2月に読んだ本

2月の読書メーター
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芸術新潮 2021年3月号芸術新潮 2021年3月号
読了日:02月28日 著者:
雨柳堂夢咄(16) (Nemuki+コミックス)雨柳堂夢咄(16) (Nemuki+コミックス)
読了日:02月26日 著者:波津 彬子
憐れみをなす者 下 (創元推理文庫)憐れみをなす者 下 (創元推理文庫)
読了日:02月25日 著者:ピーター・トレメイン
憐れみをなす者 上 (創元推理文庫)憐れみをなす者 上 (創元推理文庫)
読了日:02月24日 著者:ピーター・トレメイン
暖炉―野溝七生子短篇全集暖炉―野溝七生子短篇全集
読了日:02月22日 著者:野溝 七生子
星野美智子 全版画 1971-2019星野美智子 全版画 1971-2019
読了日:02月20日 著者:星野美智子
塚本邦雄全歌集 文庫版〈第1巻〉 (短歌研究文庫)塚本邦雄全歌集 文庫版〈第1巻〉 (短歌研究文庫)
読了日:02月19日 著者:塚本 邦雄
説教したがる男たち説教したがる男たち
読了日:02月17日 著者:レベッカ ソルニット
アネモネ・雨滴―森島章人歌集アネモネ・雨滴―森島章人歌集の感想
〈こころのかたち雨の葡萄にまされるか否、降りそそぐ 降りそそげ雨〉〈なだるるは歌のみならず昨夜(きぞ)こころなだるるなかにひらくアネモネ〉〈くらがりに卵を守る少女の眼 断つなかれうす紅(べに)の反逆を〉〈抽斗(ひきだし)に海をしまへば生きやすき少年といふもろき巻貝〉〈アネモネ通りつきあたり 猫町の噴水春を濡らして帰せ〉〈つまさきで歩むしづくする夢は できたての渦巻宇宙壊さぬやうに〉〈一本のアネモネあらば希望なる言葉かすかに雨滴のごとし〉〈暗きところをかすかに上(のぼ)りやがて咲くあなたの息がアネモネと言ふ
読了日:02月16日 著者:森島 章人
辺境図書館辺境図書館の感想
再読。
読了日:02月12日 著者:皆川 博子
マザーグースのうたがきこえるマザーグースのうたがきこえる
読了日:02月11日 著者:
廃墟の美学 (集英社新書)廃墟の美学 (集英社新書)
読了日:02月10日 著者:谷川 渥
水の聖歌隊 (新鋭短歌シリーズ49)水の聖歌隊 (新鋭短歌シリーズ49)の感想
〈椅子に深く、この世に浅く腰かける 何かこぼれる感じがあって〉〈いつか消す火が燃えているこの指であなたの梨の詩をまた開く〉〈幸せの塑性について(愛されて翼をなくす鳥を見ていた)〉〈クリムトの絵画、メーテル、暗がりの杏子酒(ながれるよるはやさしい)〉〈静けさに(あなたがついに手放した水ではないが)口をゆすいだ〉〈そう、その気になれば天使のまがい物を増やしてしまうから神経は〉〈夜の底に一枚の板を敷くために教わっている鏡学の初歩〉〈きっと覚えておけると思うアラベスクいつか壊れてゆく体ごと〉
読了日:02月09日 著者:笹川 諒
レダの靴を履いて 塚本邦雄の歌と歩くレダの靴を履いて 塚本邦雄の歌と歩く
読了日:02月08日 著者:尾崎まゆみ
だいちょうことばめぐりだいちょうことばめぐり
読了日:02月05日 著者:朝吹 真理子
真夜中 (1982年) (ジュリアン・グリーン全集〈10〉)真夜中 (1982年) (ジュリアン・グリーン全集〈10〉)の感想
母親に死なれ孤児になった少女が、自ら見出した親切な保護者の下で成長する(曰く“育ちのいい人間に仕立てられ”)第二部までの流れと、第三部における悪夢めく展開の落差に摑まれた。16歳になった主人公の新たな引き取り先は、主(母親の元恋人)の親類縁者が幾人も住んでいるのに昼間こそりとも音がしない、古めかしく不気味な家だった。精神の覚醒を説くエドム氏の幸福論と、そこに拮抗するセルジュ側の肉体の蠱惑。矛盾を抱え両者間をゆれ迷うエリザベートの不安の先に、確かな救いは現れない。(ジュリアン・グリーン、安定の暗い結末で…)
読了日:02月04日 著者:ジュリアン・グリーン
明媚な闇―歌集明媚な闇―歌集の感想
〈 やはらかく人はくづれてゆくならむ月の白さに吸はるるやうに 〉〈 ホロコースト アンネの薔薇の金色の冬月のきつさきのつめたさ 〉〈 白魚(しらうを)の眼にしらしらと夢見草(ゆめみぐさ)他界にひらく眼と見つめあふ 〉〈 人魚の脚の間(あはひ)縫ひ目の線上に足首飾り(アンクレット)のひかりふるふる 〉〈 食べられる実の怒りあり林檎園脱走したるやうなくれなゐ 〉
読了日:02月03日 著者:尾崎 まゆみ
耳ラッパ―幻の聖杯物語耳ラッパ―幻の聖杯物語の感想
再読。いや楽しかった。エレナ・ポニアトウスカ『レオノーラ』からの流れで俄然読み返したくなった。主人公マリアンのモデルがキャリントンで親友カルメラはレメディオス・バロ、厄介者老人ホームでの老嬢(そして魔老女!)仲間のアナはカティ・オルナ…と、初読時にも堪能した設定が『レオノーラ』の後なのでますます魅力的だった。キャリントンとケルトの深い繋がりに惹かれる。
読了日:02月02日 著者:レオノーラ キャリントン
歌集 奇麗な指歌集 奇麗な指の感想
〈 あかい薔薇しろい薔薇野いばらのとげ 首を折りとる女王のゆび 〉〈 あめつちの詞ふるふるひらがなの雨降りしきる湖のうへ 〉〈 わたくしを鎖さなければこの空がこはれてしまふまではもたない 〉〈 冷たさは凛凛凛と冴ゆる花 だれもだれも侵すべからず 〉〈 既にやさしき媚薬であれば沈黙の薔薇は親しいぼくの友達 〉〈 頽(くづほ)れるからだであれば白き蝶プシュケ群れ飛ぶやうにゆらりと 〉
読了日:02月01日 著者:尾崎 まゆみ

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