バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

腸内細菌を利用した胆汁酸の吸着方法、および胆汁酸吸着物質

2009年06月29日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
出願番号 : 特許出願2005-138052 出願日 : 2005年5月11日
公開番号 : 特許公開2006-314219 公開日 : 2006年11月24日
出願人 : アサヒビール株式会社 発明者 : 金子 真紀 外1名
発明の名称 : 腸内細菌を利用した胆汁酸の吸着方法、および胆汁酸吸着物質

【課題】胆汁酸を取り込ませることで胆汁酸の排泄量を増加させ、生体内コレステロールを低減させるため、生合成を抑制もしくは代謝を促進する方法を提供する。
【解決手段】グルコース等の糖源の存在下で能動的に胆汁酸を取り込んで、糖源が供給されている間は菌体外に胆汁酸を放出しないという性質を有する腸内細菌により、これらの腸内細菌は腸内で優勢に存在し、かつ二次胆汁酸を生成しないことから、胆汁酸排泄量の増加に伴う有害な二次胆汁酸の生成も抑制する事ができる。明細書 >>かんたん特許検索PDF

免疫生物研究所、提携先を子会社化 蚕事業の強化進める

2009年06月29日 | NEWSクリッピング
 免疫生物研究所は26日、業務提携先のネオシルク(広島県東広島市、柳川佳信社長)を7月に子会社化すると発表した。両社は抗体となるたんぱく質を生産する遺伝子組み換え蚕の技術で2007年に業務提携した。免疫生物研究所は群馬県と共同研究契約を結ぶなど遺伝子組み換え蚕の分野に注力しており、子会社化によって技術開発を強化する方針だ。日経ニュース(Web版)2009-06-26

神経切断防ぐ遺伝子、アルツハイマー防げる?

2009年06月29日 | からだと遺伝子
 脳や脊髄(せきずい)の神経が切れるのを防ぐ遺伝子を東京大学と理化学研究所、九州大学の共同研究チームが発見した。
 パーキンソン病などの治療に応用できると期待される。成果は29日付の科学誌ネイチャー・ニューロサイエンスに掲載される。毎日新聞(Web版)2009-06-28

グリアの活性化と脳の老化

2009年06月28日 | 医療 医薬 健康
菅谷 公伸
University of Illinois at Chicago, Department of Psychiatry, The Psychiatric Institute
日本薬理学雑誌 Vol. 118 (2001) , No. 4 251-257
老化やアルツハイマー病では前脳基低部のコリン作動性神経の脱落が特徴的に見られる反面, 脳幹上部に存在するコリン作動性神経はこれらの過程に対して抵抗性が高い. 我々はこの2つのコリン作動性神経の間でbrain type nitric oxide synthaseの発現量に違いがある事に注目し, これらの神経でのnitric oxideに対する防御機構の違いが老化やアルツハイマー病に対する抵抗性の違いとなるとの仮説を立てた. J-Stage >> JOI JST.JSTAGE/fpj/118.251

創薬における研究手法の効率化と大規模化

2009年06月28日 | 創薬 生化学 薬理学
尾崎 博1), 今泉 祐治2), 大石 一彦3), 小濱 一弘4)
1) 東京大学大学院農学生命科学研究科
2) 名古屋市立大学大学院薬学研究科
3) 明治薬科大学薬学部
4) 群馬大学医学部

日本薬理学雑誌 Vol. 118 (2001) , No. 3 187-196

この5年ほどの間にハイスループットスクリーニング(High Throughput Screening:HTS)が急速に広まった. HTSとは, アッセイをロボット化し自動化したものであり, 人手に頼ることなく大量のサンプルを短時間にアッセイして, リード化合物を探り当てようとするシステムである. J-Stage >> JOI JST.JSTAGE/fpj/118.187

神経因性疼痛評価のための末梢性疼痛試験法

2009年06月28日 | 創薬 生化学 薬理学
植田 弘師, 井上 誠(長崎大学薬学部分子薬理学研究室)
神経因性疼痛は消炎鎮痛薬や麻薬性鎮痛薬に対し抵抗性を示す疼痛疾患である. その疾患としては帯状疱疹後神経痛, カウザルギー, 三叉神経痛, 糖尿病性神経炎などをはじめ数多く認められ, その苦痛は患者のQOLを著しく損なうものである. J-Stage >> JOI JST.JSTAGE/fpj/118.89