カボチャはウリ科カボチャ属に属し、カロlチンやビタミン類を多く含む緑黄色野菜です。
原産地は南北アメリカ大陸で、日本には17世紀にカンボジアから渡来したといわれています。
また、その栽培は古く、メキシコの洞窟では紀元前7000年~5500年の地層から種が発見されているそうです。
カボチャという名称は、ポルトガル語で「カンボジアのウリ」という意味の「Cambodia abobora(カンボジャ・アボボラ)」の後半が略されたものといわれていますが、日本ではカンボジアから伝わったことからカボチャという名前がついたと言われています。
ところで、皆さんは「ひょうたんカボチャ」をご存知でしょうか?
ひょうたんのような形をした細長いカボチャで、南九州ではよく栽培されているようです。
今日は、関西では比較的珍しいこの「ひょうたんカボチャ」をご紹介します。
・これが「ひょうたんカボチャ」です。
収穫直前になると黄色に色づきます。右はと雄花で、花の下にはひょうたんの形をした幼果がありません。
さて、私がカボチャの一種の「ひょうたんカボチャ」を栽培するようになったのは、数年前、鹿児島出身の農園仲間から頂いた事がキッカケです。
この「ひょうたんカボチャ」の茎は、地に這わすと各節から根を出して伸長するのでいつまでも茎に勢いがあり、その結果、晩秋まで実をつけるので非常に重宝します。
・これは「ひょうたんカボチャの」雌花です。
雄花と違い、花の下にひょうたんの形をした幼果がついています。雄花の花粉を受粉すればその後、この幼果が肥大して「ひょうたんカボチャ」に成長します。
・黄色に色づいて収穫可能となった「ひょうたんカボチャ」です。
・これは収穫した「ひょうたんカボチャ」です。
種は左側の丸く膨らんだところにあります。右側の細い部分は果肉だけで種はありません。このため丸く切って調理することができます。
・「カボチャの栄養と健康効果」
カボチャはカロチンを始めビタミンB,C,Eや食物繊維、カリウムなどの栄養分を豊富に含んだ緑黄色野菜です。
特にカロチンは喉や口などの消化器官の粘膜を丈夫にして風邪に対する抵抗力をつける効果があるそうです。
また抗酸化作用があって活性酸素を除去し、がん細胞の発生を防ぎ、免疫機能を高めると言われています。