7月21日(木)のつぶやき

07:24 from 読書メーター
【天使の恥部 (文学の冒険シリーズ)/マヌエル・プイグ】を読んだ本に追加 →http://bit.ly/jqvL6t #bookmeter
09:40 from web
おはようございます。5時前に起きていても朝食は8時半以降が、美味しくていい感じなのですが、低血圧だからかしらん。今朝はお弁当作りがなかったので、空いた時間に本の感想でも…と思ったものの、全然頭が働かないし。
09:42 from web
早朝でも本は読めるけれど、読めてると思っているだけだったりしてね(それはやだなぁ)。
09:45 from web
あーそうそう、働いていた頃の朝ご飯は、時間が早過ぎて味がなかった。いや本当に。
09:53 from web
次は何を読もうかなぁ?と迷っているうちに、いつの間にか次の次の本のことまで考えている。土日に遊びに行くとしたら文庫本の方が都合がいいから、先にも一冊単行本にしようか…とか。でも結局いつもどんどん気が変わって、どんどん思惑から外れていくのだな。
18:16 from web
出張帰りの夫と居酒屋で落ち合う予定なのだが、遅くなるそうなので今は家でちょっとだけ呑みつつ待機にゃう。うううーんそっかぁ、鰻あるかなぁ…。
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マヌエル・プイグ、『天使の恥部』

 プイグを読むのは3作目。『天使の恥部』の感想を少しばかり。

 とても好きな作品。映画のように美しくも煽情的な場面の数々が、“世界一の美女”の顔とともに心に残る。愛の不毛ややり切れない孤独感、人と人とがわかり合うことの困難を描きつつも、べたついたところが全くない作風も好きな理由の一つである。
 虚実並べて語り進めていく手法に、ほどよく揺さぶられ続けながら堪能した。プロット自体はわかり易く追いやすいのだが、日常からかけ離れた設定の物語(官能的でもありドラマティックでもあり)と、内省的な日記や会話文が交互に現れるスタイルが、行きつ戻りつの奥行きを生み出していて面白いと思う。
 そしてロマンス小説、スパイもの、SF…と、様々な要素を盛り込んだパロディ形式も、プイグならではである。例えば物語の中盤、不意にやってきた若者と女優が一目で惹かれあい、銀の湖の畔で逢瀬をする箇所などでは、これはもしや巷に聞くハーレクインか…と一瞬戸惑ったけれど、流麗に連なっていく言葉が描き出す美しい情景の魅力に、ついついうっとりしてしまった。

 月の光が潜りこむ豪奢な部屋、世界一の美女と称えられた女優が新婚初夜のまどろみから目覚めると、そこには誰もいない。目覚め間際に見た悪夢。さり気なく仄めかされる不安の翳りですら美しく、物語は始まり、他人の思考を読む能力を与えられた女優(ヘディ・ラマー)とメキシコシティで入院治療中のアナ、未来都市で性的治療を受ける男性患者に奉仕する勤めの若い女・W218と、過去と現在と未来に生きる三人の女たちの物語が繰り広げられる。昼間の現実と夜ごとの夢…。やがて苦悩をくぐり抜けた彼女たちが、背中合わせのまま迎えるそれぞれのラストは、とてもよかった。しみじみと沁み渡るものがあった。

 
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7月20日(水)のつぶやき

06:37 from web
おはようございます。あいすこーしーなう。そろそろ腰を上げてあれこれ片してくるよ…(あーよっこら)。
18:50 from twicca
枝豆ビールにゃう。ゴーヤチャンプル(今季初)は下ごしらえ済み。ゆるゆる呑む夏の宵、仕上げに一雨あってもいいなぁ。
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7月19日(火)のつぶやき

06:41 from web
おはようございます。あいすこーしーなう。グラスがこの手からするりと抜けて落下していくその軌跡、床に当たって砕け四方に飛び散っていくその様。スローモーションで見えますね。本当に(はあ……)。
17:31 from web
南瓜と万願寺とうがらしと鶏を煮た。あとはだーさんが帰宅してから空心菜を炒める。空心菜は久しぶり。…実家から母親が丹精した野菜がしこたま届いて、まあありがたいのですけれども(ぶつぶつ)。
20:22 from web
こんなに美味しい野菜を作るように、ただ育ててくれるわけにはいかなかったのか…。比べられるようなことではないと知りつつ、届かぬ恨み言の一つ二つ詮無く。
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7月18日(月)のつぶやき(読んだ本、『開かせていただき光栄です』)

