らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「タマスダレ(玉簾)」の花と「南京玉すだれ」

2009-09-28 | 
今日は畑に植えている「タマスダレ(玉簾)」の花と大道芸「南京玉すだれ」をご紹介します。

「タマスダレ(玉簾)」はヒガンバナ科、ゼフィランス属の常緑球根植物で、別名を「レイン・リリー」といいます。
原産地はペルーで日本には明治初期に渡来したといわれています。
草丈は30㎝ほどで、肉厚で細長い葉を土中から多数出し、花茎は葉株の中から次々に伸びて、先端に花径4~5㎝で純白の6弁の花を咲かせます。

・畑に咲いている「タマスダレ(玉簾)」です。毎年たくさんの花を咲かせますが、今年はなぜか一輪だけしか咲きませんでした。


名前の由来は、白い花をタマ(玉)に、細長い葉をスダレ(簾)に見立ててつけられたといわれ、別名の「レイン・リリー」も雨の後から一斉に咲き始めることから付けられたそうです。

・カラカラに乾いた土から顔を出した一輪の「タマスダレ(玉簾)」です。


・これは畑の同じ場所に咲いた昨年の「タマスダレ」です。


花言葉 「汚れなき愛」「期待」


大道芸「南京玉すだれ」について
「南京玉すだれ」は日本の大道芸の一つです。
一人の演者が長さ20~30cmの竹製の小型の簾を持ち、唄にあわせて踊りながら簾を変化させて、釣竿、橋、しだれ柳、旗などに見立てる芸で、歴史ある伝統芸能ともいえるもののようです。

・大道芸「南京玉すだれ」です。 (日本南京玉すだれ協会HPより)

     

この大道芸は、その名前から中国の南京が発祥と勘違いされますが、江戸時代に富山県で発祥した、れっきとした日本の芸能です。
本来は「南京無双玉すだれ」と称され、「南京にも無い玉すだれ」という意味でつけられたといわれています。
南京の名称は、当時、大都市であった中国・南京の名前をつけることで、すだれの希少性を強調し、芸の価値を高める意図があったと考えられています。

この大道芸は、発祥地である富山県平村上梨の民謡「こきりこ節」に用いられる、”ささら”が原型といわれています。

・これが”こきりこ”(中央の手に持っているものが”ささら”)です。  (日本南京玉すだれ協会HPより)


(参考)
”ささら”とは、竹や細かい木などを束ねて作製された日本の民族楽器の一つで、田楽、説経、歌祭文や田植え囃子などに使われたようです。