バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

エイズと向き合う:ラオス・タイ報告/中 「性産業」での拡大懸念

2007年02月28日 | NEWSクリッピング
サバナケット ◇検査・相談の充実急務
 メコン川左岸のラオス・サバナケット。近隣県からこの地に来たナーンさん(19)は、「第2メコン友好橋」の架橋工事が始まった約3年前から性を売り続ける。ラオス側でも日に約600人の労働者が工事に従事した。MSN毎日新聞2007-02-27

ビタミンCで白内障予防、発症リスク約4割減

2007年02月28日 | NEWSクリッピング
 ビタミンCを食事からしっかり摂取している人は、老人性白内障になりにくいことが、厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の疫学調査で明らかになった。
 加齢に伴って起きる水晶体のたんぱく質の酸化が老人性白内障の原因と考えられているが、研究班は「ビタミンCには、これを防ぐ働きがあるとみられる」としている。読売新聞2007-02-27

富士経済、DNAチップ・再生医療など国内のバイオビジネス市場調査調査結果を発表

2007年02月27日 | NEWSクリッピング
DNAチップ、再生医療など国内のバイオビジネス市場調査を実施
-バイオ医薬市場は2016年に7,600億円超へ(06年比 176%)-

 総合マーケティングビジネスの(株)富士経済(東京都中央区日本橋小伝馬町 代表取締役 阿部英雄03-3664-5811)は、研究支援分野のDNAチップ、医療分野の抗体医薬、再生医療、テーラーメイド医療などを中心に期待される国内のバイオビジネス市場の試薬・機器、医療などの28分野と受託サービス7分野について調査を行った。このほど、その結果を報告書「2007 バイオビジネス市場」にまとめた。日経ネット2007-02-27

バクテリアでデータ保存、慶大研究グループが開発

2007年02月27日 | NEWSクリッピング
12時32分
慶應義塾大学 先端生命研究所と同大 湘南藤沢キャンパス(SFC)らの研究グループは,バクテリアなどの細菌類を,データの長期記録媒体として利用する新技術の開発に成功したと発表した。A,T,G,Cの4文字からなるDNAの配列で構成された遺伝情報を記録するゲノムに,人工的なDNA配列を挿入してデータを保存する。細菌は格段に小さく,世代を経て遺伝情報を遺していくため,CD-ROM,フラッシュ・メモリ,ハード・ディスクといった電子/磁気メディアに比べ,著しく小型で大容量,かつ長期にわたって保存可能な媒体を作り得る。ただし,細菌を利用した記録媒体の研究では従来,世代を経るごとにDNA配列が徐々に変化してしまうことが障壁となっていた。今回,この課題を解決する可能性を示したとする。日経BPネット2007年2月26日

ヒストンシャペロンTAF-Iβの構造と機能の関連性

2007年02月27日 | NEWSクリッピング
 Relationship between the structure of SET/TAF-Iβ/INHAT and its histone chaperone activity

-染色体を構成する基本単位であるヌクレオソーム構造変換に関与する蛋白質ヒストンシャペロンTAF-Iβの構造解析と、点変異体を用いた機能解析から、この蛋白質がどのようにDNAや他の蛋白質に作用するかを知る手がかりを得た-

国立大学法人 東京大学
独立行政法人 産業技術総合研究所

 DNAは核の中で単独に存在している訳ではなく、通常ヒストンと呼ばれる蛋白質に巻きついており、必要な時以外はむやみにその遺伝情報が読まれないようになっている。この構造をヌクレオソーム構造という。逆にDNA上にある遺伝情報が必要になると、ヒストンからDNAをはがすようにいろいろな蛋白質がヌクレオソームに働きかける。このような蛋白質をヒストンシャペロンと呼んでいる。

 今回の論文では、ヒストンシャペロンの一種であるTAF-Iβの構造を明らかにし、どのようにこの蛋白質がDNAとヒストンに働きかけるのか、それを知る大きな手がかりを報告している。産業総合研究所 プレスリリース2007-02-27

◇東大と産総研、DNAに作用するヒストンシャペロンTAF-Iβの構造・機能の関連性を発表
  http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=153958&lindID=4


ディクチオグルコサミン系抗腫瘍剤

2007年02月27日 | 創薬 生化学 薬理学

公開番号 特開2007-39359 
公開日 平成19年2月15日

【課題】新規な抗腫瘍剤を提供する。

【解決手段】 一般式(I)

で表される化合物またはその薬学的に許容される塩を抗腫瘍剤の有効成分とする。式中、R1は炭素数1~10のアルキル基、炭素数2~10のアルケニル基又は炭素数2~10のアルキニル基を示し、R2は炭素数1~30のアルキル基、炭素数2~30のアルケニル基又は炭素数2~30のアルキニル基を示し、R3は炭素数1~10のアルキル基を示す。 特許公開明細書(全文Pdf) J-Store

【背景技術】抗癌剤はがん治療やがん患者延命のために臨床的に使用されてきたが、副作用などの問題を含め未解決の問題は少なくない。しかしながら、近年、抗癌剤による副作用を軽減する薬剤との併用や、複数の抗癌剤の組合せによる治療、有効な新規抗癌剤の登場などによって抗癌剤の有用性は再認識されている。したがって、今後も新規抗癌剤の開発は重要な課題といえる。ディクチオグルコサミンと呼ばれる化合物は、細胞性粘菌であるディクチオステリュウム ディスコイディウム(Dictyostdium discoideum)から単離された化合物である(非特許文献1参照)。しかしながら、この化合物が抗腫瘍活性を有することは知られていなかった。


微生物によるS-(+)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキサミドの遺伝子工学的製造方法

2007年02月27日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平4-198717 出願日 : 1992年7月24日
公開番号 : 特許公開平5-236993 公開日 : 1993年9月17日
出願人 : ロンザ リミテッド 発明者 : トーマス ツインマーマン 外3名

発明の名称 : 微生物によるS-(+)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキサミドの遺伝子工学的製造方法

【目的】S-(+)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキサミドを製造するための新規な遺伝子工学的方法を開示する。
【構成】まず、立体特異性加水分解酵素に関して暗号付けする新規なDNAを微生物から分離する。 次いでこのDNAを発現ベクター中に結合すると、微生物中で形質転換されるハイブリッドプラスミドが生じる。 この微生物は、ラセミ性R,S-(±)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキサミド中で、R-(-)-異性体をR-(-)-ジメチルシクロプロパンカルボン酸に生物変換することができ、その際、光学活性のS-(+)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキサミドが沈殿するので分離する。