今日、10月17日は「貯蓄の日」です。そこで、「貯蓄の日」について調べました。
「貯蓄の日」
貯蓄の日は、1952年(昭和27年)日本銀行が10月17日を勤労の収穫物であるお金を無駄遣いせずに大切にしようという意味を込めて制定した記念日です。
その由来は、10月17日に伊勢神宮で行われる神嘗祭(かんなめさい)の行事からと言われています。
現在、多くの国民は労働の対価として金銭をもらうようになっていますので給料がいわば収穫物です。
収穫したお金は大切に使おうという趣旨で、1952年(昭和27年)に日本銀行貯蓄増強中央委員会(現・金融広報中央委員会)が神嘗祭の中で内宮の奉幣儀(ほうへいのぎ)が行われる17日を「貯蓄の日」と定めたものです。
「神嘗祭(かんなめさい)」
伊勢神宮では10月15日から25日までは神嘗祭(かんなめさい)が行われています。
これは、その年に採れた新米を最初に神様に捧げて感謝する行事です。
外宮では10月15日宵と16日暁に、内宮では10月16日宵と17日暁に、新穀を由貴大御饌(ゆきおおみけ)としてお供えされますが、関連行事は25日まで続きます。
またこれに合わせて、宮中では神宮御遙拝の儀などが執り行われます。
神宮の行事の中でも最も重要な行事で「神宮の正月」とも言われているそうです。
(参考)
なお「貯蓄の日」に当たり、参考までに1世帯当たりの平均貯蓄額を調べました。
総務省統計局が発表した平成21年(2009年)の全国消費実態調査によれば、二人以上の世帯の1世帯当たりの全国平均貯蓄額は1520.8万円となっています。
更に、1世帯当たりの平均貯蓄額を都道府県別にみると、上位、下位の各5県は次のようになっています。
(上位5県)
1位.香川県 1972.5万円
2位.奈良県 1899.1万円
3位.神奈川県 1866.0万円
4位.愛知県 1820.4万円
5位.徳島県 1750.2万円
(下位5県)
47位.沖縄県 587.6万円
46位.青森県 974.2万円
45位.鹿児島県 994.5万円
44位.熊本県 1052.3万円
43位.宮崎県 1069.3万円