らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

大菊の「福助作り」(その3)増し土から開花まで

2009-09-06 | 
今日は「大菊の福助作りに挑戦」シリーズの3回目をご紹介します。
このシリーズは、NPO法人グリーンパーク熊取の菊グループ部会が主催しているもので、昨日講習がありました。
初回は7月20日(講習は18日)に「菊苗の挿し木」を、2回目は8月10日(講習は8月8日)に「鉢上げ」を受講し、昨日はこのシリーズの最終回として「増し土から開花」までの手順とその管理につい受講しました。

・これが前回行った鉢上げです。


昨日は、前回の鉢上げから3週間が経過し、菊の根が鉢の中に十分に回っているので追肥と増し土を行い、更に、福助の作りの草丈の高さ制限である40cm以下に押さえるべくビーナインの散布を行いました。

「鉢上げ後の管理」
①~⑤までの手順は」前回に書いていますので省略します
⑥「追肥」  9月上旬に追肥としてスプーン2杯の乾燥肥料または固形の油粕を三ヶ所に分けて埋める。この肥料が止め肥で、最後の肥料になります。
⑦ 「増し土」 鉢の中に根が充満してくるので、鉢の表面に2センチほどの厚さに増し土(用土を追加する)を行います。

・手順⑥、⑦に従って増し土と追肥を行ったところです。


⑧「ビーナイン処理」 前回の処理効果は3週間ほどで効果切れとなるので、9月上旬に3回目の処理を行います。
 この時、成長が不十分な場合は茎の伸長を確認しながら時期をずらします。

・追肥を3箇所に分けて施し、土に混ぜ込むところです。
 なお、この鉢の成長は遅れているようなので3回目のビーナイン処理は4~5日遅らせる予定です。


⑨「蕾発生時の施肥」 9月下旬になると蕾ができるので花肥としてハイポネックス1000倍液を2~3回施す。
⑩「わき芽摘み」 先端部に近いわき芽は2~3芽残し、それ以外のわき芽を摘み取ります。
⑪「鉢回し」 蕾が出たら3~4日毎に鉢を回して満遍なく日光を当てる。
⑫「薬剤散布」 蕾の出る前後に薬剤散布を徹底して行い、病害虫を退治しておきます。
 殺虫剤・・デス、マラソン、スミチオンなど
 殺菌剤・・ベンレート、マンネブダイセン、ダコニールなど

・増し土と追肥を行い、支柱を立て、水苔を敷いて乾燥防止をします。この後、蕾が出る頃に⑫の「薬剤散布」を行って病害虫予防を根こそぎ退治します。


⑬「潅水」 開花前には朝夕2回水遣りを行います。これが大きな花を咲かせるポイントだそうです。
⑭「輪台」 厚物は2~3分咲きのころ12cm前後のものを、管物は5~7分咲きのころ15㎝くらいの輪台を花首から3㎝ほど下げて取り付けます。

・水苔を敷いて完成した鉢です。


⑮「花後の手入れ」 花が咲き終わったら、10㎝くらいを残して上部の枝を切り取り、
越冬させて冬至芽を育て、3月中旬に摘心を行ってさし芽の準備を行います。

なお、10月31日に各自2鉢ずつ持参し、開花した作品の成果を講評してもらいます。