７月に読んだ本

7月の読書メーター
読んだ本の数：20
読んだページ数：5175

【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女
読了日：07月29日 著者：今村夏子
怪奇骨董翻訳箱 ドイツ・オーストリア幻想短篇集の感想
読んでいる間は兎に角楽しかった。殊にお気に入りは、「クワエウィース？」（疑問符で終わる地名がすでにツボ）、「伯林白昼夢」（限りなく人形へ近付く娘たち、客体としての美よ…）、「コルベールの旅」「ある世界の終わり」「アハスエルス」（ハンス・ヘニー・ヤーン…！）「蘇生株式会社」「人殺しのいない人殺し」（三匹の緑インド猿の謎…？ こういうの大好き）。
読了日：07月28日 著者：
秘密 12―トップ・シークレット (ジェッツコミックス)
読了日：07月24日 著者：清水 玲子
秘密 11―トップ・シークレット (ジェッツコミックス)
読了日：07月24日 著者：清水 玲子
秘密 10―トップ・シークレット (ジェッツコミックス)
読了日：07月24日 著者：清水 玲子
秘密 9―トップ・シークレット (ジェッツコミックス)
読了日：07月24日 著者：清水 玲子
白い僧院の殺人【新訳版】 (創元推理文庫)
読了日：07月24日 著者：カーター・ディクスン
パリンプセスト (海外文学セレクション)の感想
すこぶる好みな作品。夢の中で訪れた街に魅入られた幾人もの男女が入り混じり、再びその道を見出すために体のどこかに地図を持つ相手を探し求める。そして、出会えたならばすぐにも体を重ね合おうとする。…という何とも異様な設定ではあるけれど、“体を重ね合おうとする”理由が彼らなりに狂おしく切実で、現実でのその行為の意味合いからは乖離していく…その感覚も面白かった。あまりにも不可解なパリンプセストの成立ちにぐらぐらと何度も眩暈しつつ、“魂が焦がれてしまう場所”に憑かれ、そのことによって結ぼれていく人たちの物語に耽溺した
読了日：07月20日 著者：キャサリン・M・ヴァレンテ
ナイトランド・クォータリーvol.17 ケルト幻想〜昏い森への誘い〜
読了日：07月17日 著者：
夢想の詩学 (ちくま学芸文庫)
読了日：07月16日 著者：ガストン・バシュラール
ケルトの歴史と文化(上) (中公文庫)
読了日：07月12日 著者：木村 正俊
蜂工場 (ele-king books)
読了日：07月11日 著者：イアン バンクス
リヴァーサイド―歌集 (ホンアミレーベル)の感想
〈みづからのはうへと向けて擦るマッチ　胸には容れることなきほのほ〉 〈写真いちまい端から燃えてゆくやうに萎れてしまふガーベラの赤〉 〈明日死ぬ星のいのちを抱くやうにきみの頭蓋をかかへて眠る〉 〈横たはるフローリングの冷たさよここより遠き異郷はなくて〉 〈長い眠りと眠りのあひだに見る夢のああなんてここはまばゆい光〉 〈胸底を昏く流れる川があり時をりゆびを浸してあそぶ〉
読了日：07月10日 著者：飯田彩乃
ものするひと 3 (ビームコミックス)
読了日：07月07日 著者：オカヤ イヅミ
ものするひと 2 (ビームコミックス)
読了日：07月07日 著者：オカヤ イヅミ
ものするひと 1 (ビームコミックス)
読了日：07月05日 著者：オカヤ イヅミ
レヴィアタン (1982年) (ジュリアン・グリーン全集〈8〉)の感想
息を詰めて読み耽る。暗鬱なジュリアン・グリーンの作風、その閉塞感の中に捕らわれるのが相変わらず私にはしっくりくる。始めは無害に見えて人から侮られたゲレという怪物、登場人物たちの内側に巣喰い蝕んでいく情念や蒙昧、そして彼らを繋げて押し流していった醜い運命、その其々が神なき世のレヴィアタン…なのだと。“それは苦痛と血みどろの怖ろしい人生であり、短くも長くもなく、人間の普通の慣習では測れないがそれ自体完結していて、彼の実際の人生の中に、さながら一日、二十四時間のあいだに見た一つの夢のように挿入され、
読了日：07月05日 著者：ジュリアン・グリーン
いのまま (芳文社コミックス)
読了日：07月04日 著者：オカヤイヅミ
アベル・サンチェス (ルリユール叢書)
読了日：07月02日 著者：ミゲル デ・ウナムーノ
検察側の証人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想
再読。
読了日：07月01日 著者：アガサ・クリスティー