福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

手塚治虫展オープン

2008年11月04日 | 過去のBLOG記事
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「tezuka gene Light in the
Darkness 手塚治虫の遺伝子 闇の中の光 展」

がオープンしました。
渋谷PARCO パート1の6階、
パルコファクトリーで行われています。


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そのオープニングの模様です。


会場はちょっと狭いのですが、てんこ盛りです。
30名以上の作家が参加していますからね。


今回のテーマは「カバーアート」です。
手塚作品の漫画となった作品の表紙を各作家がリメイクしています。
短編などは含まれず、1巻以上になった作品の中からです。


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ということで、左側は
リメイクされた状態での漫画本の棚になっており、その場で読めます。
中身はもちろん手塚先生の作品です。嬉しいですね。


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展覧会場の最後は手塚グッズショップ。
漫画も売っています、限定商品も満載です。


注目はやはり京都の「一澤信三郎帆布」のコラボトートバッグでしょうか。
デパートにも卸さないし、京都の本店でしか販売しないというのに、
手塚先生の生誕80周年ということでご協力いただけ
たようです。
良く見ると「アトム」 のシルエットが染められていて素敵なバッグです。
他にもいろいろあります。
詳しくは会場で!


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ちなみに私の展示ブースはこちら。
かつてユニクロUT企画で
手塚プロダクションコラボ商品を製作させて頂いた時の
原画も展示しています。
私がカバーアートで選んだのは「鳥人体系」です。
(私の第一希望は「シュマリ」でしたが、今回は含まれていませんで
した。)
タイトルも入れる事になっていたので、文字も切りました。


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本になっている状態はこちら。


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レセプションがオープンです。
こちらはデジタル作品の方達の
プリントアウトされた作品がずらっと並んでいます。


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こちらは、唯一カバーアートではない「手塚治虫」
自身をオブジェにしたもの。
宇川直宏さんの作品です。吊り
下がっている物、すべて眼鏡です。
黒とピンクの所はベレー帽です。おもしろーい。


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ショップの横では、
メディアアート作品や手塚先生のドキュメントなどが見れます。


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そして、たくさんの取材陣がきていたのですが、
会場があまりに人が多かったので、少し離れてインタビュー。
って階段ですけど(笑)。


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さらに、取材を取材。
奥にディレクターの方がカメラで撮影しています。
ご協力頂いた「HITSPAPER」の佐々木さんありがとうございます。


今回は、さすがに手塚治虫生誕80周年ということで、
様々な新聞社やテレビを含めメディアの方々がいらっしゃっていました。
そういえば芸術新潮とかも今月は手塚治虫の特集だし

色々な所で特集を組まれているのを発見します。
でも、生きていれば80歳。まだまだ生きていてもおかしくない年齢です。
60歳でお亡くなりになられたのですから、早20
年が経ったという事ですね。
最後の最後まで全速力で駆け抜けたという感じがしますね。


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地下一階のロゴスギャラリーでは、
参加
作家の作品や関連商品が販売されています。
私関連は、作品集やタペストリー(手染めのため受注商品)、
手ぬぐいなどです。


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そしてこちらは知る人ぞ知る過去の作品です。
人の動きの連作の一部です。懐かしい。ロゴスで展示中です。


私的には、手塚治虫さんのご子息、
手塚眞さんにお会い出来た事が印象深いです。
まさか来ていらっしゃるとは思っていなかったのですが、
今回の企画を喜んで下さったのも手塚眞さんらしく、

場にも足を運んで下さっていました。
いざ、お会いしてみると(本人はどう思っているのかわかりませんが)
お父様そっくりで、何だか久々に衝撃でした。
多分私たちが見慣れている手塚治虫像の年齢と近くなって来たからでしょうか、
一瞬「漫画の神(手塚治虫氏)」とお会
いしたような気分になり、
ひたすら感動してしまいました。
本当に本人は何度も言われていて嫌かもしれないので、
不快でしたらすみません。
「マコとルミとチイ」を読んで
いた私の中では、
ずっと「マコ」の印象が強かったのですが、
その「マコ」が「手塚治虫」になっていて、
何だかわけもわからず感動しました。


そんな私情はどうでもよくて、展示は11月10日までです。
参加作家は、ドコモダケ展が若手作家の印象だとしたら、
こちらは中堅所といった印象です。
みなさん売れっ子なのによく集まったという感じです。
是非是非御覧下さい。


* * * *


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