本が好き!な、りなっこのダイアリーです。週末は旦那と食べ歩き。そちらの報告も。
本読みの日々つらつら
9月16日(日)のつぶやき(読んだ本、『時のかたち』再読、『裏ヴァージョン』再読)
(@rinakko) 2018年9月16日 - 10:32
【時のかたち (ミステリ・フォー・ユー)/服部 まゆみ】
再読。短篇4篇に、エッセイとインタビューも収められている。流行作家である語り手が、推理作家で旧友の雨田信を訪おうとしているところから始まる表題作は、2人が出会った時の回想からぐっと引きこまれる。蝉宿り蛾の幼虫、蛾をコレクションする父とそれを嫌悪する息子、売れてはいない推理作家の築いた妖しい美の世界を妬む主人公水野、そして儚げで美しい雨田の義母…。“時”の描き方にも感嘆した。
今回とても好きだった「桜」は、遂に詳らかにはされなかったことの余韻が格別に沁みた。こちら側にまで溢れ零れそうな桜の花片、そこに埋れんとする佳人の姿が絵のように忘れがたい。
(@rinakko) 2018年9月16日 - 11:09
【裏ヴァージョン (文春文庫)/松浦 理英子】
再読。『最愛の子ども』と繋がりがあると知り、手に取った。なるほどここか…とはっきり指せる箇所もありつつ、何とも名付け得ぬ(名付けなくてよいのだが)交わりを描いている点では、この3人はあの3人にも繋がっていくかもしれない…と読める部分もあった。そして、ひりつくほどの応酬は流石だ。昌子には見えていなかったことを、見せてやりたい。
(@rinakko) 2018年9月16日 - 11:14
【ランプシェード 変人探偵エム (ジュールコミックス)/坂田 靖子】を読んだ本に追加
ランプシェード 変人探偵エム (ジュールコミックス) クリエーター情報なし 双葉社
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