バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

核酸関連の免疫賦活化組成物 

2006年05月01日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2000-131406 出願日 : 2000年4月28日
公開番号 : 特許公開2001-314172 公開日 : 2001年11月13日
出願人 : 明治乳業株式会社 発明者 : 永渕 真也 外6名

発明の名称 : 免疫賦活化組成物

【特許請求の範囲】
【請求項1】 核酸組成物を有効成分として含む免疫賦活作用を有する飲食品。
【請求項2】 核酸組成物が、高分子核酸、ポリヌクレオチド、ヌクレオチド、ヌクレオシド、核酸塩基からなる群から選ばれる核酸組成物である請求項1に記載の飲食品。
【請求項3】 核酸組成物が、ヌクレオチドおよびヌクレオシドの混合物である請求項1または2に記載の飲食品。
【請求項4】 ヌクレオチドが、シチジル酸、グアニル酸、アデニル、ウリジル酸、およびイノシン酸の少なくとも1つ、または2つ以上を含む請求項3に記載の飲食品。
【請求項5】 ヌクレオシドが、シチジン、グアノシン、アデノシン5、ウリジン、およびイノシンの少なくとも1つ、または2つ以上を含む請求項3に記載の飲食品。
【請求項6】 免疫賦活作用が、腸管免疫系における腸管上皮細胞間Tリンパ球(IEL)のαβ-IELとγδ-IELのサブセット構成比を、γδ-IELを高める方向にシフトする請求項1に記載の飲食品。
【請求項7】 免疫賦活作用が腸管上皮におけるIFN-γ、IL-2、IL-7、およびTGF-βの産生亢進である請求項1に記載の飲食品。
【請求項8】 免疫賦活作用がマクロファージおよび脾細胞におけるIL-12の産生亢進である請求項1に記載の飲食品。
【請求項9】 免疫賦活作用が細胞性免疫増強である請求項6~8のいずれかに記載の飲食品。
【請求項10】 免疫賦活作用が整腸作用、抗腫瘍作用、抗変異作用、血圧低下作用、抗潰瘍作用、脂質代謝改善作用である請求項1または請求項6~8のいずれかに記載の飲食品。
【請求項11】 食品、健康食品、機能性食品、栄養補助食品、特定保健用食品、経腸栄養食品、経腸栄養剤、医薬品部外品からなる群から選ばれる請求項1~11のいずれかに記載の飲食品。
【請求項12】 請求項11に記載の飲食品を製造するための核酸組成物の使用。

新規抗ヘルペスウイルス剤

2006年05月01日 | 医療 医薬 健康
栄鶴 義人(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科附属難治ウイルス病態制御研究センター)

 現在使用されている抗ヘルペスウイルス薬は,最終的な標的がウイルスDNA polymeraseであり,長期に渡って使用すると必然的に薬剤耐性ウイルスを生じ,しかも,しばしば交差耐性を示す.更に,現在の抗ヘルペスウイルス薬は,経口投与による吸収が悪く,何らかの副作用がある場合が多い.従って,作用機序を異にする新たな薬剤が求められている.このような新たな薬剤として,helicase/primase複合体,terminase複合体,portal protein,さらに,サイトメガロウイルス(HCMV)のUL97 protein kinaseなどを標的とする抗ヘルペスウイルス化合物が見出されている.このような化合物が臨床応用できるようになると,多剤併用療法などヘルペスウイルス感染症の治療は全く新しい局面を迎えることになる. J-Stage>>JOI JST.JSTAGE/jsv/55.95


Abbott社、シンガポールに最大の栄養製品製造施設を設立予定

2006年05月01日 | NEWSクリッピング
グローバルヘルスケア企業Abbott社は、シンガポールに同社最大の栄養製品製造施設を設立すると発表した。総工費4億5,000万シンガポールドル(約331億円)をかける同施設の建設は、2006年5月に着工し、2008年末に完成予定。
全文はこちら
http://www.apbiotech-japan.com/j_nl_disp.asp?id=590

新しい遺伝子調節メカニズム「ブロード型」の調節領域を発見

2006年05月01日 | NEWSクリッピング
- 高等動物の遺伝子の「スイッチ」、多くは進化速度が速いニュータイプ -

 生命の設計図であるゲノム。 ヒトの場合、このゲノムには約30億個の塩基対がつくるDNAという物質が遺伝暗号として並んでいます。生体内では、DNAの並びからRNAという物質の並びがつくりだされ、必要な部分が選択され、最終的にはタンパク質がつくられます。このタンパク質がつくられる部分のDNAの並びのことを遺伝子と呼んでいたのですが、最近、この仕組みについて、多くのことがわかってきて、これまで常識と思われていた概念を考え直さなければならない状況になってきました。 「遺伝子」という言葉の定義すら考えなおさなければならないようになってきています。 理化学研究所プレスリリース2006-04-29

1遺伝子からRNA複数種作製、理研など新機構を解明

2006年05月01日 | NEWSクリッピング
 理化学研究所をはじめとする国際チームは、人間など高等な生物には、1つの遺伝子から生命活動を担うRNA(リボ核酸)という分子を複数種類作る機構が備わっていることを突き止めた。これまでは、1つの遺伝子から作られるRNAは1種類と考えられていた。突き止めた機構が高等生物の進化の原動力になっていた可能性があるという。日経ネット2006-04-30

デンカ生研、インフルエンザワクチン製造設備を増強

2006年05月01日 | NEWSクリッピング
 デンカ生研は4月28日、潟工場(新潟県五泉市)内にインフルエンザワクチンの原液製造設備と組織培養法によるインフルエンザワクチンのパイロットプラントを増設すると発表した。需要拡大が続いているインフルエンザワクチンの生産能力を増強するとともに、組織培養法インフルエンザワクチンの開発を推進するもの。増設する新工場は4階建てで約6000平方メートル。生産能力は年約1000万本。5月に着工し、07年4月の完成を予定。稼働開始は09年を見込む。投資金額は約40億円。>>化学工業日報2006-05-01

理研が「6色に光る細胞」画像化、薬の効果など観察

2006年05月01日 | NEWSクリッピング
◇理研が「6色に光る細胞」画像化、薬の効果など観察
 細胞の素早い動きをカラフルな画像で観察できる新しい蛍光物質を、理化学研究所などが開発した。生体分子間の相互作用を高感度で検出することもでき、生命科学研究や新薬の開発に役立つという。MSN>毎日新聞2006-05-01

◇理研が「6色に光る細胞」画像化、薬の効果など観察
 細胞内で薬がどう効いているかといった生体の動きを、青色レーザーを当てるだけでクリアに見ることのできる方法を、理化学研究所の宮脇敦史チームリーダーらのグループが開発した。読売新聞2006-05-01

◇ 新しい蛍光タンパク質 Keima(ケイマ)
  - 生体の分子間相互作用を検出する優れた技術 -

 生きた細胞の中の現象を観察することは、生命の謎解きや、がんをはじめとする病気の解明につながります。こうした観察のために、生物から見つけられた蛍光を発する蛍光タンパク質が活用されています。理化学研究所プレスリリース2006-05-01