らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

皇后陛下 喜寿の誕生日

2011-10-20 | 時事

皇后さまは10月20日の今日、77歳、喜寿の誕生日を迎えられました。

戦前は皇后誕生日を「地久節」と呼び、皇后陛下の誕生日をお祝いしていました。天皇誕生日(天長節)と異なり、国の祝祭日として勅令で定められることはありませんでしたが、一部の女子校などでは、休日にして祝われていたようです。
「地久節」は、昭和23年(1948年)7月に「皇后誕生日」に改称されています。

皇后誕生日について調べたところ、皇后・美智子陛下は昭和9年(1934年)10月20日、日清製粉勤務の正田英三郎・冨美(富美子と改名)夫妻の長女としてご誕生されました。
昭和32年(1957年)に、聖心女子大学文学部外国語外国文学科(英文学)を首席で卒業され、同年8月、軽井沢テニスコートで開催されたトーナメント大会で当時皇太子だった明仁親王と出会いました。
この出会いは「テニスコートの出会い」としてよく知られているところで、その後もテニスを通して交際を深めたと伝わっています。

当時、皇太子妃には旧皇族・華族から選ばれるのが当然と考えられており、誰も彼女をお妃候補とは思わなかったようです。
このため、資産家の令嬢とはいえ、旧華族出身でないことから、香淳皇后、高松宮妃、秩父宮妃の方々から猛烈な反発を受けたそうです。

昭和33年(1958年)11月27日、結婚が皇室会議に於いて満場一致で可決されると、清楚で知的な美智子様の姿は絶大な人気を集め、当時「ミッチー・ブーム」が起こりました。
そして、昭和34年(1959年)4月10日、皇太子明仁親王と結婚され、明治以降初めての民間出身の皇太子妃となりました。
昭和64年(1989年)1月7日、昭和天皇のご崩御に伴って明仁親王が即位され、美智子妃殿下は「皇后陛下」になられました。



皇后陛下は国民に開かれた皇室の想起者といわれていますが、伝統を守ることを非常に大切にされています。
また、訪問相手や周囲で仕える者に対する気遣いを常に怠らないと言われ、慈悲深い姿は、多くの人々に感銘を与えておられます。
昨日も宮内記者会の質問に対し、東日本大震災と原発事故の被害について、犠牲者の遺族、被災者への思い、復旧・復興に携わる人々への感謝を1700字近い長さで綴られたそうです。

皇后陛下は7月と9月に頸椎症(けいついしょう)による痛みを発症されているそうですが、御無理をなさらず、いつまでもお健やかにいらっしていただきたいと思います。