瞬間、午後の予定までに見終えるのか不安がよぎりました。
こちらは、二条城の門。豪華!さすが家康が築城し、
江戸時代の真っ盛りを生き抜いただけあります。
門を抜けるとほらね、ありえない敷地。
二の丸御殿でございます。
お部屋が33室もあるのですが、
どこも狩野派の素晴らしい障壁画でした。
そして、廊下はあのうぐいす張り。
鳴ってましたよー。
東京で淋派展をやっているのだから
全てがあった訳ではないと思いますが、
いろいろな絵の中で私としては
こじんまりとした老中のお部屋にある、
鴨とかのいる四季が描かれた障壁画が一番趣があってよかったです。
あと、30センチの太さの板を両面異なる絵で透かし彫りとか、
いちいち凄かったです。
しかし、室内は障壁画以外はからっぽです。
調度品などは一切無く、ちょっと寂れた御殿風。
大政奉還の様子をお人形で再現してあるのですが、
徳川慶喜が”廃墟の殿”って感じでうら悲しさ倍増です(笑)。
重要文化財級の障壁画の本物は
付属の収蔵館に入っているみたいで、
そこはお休みでした。
そして、素晴らしいお庭へ。
小堀遠州が手掛けた池泉回遊式庭園だそうです。
滝など流れていて優雅な事この上ないです。
屋根瓦。
マーガレットみたいな西洋のお花風。かわいい。
そして、案の定、時間が無くなり、本丸御殿はまたの機会に。
特別期間以外は公開していないそうなのですが、
こちらは本当の本丸御殿ではなく、
皇女和宮が住まっていた旧桂宮廷を移築した物らしいのです。
篤姫ブームですからねー。
それはそれで多くの方が訪れるでしょうね。
いそいで、次の場所へ。
お次は祇園でお食事です。
町家の細い長い道をはいって
「味舌」という懐石料理屋さんへ。
実は、漫画家のひうらさとるさんとお食事なのです。
ひうらさんは増賀さんのお知り合いで、
何度か会った事はあるのですが
あまりゆっくりお話した事がありませんでした。
しかし、またしても
偶然に実家の大阪に帰られるという事で
会食する運びになったのです。わーい。(増賀力?渡辺潤平)
前日も、ひうらさんはお母様と一緒に個展にいらしてくださったのですが、
会えなくて、私はこの日会うのを楽しみにしていました。
「味舌」さんにて。美しいですねー。
もちろんお味も美味しかったのですが、
ひうらさんと増賀さんと私でおしゃべりが止まらなくて、
お店の方から「そろそろお店が一旦閉まりますので・・・。」
と伝えられ、「はっ!」と一堂時計をみたら15時を過ぎていました(笑)。
お昼の時間は終了していました。すみません。
紅葉が徐々に始まっていました。
すかさず、ひうらさんと記念撮影。
かわいい方なんです。
このあと、増賀さんとも。
ひうらさんの手にはi-phoneが。
私たちは観光下調べができていなかったので、
年長者にも関わらずひうらさんにi-phoneナビをお願いしてしまって
その通りについていくばかりでした(笑)。
まかせっきりですみません。
そして、円山公園を抜けると知恩院へ。
この時点で16時を過ぎていたので、入る事はできませんでしたが
外からでも荘厳な様子がわかります。
これ、門なんです。
世界最大級の木造門らしいです。すごい・・・。
この自販機、ちょっとわかりづらいのですが、
全て「知恩院のお茶」って書かれています。
これしか販売していませんでした。
この後、結局しゃべり足らなくて3人で喫茶店にはいり、
また喋りまくりました。
あー楽しかった。
ひうらさん、本当にありがとうございました。
京都の3日間は雨が心配されましたが、
幸い私が移動の時間にはあまり降られる事も無く、
快適に過ごせました。
着いた日は暑いとさえ感じたのですが、
3日目にはやはり寒くて、
東京との違いを感じました。
京都は知れば知る程楽しいし、奥深いですねー。
京都について知っている人と来ると楽しいですね。(←他力本願)
今回は、観光もできたし食も含め大満足な京都滞在になりました。
展示期間中にまた行けたらと思います。
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