バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

ヒラメのウイルス性出血性敗血症に対するDNAワクチン

2006年05月03日 | からだと遺伝子
出願番号 : 特許出願2003-344665 出願日 : 2003年10月2日
公開番号 : 特許公開2005-112726 公開日 : 2005年4月28日
出願人 : 明治製菓株式会社 外1名 発明者 : 青木 宙 外1名

発明の名称 : ヒラメのウイルス性出血性敗血症に対するDNAワクチン

【課題】ヒラメのウイルス性出血性敗血症に対する防御免疫を誘導するための魚類用DNAワクチンを提供する。
【解決手段】前記DNAワクチンは、ヒラメのウイルス性出血性敗血症ウイルスに対する免疫原性ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むDNA、又は前記DNAを含む発現ベクターを有効成分として含む。

出願番号 : 特許出願2001-294473 出願日 : 2001年9月26日
公開番号 : 特許公開2003-155254 公開日 : 2003年5月27日
出願人 : 明治製菓株式会社 外1名 発明者 : 青木 宙 外1名

発明の名称 : ヒラメラブドウイルス感染魚類用DNAワクチン

【課題】ヒラメに感染するウイルスであるヒラメラブドウイルス対して、感染防御として有効なワクチンを提供するため、ヒラメラブドウイルスを構成するタンパク質の一種のグリコプロテインを用いて、免疫応答誘発をするためのDNAワクチンを提供することである。
【解決手段】ヒラメラブドウイルスのグリコプロテインをコードする遺伝子を有するDNAプラスミドを作製し、それをヒラメに接種し、ヒラメラブドウイルスに対する感染防御に有効なDNAワクチンを見出した。

脳神経細胞の死滅を阻止するアミノ酸化合物合成…奈良先端大

2006年05月03日 | 医療 医薬 健康
パーキンソン病治療に応用も
 奈良先端科学技術大学院大の谷原正夫教授(高分子化学)らが、脳の神経細胞の死滅を止めるアミノ酸化合物の合成に成功、「TNFRP」と命名した。動物実験で作用を確認しており、パーキンソン病やアルツハイマー病などの治療、予防への応用を目指す。
2006年04月16日 読売新聞(関西)

多糖活用し免疫力高める食品商品化へ

2006年05月03日 | NEWSクリッピング
 香川県内の三企業と香川大は、海洋微生物から抽出した多糖(糖鎖)を活用し、免疫力を高める健康食品の商品化に向けて共同研究を始めた。この多糖が免疫細胞に働きかけて健康な体づくりに作用することに着目。皮膚の老化防止やがん疾患の改善などの効果を狙い、三年以内の商品化を目指す。 四国新聞2006年4月14日

【参考資料】
出願番号 : 特許出願2004-81647 出願日 : 2004年3月19日
公開番号 : 特許公開2005-263744 公開日 : 2005年9月29日
出願人 : 国立大学法人 香川大学 発明者 : 何森 健 外3名

発明の名称 : 希少糖のTリンパ球の増殖抑制への使用

【課題】 希少糖のTリンパ球の増殖を抑制する作用を用いるTリンパ球増殖の抑制。
【解決手段】 希少糖、好ましくはD-プシコース、D-アロースのTリンパ球の増殖を抑制する作用を用いるTリンパ球増殖抑制剤。Tリンパ球増殖抑制剤を有効成分として含有してなるTリンパ球の異常が原因となる免疫関連疾患に対する、Tリンパ球の増殖を抑制することによる症状の進行の予防および/または治療薬、または特定保健用食品。希少糖がD-プシコース、D-アロースおよび/またはその誘導体および/またはその混合物を配合した組成物の形態で希少糖の上記作用を利用する。上記組成物が、D-プシコース、D-アロースおよび/またはその誘導体および/またはその混合物を有効成分として配合した甘味料、調味料、食品添加物、食品素材、飲食品、健康飲食品、医薬品および飼料からなる群から選ばれる形態のものである。

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磁性細菌内でのタンパク質の効率的な発現方法

2006年05月03日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2004-263832 出願日 : 2004年9月10日
公開番号 : 特許公開2006-75103 公開日 : 2006年3月23日
出願人 : 松永 是 発明者 : 松永 是 外3名

発明の名称 : 磁性細菌内でのタンパク質の効率的な発現方法

【課題】 磁性細菌において融合タンパク質を効率的に発現させるためのシステムを提供すること。
【解決手段】 磁性細菌Magnetospirillum magneticumAMB-1の磁気微粒子膜上で発現されているタンパク質Msp1、Msp2およびMsp3をコードする遺伝子のプロモーターが、細菌中で高い効率でタンパク質を発現させることが見いだされた。これらの遺伝子のプロモーター領域(Pmsp1、Pmsp2およびPmsp3)の特定な塩基配列を提供する。また、これらのプロモーターを利用して細菌においてタンパク質を発現させる方法も開示される。また、磁気微粒子膜上にアンカータンパク質と目的タンパク質との融合タンパク質が発現されており、前記アンカータンパク質がMms13であることを特徴とする磁気微粒子も提供される。

世界初 土壌微生物の活性を調べるバイオセンサーを開発

2006年05月03日 | 菌類 細菌
-土壌病害の発生予測-
 学校法人 片柳学園 東京工科大学と独立行政法人 産業技術総合研究所バイオニクス研究センター、および株式会社サカタのタネは、このたび産学官の連携により、世界初の『土壌診断用バイオセンサー』を開発しました。本開発にあたり、東京工科大学は実用化に向けたデータ収集と製品化のための研究を、産業技術総合研究所はバイオセンサーそのものの基礎研究の提供を、株式会社サカタのタネはバイオセンサーの農業分野への応用のため土壌微生物を活用した土壌の性質の定量化に関するアイデアを提供しました。産業技術総合研究所プレスリリース

異物混入と遺伝子検査

2006年05月03日 | 医薬工学 製剤 DDS
核DNA検査や、試料が劣化もしくは微量の場合でも検査可能(高感度)※1なミトコンドリアDNA(mtDNA)解析を行います。
特に毛髪鑑定において、毛根が残っている場合は核DNA解析・mtDNA解析共に可能ですが、毛管のみ(毛根がない)の場合はmtDNAでのみ解析できます。
※1 細胞中に核DNAは1つしか存在しませんが、ミトコンドリアDNAは多数(数千個)存在します。

例: 飲料水中に含まれる浮遊物を同定したい。
食品中のプラスチック様物質の同定を行いたい。
輸入した食品に混入した毛髪などから、人種判別を行いたい。 ビジョンバイオ㈱

物材機構-理研、バイオ機能持つセルロース開発

2006年05月03日 | NEWSクリッピング
 物質・材料研究機構と理化学研究所は、たん白質を効率的に捕捉するセルロースを開発した。これはセルロース繊維の網目状に絡み合った階層構造を壊すことなく最小構成要素である直径数十ナノメートルのファイバー表面に生体分子を高密度で均一にコーティングした「ろ紙」(フィルム)。階層構造を保っているので比表面積が大きく、ピコモル濃度(ピコは10のマイナス12乗)の特定のたん白質を吸着する能力を持つ。天然高分子で再生可能なセルロースを機能性バイオ素材に活用することができ今後、感染を防止する医療用マスクや有害物質を除去するたばこフィルターなどへの応用を見込む。 化学工業日報2006年5月2日(火)