らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

十三夜

2011-10-10 | 雑学

昨夜は、中秋の名月と並んで美しい月と言われている「十三夜」でした。
例年、この時期は秋雨前線が南下して天気が安定していることから、『十三夜に曇りなし』と言われていますが、昨夜は正にこの謂れ通り、雲一つない夜空に煌々と輝く見事な十三夜の月が顔を見せてくれました。
38万㎞の彼方から明るく照らしてくれる十三夜の月は、日本の震災復興を優しく見守ってくれているかのように穏やかな顔で微笑んでいました。

・ベランダから撮影した十三夜の月です。


秋の観月の行事は、旧暦の8月15日(今年は9月12日)の「十五夜」と旧暦9月13日(今年は昨日)の「十三夜」があります。
「十五夜」に月を愛でる習慣は中国から伝わったもので、サトイモなどを供えることが多いことから「芋名月」と呼ばれています。
一方の「十三夜」の観月は日本独特の風習であり、平安時代に貴族たちが集まって月を眺めて詩歌を詠んだのが始まりといわれており、栗や豆を供えることが多いことから「栗名月」或いは「豆名月」と呼ばれています。

この観月の行事のどちらか一方の月見だけをすることは「片見月」といわれ、昔から縁起が悪いと嫌われているようです。
1カ月前に「十五夜」を愛でた方は昨夜の「十三夜」の月も愛でたでしょうか?
お忘れになった方は上の画像でどうぞ。