らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

ニゲラ

2015-05-27 | 

実家からもらってきた珍しい花「ニゲラ」が咲きました。
初めて見る花なのでご紹介します。

ニゲラはキンポウゲ科、クロタネソウ属の一年草で、和名はクロタネソウといいます。
「ニゲラ(Nigella)」はラテン語の『Niger「ニガー(黒い)」』という意で、種が黒いことに因み、和名の「クロタネソウ(黒種草)」もこれに因んでいます。
草丈は60cm前後、葉は細かく裂けて細い糸状になります。
茎は細かく枝分かれして、その先端に一輪の花を咲かせます。



ニゲラはヨーロッパ南部の地中海沿岸が原産で、日本に渡来したのは江戸時代末期だそうです。

・これは蕾です。


ニゲラの青や白の花びらに見えるのは萼で、中央の地味なのが花だそうです。
細く切れたレースのような特殊な葉(苞)が特徴で、茎の先端に花径3~5㎝の青色や、紫、淡赤、白、ピンクなどの八重の花(萼)を付けます。

・これがニゲラの花です。


花後には膨らんだ果実ができます。
熟すと裂けて中から黒いタネが出てきます。タネにはアルカロイドや揮発性の油が含まれており、薬として利用されるそうです。
 
・花後の果実です。


葉は細かく裂けて糸状となり、互生します。