06:24 from web
おはようございます。おめでとう!
21:33 from 読書メーター
【ブエノスアイレス事件 (白水Uブックス (63))/マヌエル・プイグ】を読んだ本に追加 →http://bit.ly/gNzgU9 #bookmeter

 ☆    ☆    ☆    ☆

21:36 from 読書メーター
【開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド)/皆川 博子】を読んだ本に追加 →http://bit.ly/loR9uF #bookmeter

21:51 from 読書メーター
【開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド)/皆川 博子】
 いつかの講演会でトーマス・チャタートンについて触れていらしたのを思い出し、胸がきゅんとしました。この物語に出てくる詩人志望の少年には、チャタートンに似ていても異なる物語が与えられています。利用価値がないとわかれば簡単に大人たちから見放されてしまう、そんな、無辜なる弱き存在に向けられる眼差しに込められたもの。そのことを思って、心がふるえました。
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7月17日(日)のつぶやき(彦根の「ラーメンにっこう」)

06:24 from web
おはようございますー。更に体重が落ちました。何だろうこれ、やっぱり生春巻き効果…。
06:33 from web
そう言えば古川日出男の「沈黙」に、生春巻きの素晴らしさについて触れている箇所があった。あそこを読み返したいなぁ。あと、「アビシニアン」の主人公たちが一緒に生春巻きを食べる場面も好きだった。
11:09 from twicca
ちょっくら彦根まで。今、恋する惑星の主題歌だったん♪

 この日のお昼ご飯は、彦根の「ラーメンにっこう 本店」。
 こちらはだーさんの頼んだ、鶏白湯の塩。

 私はこちら、日香麺の清香。

 本店は二度目だったけれど、前回も同じものをいただいたかも。美味しかったです。
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7月16日(土)のつぶやき(「まるさん屋」その4)

06:24 from web
おはようございます。ぬるくなったあいすこーしーなう。今日の週刊ブックレビューは、「ムーア人・・」と河野さんが楽しみ~♪ いそいそのかつお…。
07:52 from web
「ムーア人の最後のため息」、好評なのかそうでもないのか微妙なところが可笑しかった。そういう作品なのだな。
08:34 from web (Re: @ayaoshima
@ayaoshima 面白いですよ。猥雑で相当に暑苦しい話なので誰にでもおすすめと言うわけにはいきませんが、私はこういうのが結構ツボなのです(笑)。
08:38 from web
プイグの「ブエノスアイレス事件」が面白かったのだが、変態過ぎて感想を書くのが躊躇われる。性〇とか性〇〇とか性の何ちゃらとか、そんな言葉ばかりになってしまう。およよよ…。
08:52 from web
あ、プイグはも一冊控えてるんだった。感想はそっちでいいやもう。三連休だし…。
09:00 from web (Re: @catscradle80
@catscradle80 仕掛けの部分とか、面白かったですよ。エロは濃いし歪んでます。体臭が伝わってきそうでした(笑)。
09:09 from web (Re: @catscradle80
@catscradle80 ああ、確かに地味ですね。ツートンと言えば白水Uブックス、ですもの(笑)。
12:22 from twicca
岩がきとか、若狭ぐじとか、鮎とか、おほほほほ!
12:25 from twicca
そして、きりりとした危険な冷酒、おほほほほ!

 近所の「まるさん屋」にて。
 今季初、岩牡蠣。

 若狭ぐじの塩焼き。
 
 鮎の天ぷら。

 だーさんの〆、ミニ二食丼。

 夏の味覚を堪能しましたことよ。ご馳走さまでした♪
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7月15日(金)のつぶやき

