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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

光化学スモッグとPM2.5

2015-05-28 | 情報

昨日、大阪府内全域に光化学スモッグ情報3号が発令されました。
PM2.5は毎年、中国からやって来ますが、光化学スモッグという言葉は久しぶりに聞いたように思います。
そこで今日は光化学スモッグとPM2.5について調べました。

「光化学スモッグ」
光化学スモッグって、一体何なのでしょうね。
光化学スモッグとは、工場から排出される煙や自動車の排気ガスなどに含まれる窒素酸化物や炭化水素が大気中で太陽光線中の紫外線によって光化学反応を起こし、光化学オキシダントと呼ばれる有害な物質が生成されるのですが、この物質によるスモッグを光化学スモッグといいます。
目がチカチカしたり、のどが痛くなったり、植物に悪い影響が出たりすることがあります。

「どんなときに発生するのか」
光化学スモッグは、日差しが強い日、気温が高い日、風の弱い日に発生しやすくなるそうです。
そう言えば、昨日の大阪は日差しが強く、最高気温も31度を超えて真夏日となり、風も殆ど吹かない一日でした。
なお、遠くの山や建物がいつもより見えにくいなど、もやのかかったような視界の悪い日には、十分注意が必要とのことです。

「光化学スモッグ予報・注意報が発令されたら」
光化学スモッグ予報・注意報などが発令されたときには、
 ・屋外での激しい運動は避けましょう!
 ・乳幼児、高齢者、体の弱い方は影響を受けやすいので注意してください。
 ・できるだけ自動車の使用は控えるようにしましょう。
 ・目がチカチカしたり、のどが痛くなったときには、水道水で目をよく洗ったり、うがいをしたりしてしばらく安静にしていましょう。

「PM2.5とは」
次にPM2.5について調べました。
PM2.5(微小粒子状物質)とは、粒径2.5μm(マイクロメートル:2.5mmの千分の1)以下の粒子状物質です。(マイクロ(μ)は100万分の1の単位です。)
2.5マイクロメートル(μm)は髪の毛の太さの1/30程度、花粉より小さい大きさとなります。
またPM2.5は、単一の化学物質ではなく、炭素、硝酸塩、硫酸塩、金属を主な成分とする様々な物質の混合物となっています。

主な発生源

(1)物の燃焼などによって直接発生
・ボイラーや焼却炉などばい煙を発生する施設
・鉱物の堆積場など粉じん(細かいちり)を発生する施設
・自動車、船舶、航空機
・土壌、海洋、火山の噴煙など自然由来のもの
・喫煙や調理、ストーブの使用など家庭から、
・特に中国からの深刻な大気汚染の影響を受けていること
など

(2)様々な物質の大気中での化学反応によって生成
・火力発電所、工場や事業所、自動車、船舶、航空機などから燃料の燃焼によって排出される硫黄酸化物、窒素酸化物
・溶剤や塗料の使用時や石油取扱施設からの蒸発、森林などから排出される揮発性有機化合物 など
⇒これらのガス状物質が大気中で光やオゾンと反応し、PM2.5が生成されます。

「健康への影響」
PM2.5は粒子の大きさが非常に小さいため、肺の奥深くにまで入り込みやすく、ぜんそくや気管支炎などの呼吸器系疾患や循環器系疾患などのリスクを上昇させると考えられます。
特に呼吸器系や循環器系の病気をもつ人、お年寄りや子どもなどは影響を受けやすいと考えられるので、注意が必要です。

「対策」
屋外に居る時
 ・PM2.5を大量に吸い込まないよう、長時間の激しい運動を減らす
 ・マスクを着用する
屋内に居る時
 ・不必要な外出はできるだけ控える
 ・換気や窓の開閉を必要最小限にする

「お住まいの地域のPM2.5濃度」
お住まいの地域のPM2.5濃度を知りたい時は以下のサイトをご覧ください
      大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」

光化学スモッグもPM2.5も健康に被害を及ぼします。
注意報が発令されたら十分注意してください。