バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

がんワクチン臨床研究、拡大へ 阪大グループが効果確認

2006年05月02日 | 医療 医薬 健康
 大阪大学のグループが進めるWT1というたんぱく質を使った「がんワクチン」の臨床研究が、年内にも全国20の医療機関に広がる見通しになった。白血病や肺がん、乳がんを対象にした同大での安全性試験で、6割の患者でがんの縮小などの効果が見られ、脳腫瘍(のうしゅよう)でもがんの進行が止まる例が認められたためで、がんワクチンの臨床研究では過去最大規模になる見込み。現在まで目立った副作用もなく、今後一定の効果が確認されれば、実用化に向け大きく前進することになる。朝日新聞2006-05-02
◇WT1ペプチドを用いたガンの免疫療法
 臨床研究の情報はhttp://sahswww.med.osaka-u.ac.jp/~hmtonc/vaccine/index.htm

アレルギー疾患治療薬の開発状況

2006年05月02日 | 医療 医薬 健康
大森 健守ほか(協和発酵工業(株)医薬総合研究所):日薬理誌 Vol. 123 335-348 (2004) .

アレルギー疾患の病態解明において,肥満細胞が即時相のみならず炎症惹起因子を産生しアレルギー性炎症発現に重要な役割を演じていること,抗原提示細胞である樹状細胞の重要性が認識されてきたこと,ケラチノサイトなどの組織構成細胞も炎症細胞の標的になるだけでなくそれ自身サイトカインなどのアレルギー惹起物質を産生すること,神経ペプチドもアレルギー疾患発症に関係することなどの知見が蓄積されてきた.J-Stage>>JOI JST.JSTAGE/fpj/123.335

酸化ストレスによるタンパク質の修飾

2006年05月02日 | NEWSクリッピング
プロテオーム解析と酸化ストレスマーカーへの応用

システインの酸化に注目したプロテオーム解析を行って、酸化ストレスのマーカーとなるタンパク質を見いだした。また、このタンパク質が酸化ストレスが関係すると考えられる疾患のマーカーとして使用できる可能性を検討した。 産総研 TODAY(広報誌) > VOL.6 No.5

サンゴの蛍光たんぱく質応用、分子の動き判別 理研開発

2006年05月02日 | NEWSクリッピング
 沖縄県の海に生息するサンゴから見つけた新しい蛍光たんぱく質を「光の目印」として使い、分子の動きの違いを簡単に見分ける技術を理化学研究所のチームが開発した。これを応用して、一つの細胞の中を6色に染め分けることもできた。朝日新聞2006年05月01日