らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

防災の日と二百十日

2009-09-01 | 雑学

9月1日は「防災の日」です。
そこで、今日は「防災の日」と「二百十日」について調べました。

「防災の日」
「防災の日」とは,大正12年(1923年)9月1日に発生した「関東大震災」に因んで制定された記念日であり、また、この日は二百十日になることが多く、台風シーズンを迎える時期でもあることから、災害への備えを怠らないようにとの戒めを込めて昭和35年(1960年)に制定されました。

「二百十日」
二百十日は暦上の雑節の一つであり、立春から数えて210日目に当たります。この日は、「二百二十日」と共に台風が来襲する厄日とされ、農家ではイネが開花する時期のため、台風が襲来すると稲作に大きな損害を被ることから警戒する目安の日となっています。
しかし、統計的には台風来襲の特異日は9月16日と9月26日であって、この日には過去大きな被害が発生しています。

「9月16日に来襲した台風」
・昭和23年のアイオン台風
 関東地方に上陸しました。
 死者512名、行方不明者326名、負傷者1,956名、全半壊家屋18,017戸

・昭和36年の第二室戸台風
 室戸岬に上陸、大阪湾に大きな被害が発生しました。
 死者194名、行方不明者8名、負傷者4,972名、全壊家屋15,238戸、半壊家屋46,663戸

「9月26日に来襲した台風」 
・昭和29年の洞爺丸台風
 九州・中国地方に上陸通過し、日本海を発達しながら北上、函館港沖で青函連絡船洞爺丸が座礁転覆しました。
 死者・行方不明者1,761名、全半壊家屋207,542戸  
             
・昭和33年の狩野川台風
 神奈川県に上陸、伊豆半島と関東地方に大きな被害が発生しました。
 死者・行方不明者1,269名、全半壊家屋16,743戸   
            
・昭和34年の伊勢湾台風
 潮岬に上陸し、紀伊半島から東海地方に大きな被害が発生しました。
 死者4,697名、行方不明者401名、負傷者38,921名、全壊家屋36,135戸、半壊家屋113,052戸

「関東大震災」
1923年(大正12年)9月1日、午前11時58分、神奈川県相模湾北西沖80㎞を震源として発生したマグネチュード7.9、海溝型の大地震による災害です。
千葉県から静岡県東部までの広い範囲に甚大な被害をもたらし、日本災害史上最大の被害を与えました。

 「被害状況」
  ・死者・行方不明者者 14万2800人
  ・負傷者    10万3733人
  ・避難人数  190万人以上
  ・家屋全壊  12万8266戸
  ・家屋半壊  12万6233戸
  ・焼失家屋  44万7128戸(全半壊後の焼失を含む)

当時、東京にあった新聞社は地震の被害で9月5日まで発刊ができず、加えて、通信・交通手段も途絶えていたため、正確な情報が伝わらず、「在日韓国人・朝鮮人が暴徒化した」とか「井戸の中に毒を入れ、また放火して回っている」などのデマや噂が飛び交ったそうです。
このため朝鮮人の取り締まりや虐殺が起こり、各地で死者や負傷者が多数発生したそうです。

防災の日の今日は、政府においては首都直下型地震を想定し、首相官邸をメーン会場に総合防災訓練を実施するそうです。
またこの日は、31都道府県で約79万5千人が参加して東海地震の想定訓練も行われる予定です。

  皆様方には地震への備えはできていますか?

  今日の「防災の日」に再度確認してみませんか?