バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

古代エジプトの王女に「現代病」の冠動脈性心疾患

2011年05月19日 | NEWSクリッピング
診断は3500年ほど手遅れだったが、驚くべき事実であることには違いない。

 米カリフォルニア大学アーバイン校(University of California, Irvine)のグレゴリー・トーマス(Gregory Thomas)氏のチームが、古代エジプトの王女アーモセ・メリエット・アモン(Ahmose-Meryet-Amon、紀元前1580~1550年)のミイラをCTスキャンし、冠動脈性心疾患の診断を下した。詳細は、今週開かれた欧州心臓病学会(European Society of Cardiology)で発表された。 AFP BB News.,2011-05-19

武田薬、スイス製薬大手を1兆1千億円で買収 製薬世界10位に

2011年05月19日 | NEWSクリッピング
 武田薬品工業は19日、スイスの製薬大手ナイコメッドを買収することで合意したと発表した。買収額は96億ユーロ(約1兆1千億円)で、日本企業による買収案件としては3番目の規模。買収に伴い、武田の世界における売上高の順位は現在の15位から、トップ10に上昇する。 SankeiBiz.,2011.5.19


遺伝子発現量の測定で、がん細胞がピタリと分かる

2011年05月19日 | 医療 医薬 健康
―1分子シーケンサーの遺伝子発現解析法「HeliScopeCAGE法」を開発―
◇ポイント◇
独自開発技術CAGE 法を1分子シーケンサーHeliScopeTM用に最適化
データ間での取得値がほぼ同じ、という高いデータ再現性を実現
わずか100ナノグラムの RNA サンプルから遺伝子発現量を定量化
理研・プレスリリース 平成23年5月19日

骨の再生簡単、コストも1% 名大、タンパク移植で成果 

2011年05月19日 | 医療 医薬 健康
 骨などのもとになる「間葉系幹細胞」の培養液に含まれるタンパク質を寒天に混ぜ移植することで、ラットの頭の骨を再生させたとする研究結果を、名古屋大の上田実教授(顎顔面外科学)らが10日までにまとめた。

 上田教授によると、骨の再生医療では幹細胞そのものの移植が必要とされており、それを覆す成果。MSN産経ニュース 2011.5.10

核内で動くゲノム

2011年05月19日 | 生命科学 生物誌
T. ミステリ(米国立がん研究所)
 ヒトゲノム,つまりDNAの形で保存された人間の設計図は,4種類の文字(塩基)で書かれた30億字の書物だ。その書物は24分冊からなり,各分冊を「染色体」という。すべての染色体は細胞の核の中に入っていて,細胞は必要となる部品(タンパク質)の設計図(遺伝子)を染色体の中から読み出し,必要な個数のタンパク質をつくる。ここまではよく知られている話だが,細胞の核の中で行われている具体的な作業については,あまりわかっていなかった。日経サイエンス2011年5月号KeyWord: 染色体テリトリー/染色体ペインティング/クロマチン/転写ファクトリー/遺伝子発現/転座/バーキッドリンパ腫

激しい運動後や手術後に「アミノ酸摂取で早期回復」

2011年05月19日 | 健康・栄養機能性成分
 
 アミノ酸の一種であるシスチンとテアニンには免疫機能を強めたり炎症を抑制したりする効果があり、摂取すれば激しいスポーツや手術を受けた後の回復が早まるとの研究結果を、味の素 や東京大、仙台オープン病院 のチームが発表した。
 シスチンは肉類に、テアニンは茶葉に多く含まれ、これら二つを配合した「シスチン・テアニン」には、免疫機能の調整で重要な働きをするグルタチオンという抗酸化物質の合成を促進する効果があるという。共同通信47News.,2011.04.05

働くがん経験者を支援"CSRプロジェクト"

2011年05月19日 | 医療 医薬 健康
仕事との両立ノウハウ発信
  働き盛りのがん経験者を支援する一般社団法人「CSRプロジェクト 」が3月に設立された。「企業の社会的責任」を指す言葉のCSRに「Cancer Survivors Recruiting(がん経験者の活用)」を進めよう、という意味を重ねた。会長は、がんを乗り越えて仕事を続けるジャーナリスト鳥越俊太郎さん。
 がんになると治療のために仕事を辞めたり、経済的負担が大きくなったりして、生活基盤まで危うくなる人が少なくない。病気になっても仕事を続けるノウハウの提供や相談事業、企業、医療機関への啓発などを通じ、多様な働き方ができるようにするのが狙いだ。共同通信47News.,2011.05.17

樹状細胞ならびに細胞標的および潜在的薬物のスクリーニングにおけるそれらの使用

2011年05月19日 | 創薬 生化学 薬理学

出願番号 : 特許出願2009-176527 出願日 : 2009年7月29日
公開番号 : 特許公開2009-279004 公開日 : 2009年12月3日
出願人 : セクメド・エス・アール・エル 発明者 : フランチェスカ・グラニュッチ 外2名

【課題】樹状細胞が様々な刺激物に反応して、様々な転写プロフィールを発現することによる様々な反応、例えば微生物刺激に反応した樹状細胞によるIL-2産生を開始することに基づき、(1)遺伝子発現プロフィールのライブラリーおよび微生物刺激に反応した樹状細胞成熟に対応するライブラリーを作成する方法、(2)リンパ球および免疫反応を活性化するための方法および樹状細胞においてII-2を産生するか、または細胞ベースの治療法のために樹状細胞を調製する方法、(3)樹状細胞成熟に影響を与える薬剤をスクリーニングする方法および系を開発する。また、樹状細胞が免疫抑制性ウイルス感染の標的であることも示す。
【解決手段】免疫抑制性ウイルス感染または免疫抑制性ウイルス感染に伴う免疫抑制を治療するための方法、および、樹状細胞系を用いて免疫抑制性ウイルス感染を治療するのに適している治療剤候補をスクリーニングするための方法の確立。ekouhou 特許公開・明細書(全文)

NK細胞活性化方法 セレックス2010

2011年05月19日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願2010-164904 出願日 : 2010年7月22日
公開番号 : 特許公開2010-239972 公開日 : 2010年10月28日
出願人 : 株式会社セレックス 外1名 発明者 : 益山 純一
発明の名称 : NK細胞活性化方法、これを用いたNK細胞増殖方法及び細胞製造方法並びにNK細胞を含む単核球

【課題】種々の腫瘍細胞、ウイルス感染細胞等に対して非特異的な細胞傷害性活性あるいはADCC活性を有するNK細胞を、K562等と混合させることなく安全に且つ簡単に増殖させるべく活性化させることができるNK細胞活性化方法、これを用いたNK細胞増殖方法及び細胞製造方法並びに大量のNK細胞を含む単核球を提供すること。
【解決手段】NK細胞活性化方法では、CD52アゴニストによりT細胞及びNK細胞を含む単核球に刺激を与えてNK細胞を活性化させる。CD52アゴニストによる単核球の刺激は、サイトカインの存在下で行われる。ekouhou 特許公開・明細書(全文)