04:26 from web
諦めて起き出してここでにょろにょろしている…。外がまだ暗い。
08:50 from web
おはようございます。朝ご飯も済ませてまったりなう(桃冷やしてるにゃう、うふふ)。でもちょっと、口内炎が酷くなってきてしまった。外用薬を切らしているので、ごそごそとチョコラBBを出してきた。あってよかったー。
08:55 from web
生野菜のサラダに塩を振ったら沁みて凄く痛いのに、それでも塩にしたいのであった。傷口に塩をすり込む……て、そのままじゃないか!
12:31 from web
一瞬貧血かと思ったけれど、眩暈だった。ようよう治まってきてるけれど、まだ微妙に気持ち悪いー。この頃の体調の不安定さと言ったらもうー。幸い活字は大丈夫なので大人しく本でも読んでる。
20:09 from web
今日、いつものスーパーで、見知らぬお婆さんが万引き中のところの目撃者になってしまい、一言では言い表せないような気持ちになった。見たくないものを見てしまった…という嫌悪感も否定出来ないけれど、ギクッとした顔で体を強張らせていた彼女の様子が頭から離れなくって、帰り道で泣きたくなった。
20:13 from web
彼女に向けての憐れみではないと思う。ただ、人生って、怖いなぁ…と思った。
20:22 from web (Re: @ginko_books
@ginko_books また思い出してちょっとうるうる、です…。
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7月14日(木)のつぶやき

04:58 from web
おはようございます。体重がきゅっと落ちていて、へ?と思いました。ここにきて生春巻き効果かも知らん……。
05:01 from web
食欲がそんなにないと言うか、さっぱりしたものばかり食べてるかも。心太(大好きさ)とかねー。
14:45 from web
感想文二つやっつけた。なぜか長くなった。まだ変かも知れないけれどもう疲れた…。
14:55 from 読書メーター
【パタゴニア/老いぼれグリンゴ (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 2-8)/ブルース・チャトウィン 他】を読んだ本に追加 →http://bit.ly/gdYQo1 #bookmeter
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カルロス・フエンテス、「老いぼれグリンゴ」

 そもそものお目当てはこちらだった。「老いぼれグリンゴ」の感想を少しばかり。

 “「みてくれのいい死体になりたくてね」”(321頁)

 素晴らしい読み応えだった。メキシコとアメリカ。メキシコからアメリカに向けられた、恨みと揶揄。人諸共に大地を刻みつけた国境のこと、他者との隔たりを越えられない心の中にある境界のこと。男性至上主義(マチスモ)の所為でひどく歪に見えてしまう男女の関係。支配者と、虐げられた人々の存在。老いと若さの対立。アメリカ人である彼と彼女に、国境の川を渡らせたその思いとは…。
 メキシコ革命の熱狂の中で繰り返される重過ぎる問いが、幾度となく胸に迫った。“死と呼ばれるものは最後の苦痛にすぎない”というビアスの言葉は、ただ辛辣な心から吐かれただけの虚無的な警句なのだろうか、そこにホンの少しでもいいから救いになるような意味は込められてはいなかったのだろうか…と、少し悶々とした。

 まず物語は、革命さなかのメキシコに渡った経験のある女性ハリエットが、当時を思い返しているという形で語られだす。が、そのまま話が進むのかと思っているとやがて、視点がハリエットだけに固定されているわけではないとわかってくる。雇い主がいないのに家庭教師という職にこだわりメキシコ人を教育しようとする娘ハリエット、“みてくれのいい死体になりたくて”不法入国したグリンゴ爺さん、若くたくましいメキシコ人(まさにマチョ)であるパンチョ・ビージャ軍の将軍トマス・アローヨ。反乱軍に加わることで同じ場所に居合わせてしまった三人を物語の中心に据え、それぞれがそこに至るまでの過去の話へも語りは及び、物語はどんどん重層的になっていく。三人のことだけに留まらず、例えば終盤に挿入される丸顔の女の話なども、とても印象深かった。
 そして更に作者はこの三人を使って、愛と憎しみが拮抗する緊迫した三角関係(むしろ三角地帯というか)を生じさせ、老人の悲哀と若者たちの官能を見事に描き出している。グリンゴ爺さんとアローヨとの間には、理解と敬意があった。アローヨの腕の中でハリエットは、アローヨを憎んだ。そしてグリンゴ爺さんは、ハリエットがアローヨの荒々しい愛で永久に変わってしまったのを、目撃しなければならなかった。三人の結びつきから生まれる齟齬によって、物語は終局へ向かってなだれ込んでいくことになる。
 最後まで読んだ時、冒頭におけるハリエットの孤独の理由がわかったような気がした。

 自著を二冊に、『ドンキホーテ』が一冊。
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