らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

タラヨウ

2015-05-12 | 情報

「タラヨウ」をご存知でしょうか?
漢字では「多羅葉」と書き、ハガキ(葉書)の語源になったとも言われています。
今日は「タラヨウ」について調べました。

「タラヨウ」はモチノキ科モチノキ属の常緑高木で葉っぱに文字が書けることから「葉書の木」、「郵便局の木」と知られており、日本郵政公社では「郵便局の木」に指定し、東京中央郵便局を始め各地の郵便局の前などに植樹されているそうです。
この「タラヨウ」の葉に宛名と便りを書いて切手を貼り、ポストに入れると郵便として扱ってもらえるそうです。

・これこそ本当の葉書です。郵便として配達してくれるそうです。(ネットより)


「はがき」の由来
はがきの由来は紙片などに書いた覚書き「はしがき」からきたという説が有力なようです。
つまり「端・書き」から派生した言葉で「端書」とか「羽書」とも書いたと言われています。
江戸時代には、借金の催促や徴税令といった金銭関係の通知文書や伊勢の国の紙幣などが「端書」と呼ばれていましたが、明治以降に郵便制度が導入されてからは今のように郵便はがきを指すようになったようです。
「端書」から「葉書」が用いられるようになったは明治以降のようですが、なぜ「端」から「葉」に変わったのか、その有力な説の一つが「タラヨウ(多羅葉)」の「葉」からとされています。

・葉書です(ネットより)


葉に傷つけて字が書けるのは、細胞内の酸化酵素が水溶性のタンニンを酸化させ、不溶性タンニンが生じて黒褐色になるためです。
葉が大きいため『葉書の木』とされたと言うことです。

「タラヨウ」の葉書、一度出してみたいですね。

・これも葉書です。(ネットより)


「タラヨウ」は、本州静岡以西~九州、中国、四国に分布しているようです。
雌雄異株で、花期は4~5月頃、4mmほどの小さな淡黄緑色の花が群れて咲き、秋には8mmほどの小さな球形の赤い実が生ります。
葉は肉厚で、20センチほどもある長楕円形をしており、その縁は鋸のように細かいきざぎざとなっています。
日本では葉の裏面に経文を書いたり、葉をあぶって占いに使用したりしたため、その多くは寺社に植樹されているそうです。
戦国時代には、この葉の裏に文字を書いて情報のやりとりをしたという話もあり、これがはがき「葉書」の語源になったとも言われています。

・タラヨウの木です(ネットより)