9月8日

 @rinakko
 【レディーの赤面: ヴィクトリア朝社会と化粧文化/坂井 妙子】を読んだ本に追加
 
 ヴィクトリア朝期のイギリス、人々は女性の赤面に魅惑されていた。それは精神美と表情美と容貌の美しさに関わり、魅力的な赤面とは完全な美と同義であった。故に、女性たちはこれを手に入れるために懸命な努力をする(涙ぐましい)。顔を赤らめる頬を染める→繊細な感受性や抑制、慎み深さといった女の美徳とやらの表徴…ということで。
 当時広まっていた観相学からの影響や、ブラッシュローズが若い女性のためのアクセサリーとして流行したこととの繋がりなどなど。面白く読んだ。

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