らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

ガラケー

2015-07-09 | 雑学

昨日、いつもコメントを頂いているiina様が携帯電話の歴史について述べられていました。

その携帯電話は今ではスマートフォンに取って代わられており、若者は殆どが、高齢者も多くがスマホを利用しているようです。
しかし、私を含む高齢者の中にはスマホについて行けず、またその必要性も感じないことから、携帯電話をそのまま使用している人や携帯そのものを持っていない人など、様々のようです。

ところで、私は最近知ったのですが、旧式の携帯電話を現在は「ガラケー」と言うそうです。
多機能なスマホと区別するために、旧式の携帯電話をそのように呼ぶのかと思っていましたが、そうではないようです。
そこで調べてみました。

調べてみると、ガラケーはガラパゴス諸島の名前からからきているのだそうです。
ガラパゴスは、南米のエクアドルから西方約900kmの太平洋上に浮かぶ諸島で、他の島との接触がなく隔離された状態であっため、独自の進化を遂げた動植物が多く存在することで有名な島です。
そこから、 ガラパゴス諸島の生物のように、独自の進化をすること、 特に、IT技術などで国際規格とは異なる方向で進化をすることを「ガラパゴス化」というそうです。
 日本の携帯電話は、ワンセグ、着メロ、着うた、赤外線通信、電子マネーなど、多機能ではあるものの、世界標準とは異なる進化をしていることから、「ガラパゴス化した携帯電話」の意味で「ガラケー(ガラパゴス携帯)」と呼ぶようになったということです。

「ガラパゴス化」の呼称は、2006年頃に使われるようになった比較的新しい造語で、一つの市場の中で、独特の進化をした製品・モノに対して言われることから、カーナビやICカードなども使われますが、代表的なのが携帯電話の技術ということです。

なぜ、携帯電話がクローズアップされるのかというと、携帯電話は、国内でのニーズを優先して高度な機能を増やしてきたためです。
ワンセグでのテレビや電子マネーの機能、絵文字、着信を知らせる音楽のサービスなど様々な機能がありますが、これらは海外では使えないものが多く、高機能ではあっても日本独自のものは「ガラケー」と呼ばれるようになり、更に、最近では、これまでの独自の高機能を搭載した日本製のスマホも、「ガラパゴススマートフォン(ガラスマ)」、世界中で販売されているものを「グローバルスマートフォン(グロスマ)」とも呼ぶそうです。

日本は独自に進化させることが得意なので、「made in japan」のIT製品の多くに「ガラパゴス化」の「ガラ」の冠がつくかも知れませんね。