バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

形質転換効率が高められた微生物変異株を調製する方法

2008年03月09日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2001-203130 出願日 : 2001年7月4日
公開番号 : 特許公開2003-9882 公開日 : 2003年1月14日
出願人 : 関水 和久 発明者 : 関水 和久

発明の名称 : 形質転換効率が高められた微生物変異株を調製する方法

【課題】 ポリヌクレオチドの導入効率が低い微生物を変異原処理することで、形質転換効率が高められた微生物変異株を調製する方法を提供することを課題とする。
【解決手段】 形質転換効率が著しく低いことが知られている臨床分離のMRSAを変異原処理することで、プラスミドDNAの導入効率が上昇するMRSA変異株を調製することができるか否かを検討した。その結果、本発明者は、変異原処理前のMRSAにおいて形質転換体が得られない条件下で、変異原処理したMRSAでは形質転換体が得られることを見出した。さらに、変異原処理することで得られたMRSA変異株から、プラスミドDNAを脱落させ、再度、プラスミドDNAを導入することで、驚くべきことに、変異原処理前に比べ約1000倍以上の形質転換効率を有するMRSAを調製することに成功した。

新規なメバスタチン誘導体

2008年03月09日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2001-192084 出願日 : 2001年6月26日
公開番号 : 特許公開2003-12607 公開日 : 2003年1月15日
出願人 : メルシャン株式会社 発明者 : 城道 修 外3名

発明の名称 : 新規なメバスタチン誘導体

【課題】優れた3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリル・コエンザイムAリダクターゼ阻害作用が期待される新規メバスタチン誘導体の提供。
【解決手段】一般式(I)



【化1】
(式中、R1およびR2は水素原子または水酸基を示す。但し、R1とR2が共に水素原子である場合を除く。)で表されるメバスタチン誘導体。本発明のメバスタチン誘導体は、ストレプトマイセス属に属し、メバスタチンの3"位または4"位を水酸化する活性を持つ微生物、例えばストレプトマイセス・エスピー(Streptomycessp.)TM-6株またはTM-7株を培養し、その培養液もしくは培養液から分離した細胞を含む液にメバスタチンを添加して反応させることにより製造することができる。


抗生物質カプラザマイシンD、G、D1、G1とその製造法

2008年03月09日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
出願番号 : 特許出願2001-204318 出願日 : 2001年7月5日
公開番号 : 特許公開2003-12687 公開日 : 2003年1月15日
出願人 : 財団法人微生物化学研究会 外1名 発明者 : 竹内 富雄 外3名

発明の名称 : 抗生物質カプラザマイシンD、G、D1、G1とその製造法

【課題】 細菌に優れた抗菌活性を示して且つ新しい分子骨格を有する新規な抗生物質を提供することを目的とする
【解決手段】 一般式(I)



〔式中、RはカプラザマイシンDでは10-メチル-ウンデシル基であり、カプラザマイシンGでは9-メチル-ウンデシル基である〕で示される、抗生物質カプラザマイシンDおよびカプラザマイシンG、ならびに一般式(II)



〔式中、カプラザマイシンD1では10-メチル-ウンデシル基であり、カプラザマイシンG1では9-メチル-ウンデシル基である〕で示される抗生物質カプラザマイシンD1およびカプラザマイシンG1がストレプトミセスsp.MK730-62F2(受託番号FERMBP-7218)の培養により得られた。カプラザマイシンD、G、D1およびG1は各種の抗酸性菌、細菌およびそれらの薬剤耐性菌株に対して優れた抗菌活性を有する。


mAb1E8で表わされるモノクロナール抗体

2008年03月09日 | 抗体 免疫 抗原 
出願番号 : 特許出願2002-171495 出願日 : 2002年6月12日
公開番号 : 特許公開2003-12700 公開日 : 2003年1月15日
出願人 : イエンス・ヴイルトフアング 発明者 : イエンス・ヴイルトファング 外2名

発明の名称 : mAb1E8で表わされるモノクロナール抗体及びAβ-ペプチド及び(又は)sAPPαの検出にこの抗体を使用する方法

【課題】 mAb 1E8 で表わされるモノクロナール抗体及びAβ-ペプチド及び(又は)sAPPαの検出にこの抗体を使用する方法【解決手段】本発明は、mAb 1E8 で表わされるモノクロナール抗体(これは2000年12月19日に微生物及び細胞培養物に関するDSMZ-ドイツ ザンメルングGmbH(ブラウンシュバイク)に寄託され、DSMZ寄託番号DSMACC2485が付与されている。)をAβ-ペプチドAβ1-x及び(又は)Aβ2-x及び(又は)sAPPαの検出に使用する方法に関する。

iPS細胞:日本人の細胞で作成…京大・山中教授が計画

2008年03月09日 | NEWSクリッピング
 体のあらゆる組織に育つ能力がある人工多能性幹細胞(iPS細胞)を開発した京都大の山中伸弥教授は9日、川崎市内で会見し、日本人の肝臓、胃の粘膜、血液、さい帯血の各細胞や、神経変性疾患の患者の体細胞からiPS細胞を作る研究計画を明らかにした。日本人の皮膚を使う研究はすでに着手し、他の研究は大学内の倫理委員会に申請中、または申請予定という。毎日新聞 2008-03-09
iPS万能細胞2008→バイオ塾情報創庫DB 2008-03-09

難病解明に万能細胞、患者細胞から作成・研究を計画…京大

2008年03月09日 | NEWSクリッピング
 様々な細胞に変化できる新型万能細胞(iPS細胞)を開発した山中伸弥・京都大学教授らが、筋ジストロフィーなど治療の難しい約10種類の病気に苦しむ日本人患者の細胞からiPS細胞を作製する計画を進めていることが8日明らかになった。近く学内の倫理委員会に申請し、早ければ4月から、新薬開発などにつなげる研究に取り組む。読売新聞2008-03-09 
iPS万能細胞2008 →バイオ塾情報創庫DB 2008-03-09

乳歯の幹細胞から歯を支える骨 名古屋大が犬で成功

2008年03月09日 | 細胞と再生医療
 子犬の乳歯からとった「歯髄幹細胞」を使って親犬の歯を支える骨を新たに形成することに、名古屋大の上田実教授(口腔(こうくう)外科学)らのチームが成功した。歯槽膿漏(しそうのうろう)や、様々な骨の病気の治療に応用が期待されるという。13日から名古屋市で開かれる日本再生医療学会で発表する。Asahi.com.,2008年03月09日