バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

世界の基礎医学と臨床医学をかえたスタチン

2018年04月15日 | 医療 医薬 健康
児玉 龍彦 (東京大学先端科学技術研究センター)

化学と生物 Vol.56 No.3 Page. 156 - 160 (published date : 2018年2月20日)

遠藤 章博士によるスタチンの発明は,人類史上はじめてコレステロール合成の本格的な制御を可能にし,肝臓やマクロファージをはじめとするヒトの細胞におけるコレステロール代謝の解析が大きく進み,メガスタディによる動脈硬化の予防の実証を可能にした.そのインパクトは20世紀の世界の医薬品開発と臨床医学を大きく変えた.年1兆円以上のブロックバスターを生み出し,グローバルなメガファーマの成立をうながした.だが,スタチンの影響はそれにとどまらない.コレステロールのメガスタディの評価は新たな論争を生み出し,単純化した標準治療や,コレステロールをはじめとする脂肪制限の栄養学には大きな批判も生まれている.スタチンの多面的作用の検討から,人体内の神経,血管,骨免疫系などにおける膜脂質とベシクル輸送におけるコレステロールのシグナル分子としての役割を明らかになりつつある.遠藤章博士のスタチンの発見は,医学薬学のパンドラの箱をあけ,21世紀の生命情報科学の創成をうながしている.
https://katosei.jsbba.or.jp/index.php?aid=939&back_bn_show=135&bt=on

流を良くして血液をきれいにする葛花健康食品

2018年04月15日 | 健康・栄養機能性成分
葛花健康食品

出願人: ヨシトメ産業株式会社
発明者: 村上 光太郎

出願 2007-320490 (2007/12/12) 公開 2009-142164 (2009/07/02)

【要約】【課題】血流を良くして血液をきれいにし、その上で肝機能を活発化させ、より肝臓の細胞が活性化し、増殖作用を促す健康食品を提供する。【解決手段】葛花、メナモミ、及びくちなしの果実の粉末の混合割合を、1対1対0.2としてこれらを混合した葛花健康食品とし、これを服用することにより、肝機能の向上や増殖、血栓を予防し、血流をきれいにでき、体の隅々まできれいな血液が行き渡ることが出来る。また、この食品は液状、粉末状、顆粒状、錠剤状又はカプセル状、ブロック状の一つから構成する。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/a2009142164/